ペンでタッチすると音が出る絵本、見たことありますか?
〈こどもちゃれんじ〉の2・3歳向け講座でお届けしている「はてなんだくん」がまさにそれ。
一見、ふつうの絵本なのに、絵をペンでタッチすると音が出る。それはまだわかる。
が、同じ絵をもう一回タッチしたら違うことを言う!
なにこれ?どうなってるの・・・?と思って、担当者に聞いてきました!
音を出すのはこの子、はてなんだくん。
小さい体に、日本語や英語の言葉や音楽など約2000種類の音声を内蔵!
後頭部にはスキャナー(赤外線センサー)がついています。
では絵本のほうはどうなっているかというと、
さらに拡大すると
うっすらと点が並んでいるのが見えますでしょうか?
実は、ページの表面には、限りなく透明に近いグレーの印刷がかけられています。
印刷されているのは、ドットコードというものです。
それって、
基本的な仕組みは、いつも見ている二次元バーコードと同じ。
つまり、絵本の表面には、約2㎜四方の微細なコードが無数に並んでいるのです!
はてなんだくんは、ごく薄い色で印刷されたコードを赤外線で読み取って音を出しています。なるほど~!
そこらの音声タッチペンとは違う!状況に応じてリアクションが変わる機能を開発
ものや動物のイラストをタッチすると、その名前や特徴を教えてくれる。
そういう音声タッチペンは市販品でもよく見かけますよね。
でも、はてなんだくんは、それだけじゃないんです。例えば、これ
動物のえさやりのお手伝いでは
パンダをタッチ→笹が入ったバケツをタッチ
=「パンダに笹をあげた」となります。
つまり、まずAをタッチしてその次にBをタッチしたらこうなる、というふうに、
タッチ履歴に応じた反応を返すプログラムが仕込まれているんです!
その他にも「羊をブラッシングしてあげる」「はなちゃんにばんそうこうを貼ってあげる」
など、ストーリー性のあるごっこ遊びができるようになっています。
さっきと同じ場所をタッチしたのに違うことを言ったりするのは、
プログラムによるものなんですね。
それだけじゃない!「アシスト」機能がすごい件
「煙突が1つある青い船を探す」という知育課題で、
お子さんが間違えて、「煙突が2つある青い船」をタッチしてしまったとします。
すると、はてなんだくんは
「この船には、煙突が2つあるよ。」と、着目すべきポイントを案内します。
はてなんだくんは、間違えたときに適切なアシストをしてくれる、
良き指導者でもあるのです。ナイスアシスト!
開発担当者から、ほかにも興味深い開発秘話をいろいろ教えてもらったので、
またご紹介しますね!お楽しみに~(´∀`*)/
こどもちゃれんじ編集部 川端