公益財団法人ベネッセこども基金

プログラム活用事例

ネット 児童のSNS使用の増加に伴い、SNSモラルを改めて指導

三重県 津市立一志西小学校

子どもの安心・安全を守る活動

『児童にもわかりやすく、保護者向けのメッセージもあるので、ご家庭で活用してもらえる教材です。』

報告者
6年生担任 中井先生、井土先生
実施日時
2020年12月4日(金)
参加者
6年生児童55名

<目的>

高学年になるにしたがって、スマホでのオンラインゲームや動画配信など使用頻度が増える一方、使い方に心配な面も増えきてています。日ごろからネットモラル学習はしていますが、今回は資料をもとに改めてSNS使用時のモラルについて考える機会を取りました。

<内容>

1学期、2学期とオンラインゲームやTikTokなどを使う児童が増え、その中でのできごとが学校生活や交友関係に影響してしまう懸念が出てきました。今回の指導では、教材の冊子を読みながら実際に自分たちが体験したできごとを振り返り、正しいSNSの使い方について討議しました。

各自で教材の冊子を熟読。

日ごろから文章を書く機会を多く持っているので、考えたことを授業の最後に文章にまとめ、後日発表、意見交換することとしました。

SNSの使い方についてグループ討議。
感想や考えたことを文章にまとめる。

<感想>

児童

  • 前にもネットモラルについて考えたことがあったけれど、情報がたくさんある中で、きちんと自分がよい情報と悪い情報を選べているか自信がありません。もっと意識して画面を見て判断していくようにしたいと思います。
  • オンラインゲームでは、つい自分勝手な発言をしそうになったり、顔が見えないために友だちがどんなことを考えているかわからず、誤解が生じそうになったりすることがあります。使い方や使用する時間などを決めて、正しく使えるようにしたいです。
  • 先日ほかの学校の人と話し合う機会があり、新型コロナウィルスのことで差別されてしまうケースがあることを勉強しました。うわさがネットで広まって、直接知らない人からも差別されたり、差別が広がったりすることになるかもしれません。自分がSNSに投稿をするときは、責任を持って考えてからしようと思います。

教員

  • 以前からネットモラルについては何度も取り上げて学習してきていますが、わかりやすい資料を見ながら皆で確認しながら学べてよかったです。児童には読みやすく、保護者向けのページもあり、家庭で一緒に読んでもらうのに適している教材です。


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