公益財団法人ベネッセこども基金

プログラム活用事例

ネット 低・中・高学年にそれぞれ重点テーマを設定し、各クラス15分ほどで指導

滋賀県 大津市立雄琴小学校

子どもの安心・安全を守る活動

『トラブルになったときどうすればよいかまで書いてあるので、子どもたちが真剣に考えてくれました。』

報告者
教務主任 鈴木先生
実施日時
2021年12月1日(水)~16日(木)
参加者
全校児童348名

<目的>

今年度より4年生以上の児童へ1人1台のタブレットが配布されました。学習での活用を促進していく一方で、間違った使い方をする児童もおり、指導をしてきました。また、家庭でのSNSやオンラインゲーム上でのトラブルも身近なものとなってきており、情報スキルだけでなく情報モラルについても同じように育んでいく必要があると考え、教材を申し込みました。

<内容>

各学年の発達段階や実態に合わせて3つのテーマを設定しました。

低学年...「やってはダメ!スマホのルール」
中学年...「やっていないかな?人がいやがること」
高学年...「ネットで知り合った人に、写真を送ってと言われたら?」

各クラス15分程度でパワーポイントの資料を投影し、子ども同士の話し合いを交えながら指導しました。

スライドを映し、トラブル事例について考える

その後、2学期末の個別懇談の際の資料の一つとして、保護者に「初めてのスマホ安心ガイドブック」を渡し、家庭でも情報モラルについて考え話し合ってもらうきっかけにしてもらいました。

グループで話し、意見を出し合う
まとめを記入

<感想>

児童

  • 書店で本や雑誌の写真を撮ってはいけないと思いました。絶対に勝手にしないようにします。(2年生)
  • 勝手にSNSに載せるのはよくないと思いました。撮られた人はどう思うのだろうかと考えると、自分がやられたらいやだなと思いました。(4年生)
  • 実際に会ったことのない人に写真を送らない方がいいとわかりました。知らない人とはメッセージのやり取りはしないように気を付けます。(6年生)

教員

  • パワーポイントの資料があったので、子どもたちの食いつきもよく、スムーズに学習に入ることができました。また、もしも間違った使い方をしてしまった場合についてもわかりやすく説明されていたので、より子どもたちが真剣に考えるきっかけになったと思います。

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