公益財団法人ベネッセこども基金

プログラム活用事例

ネット 「課金」の問題点を話し合い、ネットでのトラブル防止を意識づけ

栃木県真岡市立大内東小学校

子どもの安心・安全を守る活動

『どうすればトラブルが起きないか、自分事として考えることができました。』

報告者
4年生担任 黒子先生
実施日時
2021年7月16日(金)
参加者
4年生児童18名(全校生徒74名には冊子を配付)

<目的>

夏休みを前に、ネットでのトラブルが起きないように啓発するため以前いただいていたチラシを見て教材を申し込みました。4年生の児童に対し、情報モラルの授業で「課金」についての学習をICT支援員と担任で実施。授業の最後のまとめとして冊子を使用しました。
また、全校児童74名には冊子を配付しました。休日に保護者と一緒に読んで確認をするよう、各学年で声掛けをしました。

<内容>

授業の導入段階で携帯電話の使用について状況を確認してから、「課金」についての動画を視聴。そこから問題点を話し合ったり、どうすれば問題が起きなかったかを自分のこととして考えさせたりしました。その活動を通して、問題を起こさないためには、ルールを決めたり、大人の人と一緒に使ったりすることが大切という意識が子どもたちの中で強くなっていきました。

携帯の使い方について考える

授業のまとめとして冊子を使用したところ、課金以外にもいろいろなネットのトラブルがあることに子どもたちは気づき、自分事として冊子を読むことができました。

ネットのトラブルについて冊子で確認

<感想>

児童

  • 今まではあまり気にしないでおうちの人のスマホを使っていたけれど、いろいろなトラブルがあることを知ったので、家の人とルールを決めて使いたいと思いました。
  • 課金をしてしまうと大変なことになってしまうとわかりました。まずは、我慢して課金をしないことがいいと思うけれど、どうしてもしたくなったら自分で勝手に判断するのではなく、おうちの人に確認をとってからするようにしたいと思いました。
  • 今はまだ自分専用のスマホを持っていませんが、きちんとルールを決めてから使うことが大切だとわかりました。

教員

  • スマホは子どもたちにとって身近なものになりました。子どもたちは簡単に操作を覚え、使いこなすことができます。しかし、安全な使い方を知らないまま使用している子が多いのが現状です。使用する際のトラブルを知っておくことで、トラブルに巻き込まれずに安全に使用する方法を子どもたち自身が知ることができます。

    また、保護者にも啓発することで、各家庭でルールをしっかり決めてもらうことができます。夏休み前に冊子を配付することで、少しでも啓発ができ、子どもたちがトラブルに巻き込まれることなく生活できればよいと思います。

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