公益財団法人ベネッセこども基金

助成団体紹介

活動報告|子どもの心のケアに関するイベント

水俣芦北広域地域団体 やまびこ

村上竜也

被災した子どもの学びや育ちの支援活動助成

「令和2年7月豪雨」で被災した子どもの学びや育ちの支援活動助成 活動報告

団体名
水俣芦北広域地域団体 やまびこ
事業名
子どもの心のケアに関するイベント

支援地域/活動期間 災害時の状況や支援対象者の様子 支援の内容・方法 今後の課題および展望

支援地域/活動期間

熊本県葦北郡芦北町/2020年10月17日(土)15~20時

災害時の状況や支援対象者の様子

コロナ禍でずっと閉じこもり生活を送りやっと解放されたと思った矢先の災害で、子どもたちは復旧に大忙しの家族、学校が被災し登校できない現状でした。
被災から3週間経ち、親も子どもも疲弊し、体力はもちろん、すべての要である「気力」すら衰えている感じでした。
自費にて小さな縁日コーナーを作り、お祭り気分を味わってもらいました。おもちゃ、ガラポン、射的など大喜びして持って帰ってくれました。
今までなんでもないような出来事でも、とても新鮮で大事に思えるのだと考えます。復興には、まずは気力の充実がいかに大事か今までの活動で身に染みて思います。

支援の内容・方法

水害復旧で疲弊した気力を親子で楽しむことで回復させ、明日からの生きる気力を充填する活動をするため、子どもたちの心のケアを目的としたイベント(8月中旬)を企画しました。

天候や地域で新型コロナウイルス感染者が発生するなどの理由から、3回にわたる延期となり10月の開催となりました。
イベント名は、『芦北復興祈念 ハロウィンmini秋祭り』
<イベント内容>
・ミニ縁日コーナー(ガラポン、射的、ヨーヨー釣り、綿菓子)
・ステージイベント(太鼓演奏など)
・ドライブスルー方式特製ラーメン
・トゥクトゥク搭乗体験
・防災ブース


町と商工会の協力を得ながら準備を行い、400名~500名ほどの参加がありました。
防災士や炊き出しを希望する団体※へ協力依頼を行い、協働で被災地支援をすることができました。
※協働団体
歌うママ防災士 柳原志保/NPO法人 でんでん虫の会/チームうと/九州ラーメン党


本助成を活用し、事業者出店料を無料にすることで、事業者自体が、試飲、試食の費用捻出でき、気軽に楽しめる内容にすることができました。
新型コロナウイルスの感染拡大防止対策を行い、感染者も0で事業を終えることができました。

イベントチラシ

今後の課題および展望

引き続き心の支援を行うべく 3月に再度イベントを開催予定です。
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から室内での開催は難しいため、必然的に屋外となってしまいます。
そのため、場所の許可取りなど、多くの時間や説得、説明などが必要でした。
本事業開催の準備に注力するためにも、場所については、苦労をせず開催できる場所が必要と感じました。
また、天候や、新型コロナウイルス感染者の出現で3回にわたり延期となったため、少なくとも天候には左右されない対策は今後の課題となります。

水俣芦北広域地域団体 やまびこ

村上竜也さん

長年にわたり芦北町にて、小中学校PTA活動やボランティア活動に取り組まれている。

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