文系も知るべきAIとは

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進研ゼミ高校講座

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スマートフォンやスマートスピーカーで、音声を使ってアラームを設定したり音楽を再生したりしたことがありますか?

お掃除ロボットの掃除の効率が良くなっているなと感じたことはありますか?

回転寿司のお店でお皿のカウントを自動でされていて驚いたことはありますか?

これらはみな、AIという共通の技術を用いて実現されています。AIとは人工知能のこと。

コンピューターがまるで人間かのような思考や判断をし、時には人間の手助けをし、時には人間のできないことまで代わりに作業をしてくれます。

AIは生活に欠かせない技術になっています。ということはモノやサービスを提供する側はAIを組み込むことが求められます。

これは様々な事業に影響することになるのですが、果たしてAIに取り組むにはどのような人材が求められるのでしょうか。

漠然と

AI=コンピューターに関係する=理系の人材

と考えるかもしれませんが、様々な生活に密着するAIは、そのように単純ではありません。

AIの基本と求める人材について、ZOZOテクノロジーズ VP of AI driven business プロジェクト・AI推進部 部長およびAI&CO株式会社 代表取締役の野口竜司さんにご講演いただきました。

\数学ニガテでもAIは理解できる!/

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※ボタンをおしたあと「文系も知るべきAIの基礎」の講義動画をご確認ください。

AIが至るところにある世界

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今や、AIの技術は生活の様々な領域に進出しています。野口さんは

「AIは他人事ではありません。以前のAIが無い社会からAIがある社会に変わり、そしてこれからAIがいたるところにある社会へ急速にシフトしていくでしょう」

と語ります。AIがある社会は当たり前になっています。

さらに複雑な領域までAIは浸透してくることが予想され、野口さんは

・朝の寝起きを良くしてくれる目覚ましAI
・コンディションに合わせた朝食を用意する冷蔵庫AI
・電車の遅延などを予測してくれる通学アシストAI
・体重を上手に落とせるよう導くダイエットAI

など、生活に密着したAIが出てくると説明しています。

AIは理系の専門家だけが学べばよいのか?

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これからの社会を担うみなさんがAIとどう関わりあっていけば良いのでしょうか。

利用者としては自然にほぼ全員が関わることですが、社会の作り手・働き手として主体的にAIと関わっていくとした場合、AIは理系の専門技術者だけが学ぶものでしょうか?

答えはNoです。理系文系問わず学ばなければなりません。

AIと人間の関わり方は大きく3つに分かれる、と野口さんは語ります。それは

1)アルゴリズムを開発する部分(専門AI人材)
2)専門分野×AIの組み合わせのための知識・知恵と発想力(中間)
3)AI利活用の知識・知恵と発想力(文系的。総合AI人材)

です。

1)は、AIそのものの開発に関係してきますので、理系的な思考が重要になります。しかし、2)や3)は、AIを現実の世界でどのように活用していくか、知識や知恵が必要となってくる部分なのです。

AI×〇〇=便利、といった公式があるとします。

ここが「掃除」であればお掃除ロボット、「体重」であればダイエットや健康のAIといった具合に領域が変わるのです。

〇〇にあたるところは理系ジャンルとも文系ジャンルとも決まっていません。
ですから、文系がAIと関係してくる可能性は多いにあるといえるのです。

理系以外の人が必要なAIの基礎として、野口さんは4つの階層を示しました。

AIプランニング力を磨く
AI事例を学習する
AI構築を体感する
AIの基礎額を学ぶ

「事例をたくさん知って、AIプランニング力を磨くことで、理系のような専門家ではなくてもAIのことに詳しくなり、使いこなせる人材になれます」(野口さん)

道具としてのAIを良く知り、AIをどのように活用することで自分たちのビジネスに有効活用できるのか、という企画を考えるようになればよいのです。

AIを知り体感しよう

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次に野口さんは、AIを8つのタイプに分けることで、分かりやすく、また体感しやすくなるということを説明しました。

8つのタイプは、機能別に4つ、そして人間とのかかわり方で2つのタイプがあり、その掛け算になります。

機能別の4タイプは

・識別系AI
画像認識AI、音声認識AI、動画認識AI、自然言語理解AIなど


・予測系AI
顧客行動予測AI、需要予測AI、異常検出AIなど


・会話系AI
チャットAI、翻訳AIなど


・実行系AI
マシン制御AI、自動運転AI、ドローンAI、ゲーム メタAIなど

があります。

買い物系サイトでカゴに入れた商品と類似の製品がおすすめされるのは識別系AI

翻訳サイトやアプリで多少乱れた日本語を入れても、高精度で外国語に翻訳してくれる機能は会話系AIが機能しています。

そして、人間とのかかわり方については

・人間代行型AI
人間の代わりを行うタイプ


・人間拡張型
人間ができなかったことをするタイプ

に分かれます。

AIは機能別の4タイプ・人とのかかわり方の2タイプの掛け算によって、8つのタイプに分かれます。

ほぼこの8つのパターンで分類できることを知っておけば、戸惑うこともないでしょう。

将来、AIとともに働くイメージを持っておこう

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最後に野口さんは

「AIは自分の同僚になると思っています。これからの人材は、同僚と接する感覚でAIと接することになります」

と語り、AIと人の分業のパターンを4つに分類しました。

・T型(人の仕事をAIが補助する)
・O型(人の仕事をAIが拡張する)
・逆T型(AIの仕事を人が補助する)
・I型(人の仕事をAIが完全代行する)

図では左から右へ。文章では上から下へ行くほど、人中心からAI中心に比重が変わってきます。

分類がI型になった場合、作業はAIが行うことになります。

人間が職を奪われるのかどうかという観点で考えれば、AIの管理業務を人が行ったり、これまで人材不足で行えなかった新規ビジネスの立ち上げのような仕事に役割を変えたりする、といったことが考えられます。

AIの導入にあたり、人がどのような立ち位置になるのかは仕事や企業ごとに変わってくるでしょう。

いずれにしても、立ち位置を理解して共存していくことが大切になります。

AIは怖くない

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今、自分が使っているツールでもAIは使われています。

AIは人間にとって有効なツールであり、これからは仕事で良いパートナーとなれる可能性のあるツールです。

AIを活用したビジネスの達人が、文系の人のAIの使いこなしをアドバイスしてくれました。

好きなことで生きていくためのソーシャルスクールNowDoと進研ゼミ高校 講座のスペシャルコラボとして動画をお届けします。

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先輩紹介

大人気のファッション通販サイトZOZOテクノロジーズ VP of AI driven businessの野口竜司さんは、大学の在学中からITベンチャーに参画して腕を磨いてきた生粋の技術者でありながら、文系の心も理解するAIのプロフェッショナルです。
著書「文系AI人材になる」の売れ行きも好調。AI時代に働く人々の羅針盤となる情報を発信し続けています。

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コメント(1

お嬢113番

2021年5月31日 21:53

理系を目指していますが、AIに興味無かったのでためになりました。

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