公益財団法人ベネッセこども基金

プログラム活用事例

ネット 休校中にスマホの使用率が増加。SNSのトラブル等について指導しました

神奈川県横浜市立青木小学校

子どもの安心・安全を守る活動

『保護者のかたに、ぜひ知ってもらいたい内容です』

報告者
6年生担任 深澤先生
実施日時
2020年7月31日(金)
参加者
5・6年生児童 221名

<目的>

3月からの臨時休校以来、子どもたちの間でスマホの所有率が上がり、ゲームやスマホによるトラブルも身近になってきてしまったため、SNS等でのトラブル防止、端末の正しい使い方などの基本を指導することにしました。

<内容>

道徳の時間を使って、45分間の授業を行いました。子どもたちの実態を踏まえて、冊子「初めてのスマホ安心ガイドブック」からいくつかテーマを抜粋して取り上げ、話し合いをさせました。
扱ったテーマは、

「Q3 その言葉正しく伝わるかな?」
「Q8 おもしろそうな動画、見てもだいじょうぶ?」
「Q9 自分のこと、ネットに書きこんでいないかな?」
「Q10 ネットで知り合った人に、写真を送ってと言われたら?」
「Q11 ネットの友だちから『会おう』と言われたら? スマホの『マイルール』はある?」

です。

実際に似たような経験があるか子どもたちに聞きながら進めましたが、スマホやタブレットを家庭で使っていない児童も実感しやすいよう配慮しながら授業を行いました。フォートナイトなど、インターネット上でのやりとりが発生するゲームにおいてトラブルが増えているようで、チャットでの不適切な発言や、ゲーム依存などの課題が浮き彫りとなりました。顔が見えないやりとりだからこそ、発する言葉により一層気をつけること、長時間のスマホ・タブレット使用により生活などに支障をきたすことなどについて考えさせました。

各テーマについて真剣に考える児童たち


<感想>

児童

  • 自分のスマホを持っていますが、今回の授業を受けてスマホの怖さやトラブルの重大さを知りました。もう一度家の人とスマホのルールを話し合いたいと思います。
  • スマホは確かに怖いけれど、ちゃんと使えば楽しい面ももあると思いました。
  • スマホをまだ持っていませんが、ガイドブックを読むだけでスマホの怖さを知ることができました。スマホを正しく使うために、家の人にいろいろ相談してから使い始めたいです。

教員

  • まさにタイムリーな内容だったので、子どもたちもいつも以上に興味をもって話を聞いたり、話し合いをしたりしていました。なるべく早い段階で扱いたい内容ばかりだったので、今後は4年生くらいから実施することも検討したいと思います。また、使用する児童はもちろんですが、それを与える保護者に知っておいてもらいたい内容なので、保護者懇談会などでもガイドブックの内容を活用したいと考えています。


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