公益財団法人ベネッセこども基金

活動実績

多様性理解エンターテイメント「地図を持たないワタシ」開催終了

よりよい社会づくりにつながる学び支援

ベネッセこども基金では、「よりよい社会づくりにつながる学び支援」を活動の一つに掲げ、未来を担う子どもたちが、地域やコミュニティに主体的に関わり、社会をよりよくしていく一員としての役割を果たすことができる力を育てることを目的に、様々なセクターの方と協業しながら活動しています。

今回、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」を主宰する一般社団法人ダイアログ・ジャパン・ソサエティ様と協業し、"多様性"理解の第一歩として、社会にはさまざまな人がいるということを肯定的に体感する機会の支援、そして多様性を自然に受け入れる日常にするための教育現場の在り方の検討を行っています。

「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」は視覚障がい者が案内人となり、暗闇の中を体験し案内人と対話することで人との関り、対話の大切さ、五感の豊かさを感じるソーシャルエンターテイメントです。1988 年ドイツで発案され、現在世界 50 か国以上で開催され体験者数 900 万人を超え、日本では 1999 年初開催以降、 23 万人以上が体験しています。

ダイアログ・イン・ザ・ダーク


この夏、「ダイアログ・ジャパン・ソサエティ」の新たなソーシャルエンターテイメント「地図を持たないワタシ」の開催をベネッセこども基金が応援しています。
これは「見えない」だけでなく、聞こえない、車いす、低身長、義手、LGBTQ など、自分とは違う「誰か」の視点から社会を見て、対話することで、気づきや成長の機会を提供するイベント。生まれつき耳が聞こえない俳優・演出家である大橋弘枝さんがプロデュースしています。(8月14日終了。1060人が体験。)

地図を持たないワタシ



パラリンピック後、コロナ禍の中、自分と異なる属性の方々と会う機会が依然少ない社会において、"多様性"理解の第一歩として、普段出会わない属性の方との交流を促す場の必要性が言われています。同時に、それを非日常の体験に終わらず、多様性を自然に受け入れる日常にするためには、教育も変わっていかねばなりません。

インクルーシブ教育の先進的な自治体の教育関係者と、このイベントをきっかけに、障がい理解教育はどうあるべきかの検討も進めています。

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