公益財団法人ベネッセこども基金

助成団体紹介

2022活動報告|社会的養護施設の職員を増やし、施設間格差のない子どもの学習支援体制を構築する

特定非営利活動法人 チャイボラ

経済的困難を抱える子どもの学び支援

3年間の助成期間を終え、取り組みや成果をご報告いただきました。事業の詳細などは以下からご覧ください。

助成団体紹介|2021年度<経済的困難を抱える子どもの学び支援活動助成>




事業内容と活動経過 1年目 事業内容と活動経過 2年目 事業内容と活動経過 3年目 3年間の事業の成果と評価

事業内容と活動経過 1年目

1年目は事業の基盤となる「社会的養護総合情報サイト チャボナビ」の基盤を整えた。チャボナビ全体の大幅改定とその認知拡大に力を注いだ。特に、各保育士等資格養成校への出張授業に力を注ぎ、登録者の増加を図った。

■養成校への出張授業の実施状況(2020年度実績)
訪問学校数:9校
実施授業数:20コマ
参加学生数:771名

■出張授業の内容
授業を実施する学年や学校によって様々ではあったが、主に下記の内容で実施する事が多かった。
◯日本の社会的養護の現状について(講義形式やクイズ形式など対象によって変動)
〇児童養護施設について(チャイボラ制作の動画視聴など)
◯児童養護施設職員による施設の仕事のやりがいや苦労。子どものとの関わりに関するエピソード
◯子どもへの対応に関するワーク
◯児童養護施設での実習について


出張授業以外にも認知拡大の活動は広げており、主に下記のような活動を行った。
■施設との合同オンラインイベントの開催(合計3回開催)
■一般向けのオンライン学習会を開催(合計4回開催)
■施設職員向け(一般職員・管理職)の学習会を開催(合計6回開催)
■複数の施設様と合同オンライン施設説明会を実施(合計2回開催)

養成校への出張授業の様子

事業内容と活動経過 2年目

1年目に引き続き、社会的養護総合情報サイト チャボナビの認知拡大に取り組んだ。コロナウイルスの影響により、予定していた各施設への学習サポート状況の調査と施設へのICTテスト導入及び学習支援プログラムの開発は行うことができなかった。

順調に活動範囲を拡張することができ、前年度から関東だけではなく関西への進出も進めてきた。その結果、関東圏のみではなく関西圏の施設の登録も相次ぎ、関西圏での見学会も開催することができた。合わせて、関西圏の登録者も増え、活動の範囲を全国区へと広げていく土台を作ることができた。

事業内容と活動経過 3年目

前年度に引き続き、社会的養護総合情報サイト チャボナビの認知拡大に取り組み、ユーザーの使いやすさを考えて機能改善にも取り組んだ。スタッフの離脱及び組織改編により、予定していた各施設への学習サポート状況の調査と施設へのICTテスト導入及び学習支援プログラムの開発は行うことができなかった。

活動が全国区に渡る形になってきた為、地方と都市部での施設登録数、見学会開催数などが問題となってきた。そのため、地域を分けて施設を集め、合同での見学会を開催した。全体での施設登録数も300件を超え、日本全国に渡って利用エリアが広がった。活動が全国区へと広がっていった。

3年間の事業の成果と評価

助成がスタートした当初は、「社会的養護総合情報サイト チャボナビ」の運用はされていたが、まだまだ規模は小さく、関東圏を中心としての運用にしかなっていなかった。助成を受け3年間活動する中で、多くの方のご協力も得ながら、2度の大きな改修も含み、今では日本全国の施設が登録してくれている。また、利用ユーザーも日本全国に広がり、今後のさらなるステップアップに繋がる基盤を作ることができたと考えている。

コロナウイルスの影響や、スタッフの離脱など、様々な要因が重なってしまい実行を行うことができなかった。とても残念であるが、学習状況を調査するアンケート自体は作成を行うことができたため、助成終了後に実施していきたいと思う。

特定非営利活動法人 チャイボラ

代表理事

大山 遥 さん

2009年4月ベネッセコーポレーション入社。破棄される教材を児童養護施設に寄付しようと思い施設に問い合わせをした際に深刻な職員不足の現状を知り退職。夜間の保育士専門学校に入学し日中は非常勤職員として働き始める。学生の動きと施設内部の現状を両面から見ることで課題が明確になり、クラスメイトとともにチャイボラを立ち上げる。

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