公益財団法人ベネッセこども基金

プログラム活用事例

ネット 学校・保護者・地域一体の集会テーマとしてネット安全について考えました

千葉県白井市立池の上小学校

子どもの安心・安全を守る活動

『子どもにスマホを持たせっぱなしにしていたことが怖くなりました。親がきちんと管理しなければと思いました。』

報告者
渡貫教頭先生
実施日時
2021年7月8日(木)
参加者
保護者11名(会場にて参加)、全校保護者(冊子を配付)

<目的>

情報化社会を生きる児童に対し、基礎知識の獲得や情報リテラシーの向上、意識の向上を図るため指導を実施しました。

<内容>

保護者による授業参観と同じ日に、毎年行っている「1000か所ミニ集会」を実施しました。「1000か所ミニ集会」は、学校・保護者・地域が一つのテーマについて意見交換するもので、毎年開催しています。本年度のテーマは「安全なインターネットの使い方」。印西警察署生活安全課の警察官のかたを講師として招き、「青少年を取り巻くネットトラブルの現状と対策」について、資料をもとにお話ししていただきました。会場での参加を希望した保護者11名には当日、冊子「初めてのスマホ安心ガイドブック」を配布しました。講師の警察官のかたからも、冊子のわかりやすさや児童といっしょに読めることなどについて触れていただきました。
今年は新型コロナウィルス感染拡大防止のため授業参観は2分割での実施、「1000か所ミニ集会」も地域の方の参加をなくし、保護者の参加も例年に比べ少数となりました。そこで同冊子を参加者だけでなく全家庭に配布して内容を補うこととしました。折りしも今年度は1人1台タブレットの配付が進み、ちょうど夏休みを利用しての持ち帰りに伴う注意喚起とタイミングが一致することから、冊子を配布する際、各担任から児童に対し内容や注意点について簡単に説明を加えました。

「1000か所ミニ集会」のようす

<感想>

教員

  • ネットのトラブルは中学生や高校生の問題というイメージがありましたが、小学生にもSNSがどんどん広がっているので、冊子で紹介されているようなトラブル事例も現実的な問題として考えなければいけないのだと思いました。

保護者

  • SNS等の危険性はなんとなく感じていましたが、子どもにどう言い聞かせたらよいかなかなかわからないという面もありました。冊子を一緒に見ながらなら伝えやすいと思いました。
  • 子どもにスマホを持たせていますが、どう使っているかを把握できていなかったので怖いと思いました。子どもに持たせっぱなしにするのではなく、親がきちんと管理した上で使わせることが大切だと思いました。

SNSでこの記事をシェアする

一覧に戻る