公益財団法人ベネッセこども基金

プログラム活用事例

ネット ビデオ放送を使って全校生徒に指導

岐阜県 土岐市立駄知小学校

子どもの安心・安全を守る活動

『スライド資料を投影してビデオ放送を実施。放送後、冊子を配りました。』

報告者
ICT担当 中島先生、生徒指導主事 鵜飼先生
実施日時
2021年7月15日(木)
参加者
1~6年生児童 約300名

<目的>

情報モラルを意識してICT機器を利用することが自他の生活を守ることにつながることを理解し、実際にICT機器を利用する際に、自他の立場に立った利用の仕方ができることをねらいとしました。夏休みを前に、児童がタブレットを家庭に持ち帰る際の指導の機会としました。

<内容>

初めてのスマホ 安心ガイドブック」を利用して資料を作成し、校内ビデオ放送を通して指導を行いました。

放送室からビデオ放送を実施

冊子の挿絵をビデオに映しながら、下記の内容を説明しました。
・書店で買う前の本を無断で撮影することは、「デジタル万引き」であり、してはいけないこと

・「なんで来るの?」のような、話し言葉でメールを送ると、自分の意図とは異なる受け取られ方をする可能性があること。ていねいな言葉でメールを送るようにするか、送信前に親などほかの人に見てもらってから送るようにすると、そのようなトラブルを避けるきっかけになること。

・スマホ、タブレット、ゲーム機などの使用について家庭での約束をすること。時間や場所、内容、金銭の使用について家族と相談して約束を決めることは、大きなトラブルを避け、安心、安全にICT機器を活用することにつながること。

また、5・6年生の児童は夏休み中タブレット端末を各家庭に持ち帰るため、児童と保護者とで相談して家庭での利用の約束を作成し、学校に提出するように依頼しました。

ビデオ放送の終了後、各学級で冊子を配布し、必要に応じて冊子の内容を児童にくわしく説明しました。

教室でビデオ放送を聞く児童
教材のスライド資料を投影

<感想>

児童

  • スマホのことをあまり知らずに、適当に画面にタッチしてまちがえてお金を使ってしまったところがとてもこわかったです。ぼくは夏休み明けにスマホを買ってもらう予定なので、適当にやらずに、親に許可を得てサイトなどを利用しようと思いました。
  • 外にいるときに友達からメッセージが来ても、すぐにスマホを見るのではなく、周りを確認してからメッセージを返すようにしようと思いました。また、家の外の風景や家の中で撮った写真をネットにあげると個人情報がばれることがあると改めてわかったし、ずっとスマホでゲームしていると朝起きられなくなるので気をつけようと思いました。
  • 将来スマホを使うときに、マナーをしっかり守って使うことが大切だとわかりました。すべてマンガで説明が書いてあり、ポイントもくわしく書いてあったのでわかりやすかったです。そしてクイズもたくさんあっておもしろかったです。スマホを使うときは、みんなが気持ちよく過ごせるように、マナーをしっかりと身につけて使いたいです。

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