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この記事では、10/4~10/17に高3生から寄せられたお悩みで、この時期ならではのものをピックアップしてお届け!
今回は「マークでは点が取れるのに記述模試では伸び悩んでいる」、「他大学の過去問ってどうやって探せばいい?」です。
記述力を伸ばしたい人、志望大以外でどの大学の過去問を解けばいいのか知りたい人、必読です!
今週のみんなのお悩みその1
高3生のお悩み
私は文系で国公立志望なのですが、記述模試などで思うように点数が取れません...。マークではちゃんと点数が取れます。記述では特に英語、国語で点数が伸び悩んでます。
これからどのように対策すればよいかわからず質問させていただきました!!
先輩方は対策どのようにしていましたか?教えていただけるとありがたいです。(高3生Yより)
先輩の回答
これからだんだんマーク対策の比重が大きくなりやすいけれど、記述力UPのための今からできるSTEP3を教えます!
Yさん、こんにちは^^
お茶の水女子大学 文教育学部 先輩チューターのはるっぴです☆
ご質問ありがとうございます!
今回の質問は、マークでは点数が取れるけれど、伸び悩んでいる記述(特に英語と国語)のこれからの対策についてですね!
記述って難しいですよね...。
実は、受験期の私も「マークは取れるのに、記述は微妙...」なタイプで、特に2次試験で使う記述(英語と国語)が大の苦手でした。
これからは学校や模試でマーク対策の比重が大きくなってきて、記述に割ける時間が減ってきてしまうという問題もあると思います...。
だけど記述の練習をしないと...!という焦りが当時の私にもありました。
そんな私が実際にやっていたこの時期の勉強法についてお話したいと思います!
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☆記述力UP! 今からできるSTEP3☆
①記述を「やめない」こと!
記述を継続することは、簡単そうで意外と難しいんです。
共通テストが迫ってくると、記述・マーク並行対策から一旦マーク対策に移る人が増えると思います。
そんな時期に1人で記述を続けるのは不安になるかもしれません。
(実際、私も周囲がマーク対策をしている中1人記述問題を解いていました。
他の人と違うことをやっていて大丈夫なのかな?と不安に思っていましたが、結果としてその時期に記述対策をやめなかったことで、力を伸ばすことができました!)
でも!マークがしっかり取れているのなら、記述を継続しても何ら問題はありません!
記述をやめてマークに専念してしまうと、「マーク慣れ」をしてしまい、記述力がわかりやすく落ちます。
私は夏休みにそれをやらかしてしまい、夏休み明けテストで記述問題がボロボロでした...。
それが共通テスト後に来ることは避けたいです!!!
授業や模試などでマーク形式の問題に取り組む時間がしっかりと確保されると思うので、記述対策を今まで通り継続してください!
(簡潔に言うと、「マークと記述を並行させる」という感じです!)
大の苦手な科目での記述が2次試験にあった私は、恐怖から毎日記述を続けていましたが、毎日が難しければ、時間が取れそうな日や休日などに取り組むのもアリだと思います!
具体的に言えば、英語なら和訳や記述、国語なら現代語訳や論述などの問題に触れる時間を増やせればいいと思います!
私は平日の放課後と休日に記述対策の問題をやっていました!
ちなみに、マークに専念したのは1月に入ってからです!
記述に触れない時間をできるだけ減らしていたことで、共通テスト後に記述ギャップを感じませんでした!
※ここまで記述を激推ししてきましたが、マークに取り組む時間をゼロにしないように気をつけてください!!!
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②記述対策でマークも伸びる!?
①で「記述を続けよう!」と言ったことには、マーク慣れや記述ギャップを防ぐこと以外にも理由があります!
それは、記述の解答を作るプロセスが共通テストにも活きるからです!
(特に国語で感じられると思います)
また、2次試験で出る問題は、記述問題の他にも、英語であれば単語や文法、国語であれば単語や句形・漢字などがあり、それらは共通テストでも問われると思います!
これらの基礎的な問題は、共通テストでも2次の記述でも取りこぼしたくない問題です。
つまり、記述対策をすることによって結果的に共通テスト対策にもなっているということになります!
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③時間をうまく使って効率化!
記述はマークよりも時間がかかります。時間がかかって当然です。
ここで発生する問題は、どう時間を使っていくかになります。
私の場合を書いておきます!(電車通学)
電車の中:英単語・古文単語帳を見て単語対策
始業前:漢文句形や書き下し、古文の現代語訳/共通テスト対策(マーク演習)
放課後:学校に残って記述問題
帰宅後:授業の予習・復習(時間があれば和訳問題などもやっていました)
就寝前:地歴の一問一答
...といった感じでした!
短い時間しか取れない時は共通テスト対策や短時間でできる記述問題をしていました!
記述は時間が取れる時にじっくり取り組んでみてください!
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ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
Yさんの質問内容を見た時、昨年の私と状況が似ていて、力になりたいと思い回答させていただきました!
私の経験が参考になれば幸いです^^
また困ったことやわからないことがあったらいつでも質問してくださいね☆
応援しています!
