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【審査結果のご報告】「令和元年台風19号」で被災した子どもの学びや育ちの支援活動助成

 公益財団法人ベネッセこども基金は緊急助成として、「令和元年台風19号」で被災した子どもの学びや育ちの支援活動助成ついて、2019年10月18日~12月18日の期間において公募と随時審査を行いました。

 応募のあった48件の事業のなかから、合計12事業(12団体)に対して総額5,065,898円の助成を行ったことをご報告いたします。助成先一覧は下記のファイルをご覧ください。

 今年度から、災害を起因として困難な課題を抱える子どもの支援をより迅速かつタイムリーに行うため、応募要項を通年告知し、災害が発生し対象地域が明確になった時点ですぐに助成を申請いただけるようにいたしました。

【今回の審査について】

 新制度に移行した緊急助成の強みを活かし、以下の点について特に考慮して厳正に審査を行いました。

 第一に、被災地域における子どもの現状や課題、ニーズを把握してどのような支援を実施するか具体的に計画できているかという点です。地域によって被害状況や子どもの状態は様々です。必要な支援を最適に実行できるのか、活動の具体性や見通しをよく確認し判断を行いました。多くの地域で非常に局地的な被害があったため、現地の状況をよく知りニーズに対応できる、現地で活動をされている団体に多く助成することとなりました。

 第二に、「緊急性」のある活動かどうかです。「すでに活動をスタートしている」もしくは「具体的な活動開始の目途がついている」活動を重視しました。新制度では、緊急的な支援が一刻も早く被災した方々に届くようにという点を特に重視していますので、被災後~早期の活動であるかを確認しました。

 最後に、今回の助成では、子どもたちの防災意識を高めるための活動や子どものストレスを癒す多種多様なイベントなど、非常にすばらしい内容をたくさんご申請いただきましたが、「緊急性」という観点から選に漏れたものもありました。ベネッセこども基金の緊急助成の支援内容など、今後さらにわかりやすく発信ができるように努めてまいりたいと思います。

 審査にあたった委員一同、本助成が有効に活用され、子どもたちの直面する困難が少しでも解消され、前に進むための一助になることを願っております。今回の助成先団体の成果に期待しています。

公益財団法人ベネッセこども基金 理事
選考委員長
耳塚寛明

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