公益財団法人ベネッセこども基金

活動実績

<交流会開催>2020年度 重い病気を抱える子どもの学び支援活動助成団体  

病気・障がいを抱える子どもの学び支援

初のオンラインによる交流会を開催


重い病気助成交流会の様子(一部合成)

新型コロナウイルスの影響を受けて


当財団では毎年度、助成団体との交流会を開催しています。例年であれば、集合して対面型で行うのですが、今年度は新型コロナウイルスの影響を考慮し、はじめてオンラインによる実施となりました。

◆開催日:2020年7月9日(木)14:00~17:00

◆参加団体:2020年度重い病気を抱える子どもの学び支援活動助成団体

非営利活動団体病気の子どもと家族を孤立させない支援団体 NPO未来ISSEY(香川県)
特定非営利活動法人 i-care kids 京都(京都府)
一般社団法人在宅療養ネットワーク(香川県)
認定特定非営利活動法人ポケットサポート(岡山県)
一般社団法人日本育療学会(京都府)
特定非営利活動法人 BLACKSOX(神奈川県)

◆参加人数:14名

◆プログラム
<前半>
ベネッセこども基金事務局より
本助成事業に関するご連絡など
<後半>
各団体より事業内容
コロナ禍の中での活動進捗と対応策
<閉会後>
任意参加による懇親フリートーク

コロナ禍による活動への影響

今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、どこの病院も立ち入りが禁止になり、ほとんどの団体は活動を停止せざるを得ない状況になりました。ただでさえ孤立しがちな長期入院中の子どもたちが、ますます孤立してしまう現状を打破するために、参加した団体からは様々な対応策が披露されました。地域による差はあるものの、同じく病気などを抱える子どもたちへ支援を届けるアイディアには参考になることも多く、積極的な質疑がやり取りされました。

幅広い分野からの支援団体が参加

子どもたちを「スポーツ」や「食」で支援する団体など、今年はより幅広い分野からご参加いただきました。学習支援などの団体からは、「スポーツや食の課題は、現場では聞くことがあってもなかなか解決できないので、先進的な取り組みを聞けてよかった」との声もありました。さっそくある団体からはスポーツ支援の団体とのコラボレーションの提案がありました。

支援団体同士がゆるやかにつながれるように

交流会の目的の1つは、助成団体同士がゆるやかにつながることです。上記のコラボレーションの他にも、選考委員からは具体的な連携モデルのご提案をいただきました。また、交流会後に行われた、任意での懇親タイムでは、積極的な情報交換が行われていました。ベネッセこども基金としては、より子どもたちのQOL向上につながるよう、秋にも交流イベントを開催する予定です。

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