工夫次第で、マークの力を落とさずに記述対策はできるよ。がんばってくださいね!
今週のみんなのお悩みその1 まとめ
2次試験に向けて記述の力を伸ばしたいけれど、記述対策ばかり取り組んで共通テストに向けたマーク形式での得点力も落としたくない。
この時期ならではの悩ましい課題ですが、はるっぴ先輩のアドバイスでバランスの取り方がイメージできたのではないでしょうか。
これから共通テストまでは、どちらかを0にしないように意識しながら、優先順位を見極めてバランスをしっかり取っていくことが重要になってきます。
他の先輩のアドバイスも参考に、自分なりの時間の使い方を考えてみてくださいね。
>>実際の質問とほかの先輩たちの回答はコチラ
※上記のリンクが飛べない場合は、「高校講座アプリ」画面の一番下の「質問・相談」タブの「勉強法・進路」から「先輩ダイレクト」にアクセスしトップページの「検索する」タブで質問No.(183893)を入れて検索してみてください。
さて次のお悩みは、「他大学の過去問はどうやって探せばいい?」です!
志望大の過去問だけでは数に限りもあるので似たレベルや傾向の大学の過去問も解きたいけれど探し方がわからない人、必見です!
今週のみんなのお悩みその2
高3生のお悩み
私は千葉大学教育学部を第1志望としています。文系です。過去問を解く際に他の大学の問題にも触れるといいと聞いたのですが、たくさん大学があるのでどこの大学の過去問に手をつけるべきかわかりません。似通った問題を出している大学を自分で探さなければならないのでしょうか。(高3生Mより)
先輩の回答
他大学の過去問にも取り組むのは守備範囲を広げるためにとても大事! 僕の場合はどうしていたのかお伝えしますね。
こんにちは!
千葉大学法政経学部、先輩チューターのこーくんです。
千葉大を目指しているんだね。質問ありがとう(^_^)
確かに過去問は他大学にも手をつけるべきだと聞きますし、僕もそう思います。
実際どうしていたかを踏まえつつお伝えしていきますね!
他大学の問題に触れる意味
これは一言で言えば「守備範囲を広げるため」です!
千葉大学の過去問を解くのは、傾向になれる意味でももっともですが、問題の幅には限界があります。
英語であれば長文読解力の養成、国語であれば評論の記述慣れ、数学であれば様々な切り口の問題演習をするために、他大学にも触れるべきなのかなと感じています(^^)
どの大学の過去問にすべきか
基準にするのは、「『ゼミ』のテキストで扱った大学」が一つ挙げられると思います!
他の先輩も言っているように、目指すレベルに合わせて設定されているからです。
他にも「いわゆる難関国公立大学」も参考になると思います!
少しレベルが高い大学も含まれるのですが、多くは対策に向いているはずです。
僕自身、特に苦手だった数学は力をつけるために使いました。
過去問の入手源は?
僕は、過去問データベースで問題を入手していました。
しかし、解説があまりないので、解説まで見たい時は高校にある過去問集を見ることにしました。
特に古典や英語の訳の確認に使いました。
とはいえ、まずは「ゼミ」のテキストで念入りに力をつけていくのが良いかと思います!
他大学の問題をプラスでやろうとすると、結局ある程度自分で探さなくてはならないので、少し時間もかかります。
特に苦手で克服したい分野に対して他大学の過去問を使うのが僕のおすすめです!
いかがでしたか?
千葉大に関することでも、わからないことがありましたら、また質問してください。
体調に気をつけつつ、勉強頑張ってくださいね。
応援しています!
ニガテ分野に絞って他大学の過去問を解くのがオススメです。「ゼミ」のテキストで扱われている大学の問題に取り組んでみてね。
今週のみんなのお悩みその2 まとめ
いかがでしたか?
幅広く過去問に取り組んで守備範囲は広げたい、という時こそオススメなのが『合格への100題』です。
合格に向けて絶対に解けるようになっておきたい100題を厳選してあるので、そこで取り上げられている問題は優先的に取り組んでおきたいものばかり。
今の時期は新しいものに手を広げるのではなく、手元にあるものをしっかり活用して定着させていくことを大事にしたいですね。
他の先輩も様々な観点からアドバイスしてくれているので、ぜひチェックしてみてください。
>>実際の質問とほかの先輩たちの回答はコチラ
※上記のリンクが飛べない場合は、「高校講座アプリ」画面の一番下の「質問・相談」タブの「勉強法・進路」から「先輩ダイレクト」にアクセスしトップページの「検索する」タブで質問No.(184053)を入れて検索してみてください。
「先輩ダイレクト」は、今の勉強法や進路の悩みを大学生の先輩たちに気軽に何度も相談できる人気の高いサービスです。
併願大の選び方や共通テストでしか使わない科目の対策法、学校推薦型入試で合格した友人との関わり方などについても聞くこともできますよ。
気軽に「先輩ダイレクト」に投稿して聞いてみましょう〜!
<この記事を書いた人>
進研ゼミ高校講座 ライター中原絵里子
※ここで掲載している質問や回答は、編集室で一部編集しております。
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