公益財団法人ベネッセこども基金

プログラム活用事例

ネット 気になるSNSトラブルなどを取り上げて指導

宮崎県立延岡しろやま支援学校

子どもの安心・安全を守る活動

『身近な事例が多く、生徒たちも考えやすかったようです。』

報告者
中学部2年生担任 黒木先生
実施日時
2021年12月20日(月)、2022年3月23日(水)
参加者
知的障がい教育部門中学部2年生 12名

<目的>

長期休暇に入る前にはいつも安全教育(不審者対応、SNSモラルなど)を行っています。家族や自分のスマートフォンでLINEやゲーム、動画視聴を日常的に行っている生徒も多く、普段の会話を聞いていても気になる点がありました。巻き込まれやすいトラブルについて指導してほしいという保護者からの声もあったため、本教材を活用し指導を実施しました。

<内容>

生活単元学習の時間を使い、学習情報担当の教員が45分間の授業を行いました。

初めに授業の全体像を説明

動画の内容に沿って授業を進めましたが、SNSに投稿してよい写真、してはいけない写真については、他の社会福祉協議会の教材を活用し、いろいろな事例の写真を具体的に見ながら分けていくという指導を行いました。

動画で紹介されていた、ゲームのやり過ぎで生活に支障をきたす事例は身近なこととして感じられたようです。
文字だけでのやり取りによる勘違いも生徒たちにとってよくあるケースなので、送信する前に読み直すことや絵文字を活用することについても触れながら学習しました。

身近な問題としてしっかり考えることができました

<感想>

生徒

  • どういう写真は送ったらいけないのかがわかりました。問題にならないように気を付けたいです。
  • 相手にとってうれしい言葉や、いやな言葉について考えました。人によって受け取り方が違うことがわかりました。
  • 遅くまで動画を見ないように、時間を決めて楽しみたいです。

教員

  • 授業の見通しをもちやすい構成になっており、特に動画は、生徒の身近な問題として実生活に結び付けて考えやすい教材でした。親しみやすいイラストで、生徒が陥りやすいトラブルについてわかりやすくまとめられてありました。必要な部分だけワークシートを使えるのもよいと思います。SNSの利用状況についても知ることができました。

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