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2020/02/13 (木)

文章を書くことを嫌がります

【質問】書くことに苦手意識があり、文章を書くことが苦手です。どうしたら嫌がらずに文章を書けるようになるでしょうか。(低中学年)

電話窓口に、お客さまから多くいただいたお問い合わせ・ご相談について、「進研ゼミ」編集者が、専門の先生のアドバイスを得て記事を作成いたしました。

・文字を書く、文章を書くということを、コミュニケーションの手段と考えてみましょう。
相手と目的があると書くことへのモチベーションが上がりますので、「おうちであったできごとを、学校の友達にわかるように絵日記にする」「学校のできごとを、離れて住んでいるおばあちゃんに伝えるために、手紙を書く」など意識すると、伝えたい内容も相手にあわせて考えられます。
・書くときには、いきなり書き出すのではなく、お手本を見てできあがりのイメージをもったり、少しおしゃべりをして、各材料や構成・言葉の選び方などについて一緒に考えてみるのもよいでしょう。
例えば、運動会でいちばん楽しかった種目、なぜ楽しかったのか、その種目以外でその日にあったことでうれしかったこと、勝ったときの気持ちなどの項目で言葉を引き出してつなげていくなどです。そのときに、言葉がなかなか出てこないお子さまには、よく使う名詞や動詞、気持ちを表すなどの言葉の見本のようなものがあると、そこからお子さまが選ぶことで表現できることもあるようです。
さらに、説明の順序がわからない場合は、「はじめーなかー終わり」の構成、「書くことの中心ーできごとー感じたこと」などを話して、見通しをもってから文字にすると、スムーズにいくことも多いようです。
・お子さまが書くときにおうちのかたが気をつけたいのは、お子さまの文字の乱れなどを細かく指摘しないことです。お子さまがせっかく「伝えよう」と思ってがんばっている気持ちをそいでしまうので、ていねいに書けていたらおおいにほめ、指摘は明らかな誤字にとどめるとよいでしょう。

  

  

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文章の書き方 文章を書けない 文章を書くのが苦手

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