公益財団法人ベネッセこども基金

プログラム活用事例

ネット PTAからの推薦で、冬休み前の指導としてSNSモラルの授業を実施

大阪府 大阪市立清水丘小学校

子どもの安心・安全を守る活動

『準備の負担がほとんどなく、大切なことをしっかり伝える授業ができました。』

報告者
教頭 山田先生
実施日時
2020年12月24日(木)
参加者
4年生児童 69名、5年生児童 86名、6年生児童70名

<目的>

情報モラルについては毎年各担任が学校からの配布物「冬休みの過ごし方」を読んで注意を促していましたが、今年度はPTAの方からの推薦があり、このプログラムを使用して担任が指導することになりました。「冬休みの生活について」の指導といっしょに実施しました。

<内容>

教室の大型テレビを使い、パワーポイントのスライド資料に沿って授業を展開しました。子どもたちに意見を発表させたり、経験したことを想起させたりするなど、自分のこととしてとらえることができるよう意識して進めました。高学年はSNSが原因でトラブルが身近なものになってきているので、今までのスマホやSNSの使い方、ゲームとの向き合い方などについてしっかり振り返る時間をとりました。

<感想>

児童

  • SNSなどで、友だちを傷つけたりいやな思いにさせたりすることのないようにしたいと思いました。
  • なかなかゲームを終えることができず、つい長い時間やってしまいます。次の日眠くて学習に集中できないということがあるので、早い時間にゲームをやめなきゃと思うのですが、ついつい夜遅くまでやってしまいます。しっかり時間を守れるようにしたいです。
  • SNSは便利ですが、自分が伝えようとしたことがうまく伝わってなかったり、とらえ方によっては真逆の意味にとらえられたりすることもあるので、使い方を守って便利に使用できるようにしたいです。

教員

  • パワーポイントに沿って授業が展開できるので、準備に多く時間をかけなくても大切なことをしっかり伝えられるようになっておりよかったです。適宜アレンジも加えながら、子どもたちの実情に合わせてプログラムを進められるので、大変やりやすく助かりました。

    子どもたちのSNSを通じてのトラブルが身近なものになってきているので、人を誹謗中傷するような文章を載せたり公開したりしないこと、またその恐ろしさについてしっかり学習しました。一人でも多くの子どもたちの心に響いていれば嬉しいと感じています。子どもたちが自分のことととらえ、一生懸命考えていたのが印象的でした。

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