共通テストも終わり、いよいよ自分の番が近づいてきたと感じているみなさん。
共通テストを受けるにもお金が掛かるって、知ってました?
どうも、東北大学経済学部のいろはです。
そろそろ漠然と「受験」を考え始めた人も多いのではないのでしょうか?
しかし!!
実は、大学受験は多かれ少なかれ「お金が掛かる」イベントなのです!!
実際どれくらいかかると思いますか...?
ででん!こんな感じ!!
今年度は進研ゼミでも「お金」に関するセミナーなどが開催されましたが、超直近のミライである「大学受験」でもお金は超大切!
大学受験に掛かるお金について何も知らないと、「納得の進路選択」から遠ざかってしまうことも!?
そして、お金の節約には高1・2のうちから「○○大調べ」を進めておくことが大切だとか...
そこで!
今回は、大学受験にかかる費用を調べ倒した私から、「イマ知っておきたい」大学受験とお金の話についてお伝えします。
大学受験、何でお金がかかるの?
まず知りたいのが「そもそも大学受験ってどこでお金がかかるの?」ということ。
今回は、受験3大費用である「受験料」「交通費・宿泊費」「入学金」をメインにみていきます!
【出願時】受験料:「受験する回数の分」だけお金が発生
大学受験では、多くの場合「共通テスト」と「私立大の一般選抜」、加えて国公立志望の人は「国公立大学の個別試験」を受験します。
それぞれにかかるお金はざっくりこんな感じ↓↓↓
「ふーんお金掛かるのねぇ、まぁ共テと私大で5万くらいかぁ」と思ったそこの君!
大学受験はそんなに甘くない!!
例えば「私立A大学の文学部に合格したい!」という場合、多くの人は複数の入試方式を併願します。
そうすると...
○A大学の文学部の一般方式に出願→35000円
○A大学の文学部の統一方式にも出願→35000円
合計:70000円
このように、「受験する回数の分」だけお金がかかるので、私立大学・学部1つから合格をもらいたいと思っても、場合によっては7万円程度かかります。
しかし、こんなの序の口です。
これが「本命大」「併願大」「安全校」...と、受験する学校の数だけ掛かるんです。
...怖いですねぇ、大学受験。
【受験時】交通費・宿泊費:近いと思って舐めてはいけない
お次は「交通費・宿泊費」について。
これ、意外と盲点なのですが、「前泊なしでいけるっしょ!」と思っていても前泊が必要になるケースがあります。
例えば...
○「始発」や「早朝便」に乗らないと間に合わない
→遅刻や交通機関の遅延によるリスク大
○豪雪や台風などの可能性がある時期に受験する
→交通機関が使えない可能性大
○新幹線などで「長距離移動」の必要性がある
→会場に辿り着くまでで体力を使い果たす
実際、私は千葉県に住んでいたので「都内の私大なら当日でいけるっしょ!」と思っていたのですが、よく調べると「始発必須」「朝5時に家を出る」という鬼スケジュールで、前泊しました。
特に、首都圏の人は「いけるっしょ!」となりがちな気がするので、気を付けましょう...。
【合格時】入学金:1校あたりのインパクト大
最後に忘れてはいけないのが「入学金」。
大学受験では、各大学の合格発表日が様々なので、複数の大学に入学金を払うケースもあります。
しかも!衝撃的なのがその「金額」!!
高校入試では延納制度などもあり、進学しない学校は5~10万円の場合が多いのですが、大学受験は20~30万円が相場...
怖いですねぇ、大学受験とオカネ...。
志望大別・実際これくらいお金が掛かりました
「何かお金が掛かるのはわかったけどイメージ湧かない!」という人もいますよね。
大丈夫。私も高3冬に電卓弾いて初めて実感が湧きました。
でも、みなさんには「イマ知ってもらいたい」ので、今回は特別に!
志望大・系統別で「実際どれくらいお金が掛かったか」を公開しちゃいます!!
首都圏在住・地方受験あり・国公立志望
まずは、首都圏出身で国公立志望なのに私立大学を多めに受験した「東北大・いろは」の例です!
