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2020/02/13 (木)

ひらがな文字の読み書き

小池敏英先生 (東京学芸大学教育学部教授)にお伺いしました。

「読み」が苦手な場合(読みまちがいが多い、読むのに時間がかかるなど)、聞いたことを覚える力が弱いことがあります。

イメージと結びつけて覚えましょう。

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聞いて覚えることが苦手なお子さまは、「い・い・い・・・」と文字をくり返す練習ではなく、「犬の『い』」のように、イメージと結びつけてひらがなを覚えることが有効です。絵本などのイラストを使って覚えると、イメージが定着しやすく、さらに効果的です。

「書き」が苦手な場合(書きまちがいが多い、文字が反転するなど)は、文字の形を正しくとらえる力に弱さがあると考えられます。この力は5~7歳で育つといわれています。この力が弱いと、生活場面で空間を把握することもあまり得意ではないようです。

「ひらがなカルタ」でまちがえやすい文字を練習しましょう。

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「ぬ」と「め」など、特にお子さまがまちがえやすいカードを2枚並べ、「『ぬ』はどっちかな?」とおうちのかたが聞きます。正しいカードを選ぶカルタ遊びのように取り組みましょう。

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2枚ができるようになったら3枚、4枚と徐々に枚数を増やしていくとよいでしょう。特に文字のまちがえやすい部分には色をつけておくことも効果的です。

ファイルをダウンロードし、プリントアウトして切り取り、厚紙に貼るなどしてカルタとしてご使用ください。

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