併願優遇で受験すれば合格できることがほとんどです

加点優遇やスライド合格を導入している高校は注意が必要です

学力テストの結果を重視して合否を決めるオープン入試と違い、併願優遇制度を利用した受験は合格の可能性が高くなります。ほとんどの高校では併願優遇での受験者はほぼ合格となっていますが、もちろん、あまりにもテストの得点が低い場合には不合格になるケースもまれにあります。多くの場合は、学校説明会等で説明があり、またホームページに掲載されている前年度の受験者数・合格者数などから読み取ることも可能です。

また、複数のコースを設置している高校の多くはスライド合格があります。安心して受験できるメリットがある一方で、万が一得点が低かった場合に下位のコースでの合格もありえますので、注意が必要です。できるだけ希望のコースで合格できるように油断せずに少しでも高い得点をめざしましょう。

過去問は解き直しも含めてしっかり取り組みましょう

仮に併願優遇での受験者の(ほぼ)全員が合格できる高校であっても、入試問題はその高校に入学するにあたって、ここまでは解ける実力があることを試験で示してほしいと思っているものです。中にはかなりの難問で解けなくてもよい問題もあるかもしれませんが、都立高校入試に向けた演習量確保のためにも冬休みなどを活用して3年分くらいは目を通しておくようにしましょう。

過去問演習の目的は、合格することだけではなく実力を高めるチャンスでもあると考えてください。ただし、学習の優先順位は考慮する必要があります。都立の過去問や苦手分野の対策が遅れている場合には、そちらを優先するようにしてください。

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偏差値・中学校の成績について
【偏差値】
ここでの「偏差値」は、<合格可能性判定模試>の「進研ゼミ偏差値」のことです。
他の模試の偏差値と、単純に比較することはできません。
【中学校の成績】
ここでの「中学校の成績」は、相談時点での中学校の通知表9教科×5段階評価、合計45点満点の数値です。