とはいえ、まずは内申点をしっかりと獲得することが大切です

一部の難関校を除いて都内の多くの私立高校では併願優遇制度があり、出願にあたってはコースごとに内申点の基準があります。高校・コースによってその基準は異なりますが、英語検定（多くは3級、一部で準2級以上）を取得していると内申点への加点措置（例：９教科に１点加点）があることが多いです。ただし、あくまでも加点措置であって、ごく一部の例外を除いてこれだけで合格できるものではありません。

また、検定・資格のほか、生徒会活動や部活動における役職・活動実績などが対象になる場合もありますが、基準の中心は内申点ですから、まずは二学期までにしっかりと内申点を獲得することが大切です。詳細について判断に迷うケース（例：説明にはなかったが、漢字検定は加点されないのか等）もあるかもしれませんが、これらを決めるのはすべて高校ですので、高校に確認するのが確実です。

出欠状況や評定に条件があることもあります

ところで、加点条件のほかに前提となる条件を設定している私立高校もたくさんあります。例えば「３年次の欠席日数が10日以内であること」、「９教科の評定に１がないこと」などです。多くの場合は、学校の説明会などで説明があるので、確認しておくようにしましょう。