私は国公立が第一志望だったものの、「親が早慶に進学してほしい&私も早慶に興味がある」という変わったタイプなので、私立大学が多めになっています(私立メインの方はぜひ参考に!)。
また、首都圏(千葉県)に住んでいながら会場で受験する大学はすべて前泊を利用しました。
実際は宿泊ありの受験には保護者同行だったので、もうちょっとお金がかかったような気がします...
地方在住・首都圏受験あり・国公立志望
そして、今回は私以外にもう1名!関西出身の「大阪大・はやぶさ先輩」にもご協力いただきました!!
はやぶさ先輩からのコメント
入学金を払ったものの、進学しなかった大学が3つにまで増えてしまい、その分の入学金だけで計70万円...。
合格した国公立大への入学金や各大学の受験料を合わせると100万円を超える計算ですが、そこに1人暮らしの初期費用も加わるととんでもない金額になるんだろうなと考えていました。
僕のためにこれだけの額のお金を出してくれた両親には感謝しかないです。
特に私立大を複数受験するときは、手続き(入学金の納入)の締切日もあわせてチェックしておくことをおすすめします。
僕自身ここをあまりチェックしておらず、入学金だけでかなりの金額になってしまったので...。
こんな感じで、大学受験は思ったよりお金がかかるので、出願計画を考えるときはご家族ともしっかり相談してくださいね。
イマ知っておきたい「節約術」
ここまでで「大学受験には多かれ少なかれお金が掛かる」というのは理解できましたよね...?
そう、お金が掛かるんです(2回目)。
だから受験期になって「国公立だけね」とか「○万までに抑えてね」と言われ、急に焦って併願大を絞り、ともすると全落ち...みたいな悲劇が起こるんです。
でも!これは「ちゃんと準備をしておけば」防げます!!
ということで、「イマから知っておきたい節約術」を2つお伝えしたいと思います!
併願大の受験料で節約する
定番なのがこれ。
実際、私は学部内併願割を活用したり、出願時期をずらしたりして極力ムダな出費を抑えました。
特に、国公立志望の人は共テ利用だとお金も抑えられるし対策もしやすいという、一石二鳥な場合が多いので要チェックです!
地方会場で交通費・宿泊費を節約する
特に私立大学で多く行われているのが「地方会場」での受験。
都内の私立大を東北や関西で受けられたり、その逆が可能になります。
さらに、都内の私大を千葉や神奈川などの「さらに近い会場」で受験することが出来る場合も!
実際に、私は多摩にキャンパスがある大学を千葉県習志野市で受験できるというお得な制度を発見し感動しました...
数十万円にのぼる場合も多い大学受験にかかる費用。
そして、その節約には「納得できる併願大を複数もつこと」と「併願大の受験方式への理解」が必須です。
この「併願大」調べは、視野が広く時間的余裕もある高1・2の間にどれだけ進められるかが勝負です。
特に、高1・2生は本命大や併願大の区別無しにたくさんの大学を調べてみるのもオススメです!
もちろん、私のように高3秋~冬に開始しても間に合わなくはないですが、判定とか本命大とか考えながら併願大を探し、さらにお金の計算までするのは心身共に疲れます...。
なので!
高1・2の「イマ」知っておくことが大切なんです!!!
そして、「併願大調べ」と同じくらい大切なのが「保護者の方と話しておくこと」です。
○実際どれくらいなら協力してもらえそうなのか?(お金の限界は確実にあります)
○そもそも大学受験のシステムを理解しているのか?(意外と"昔の知識のママ"な方も多いです...)
なかなか自分の進路について話すのは難しいかもしれませんが、「お金の話」だと思えば少しは話しやすくなるはずです。
ぜひ、この記事をきっかけに、自分の進路や大学受験・そして併願大について考えてみてくださいね!
今回協力してくれた「大阪大・はやぶさ先輩」の受験に関する記事はこちら!
\困ったときは相談してね/
<この記事を書いた人>
東北大 いろは
今回改めて計算してビックリしました...。もうちょっと安くしてほしいんですけどね...受験料...。
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
匿名
2022年1月29日 08:35
私立大に合格した時に、入学金を払わなければならない場合と払わなくても良い場合の、違いを知りたいです。
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