公益財団法人ベネッセこども基金

プログラム活用事例

ネット 端末の一人一台使用をふまえて、ネットのトラブル対策を学習

群馬県 伊勢崎市立茂呂小学校

子どもの安心・安全を守る活動

『教材のトラブル事例に児童が「あるある!」と共感。トラブルの際どう行動すればよいのか実践的な学びができました。』

報告者
情報担当 諏訪先生
実施日時
2020年12月15日(火)~21日(月)
参加者
5・6年生児童 260名

<目的>

例年であれば授業参観等の際に情報モラル教室を開催していましたが、今年度は感染症拡大防止のため開催できなかったため、1クラスずつ授業を行いました。今後の一人一台の端末導入を見通し、情報モラルについて話し合う機会を設けておくことは重要だと考え、実施しました。

<内容>

講師用プログラムに沿って45分間の授業を実施しました。スマートフォンやインターネットの利用状況は子どもによって差が大きいので、「今後インターネットを利用するときにどんなことに気をつけたらいいのか」という視点で授業を進めました。情報モラルについては今までも学習をしているため、児童は「してはいけないこと、しないほうがよいこと」についてはよくわかっています。それでもトラブルが発生したときにどういう行動をとればいいのか、トラブルが発生しないようにするためにはどうすればよいのか、その対策を中心に考えさせるようにしました。

教室での授業の様子
ガイドブックを読む児童の様子

<感想>

児童

  • 授業を受けて、頭ではわかっているけれどやってしまうことがあるんだと実感しました。ゲームやスマホなどを使うときにルールを決めて、守っていこうと思いました。
  • 今の時代はインターネットに囲まれる生活を送っていて、SNSなどを使うのはいいけれども、きちんと家の人や友達と約束をしてから使うことが大切だなと思いました。
  • インターネットの使いすぎは、私もたまにしてしまうことなので、解決の仕方を知ることができて良かったと思います。みんなと一緒にどうしたら使いすぎないのかを考えたので、これからは時間を守ってインターネットを使いたいです。

教員

  • ガイドブックの内容が児童の実態に合っていて、「あ~、あるある。」という声が聞かれました。特に「その言葉正しく伝わるかな」の場面では、誤解されるような言葉を使わないようにするという点だけでなく、周りの子どもたちにできることはなかったかを考えさせている点が、重要な視点でよいと思いました。

    指導プログラムも流れがわかりやすくなっていて、シナリオに合わせたスライド資料がそのまま使えるので大変ありがたかったです。イラストもなじみやすかったと思います。


SNSでこの記事をシェアする

一覧に戻る