つぶしが効く??弁護士になる??法学部の就職事情

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同志社大学 法学部  マーゴ先輩

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    早速ですが、みなさんは将来やりたいことってすでに決まっていますか?

    改めまして、こんにちは!同志社大学の先輩チューターマーゴです!

    私は高校生の頃は、自分が何をやるのか全然想像できなくて。

    高校時代に地方活性化の有志プロジェクトに参加し、社会の仕組みに興味を持ち学部を探しましたが、「〇〇になりたいから△△学部」のように、将来を見据えた学部選びができていませんでした。

    政治学科だから記者や公務員など公共性の高い領域に就職する人が多いと思っていましたし、たとえ"つぶしが効く"といわれる法学部だったとしても、就職は大学の専門性である程度絞られてしまうのだろうと思っていました。


    ところが、私は大学4回生ということもあり就職活動をしていたのですが、進路先は法学部などの学部と全然関係ないということに気づきました。

    私の就職活動の経験も交えながら、法学部卒業後の進路について、みなさんと考えていきたいと思います。

    法学部卒業後の進路は?-同志社大学の場合

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    私が所属する同志社大学法学部の2019年進路データを用いて業界をランキング形式で表してみました。

    すると、1位~5位は地方公務員、銀行業、保険業、国家公務員、運輸業・郵便事業ということになりました。

    1位と4位は公務員ですが、公務員試験の内容に法律関係の科目が含まれていることもあり、目指す人が他学部に比べて多いのではないかと思います。


    公務員志望の場合、大学3年生から大学が主催する公務員志望者向けの課外講座の受講や、資格を目指す人専門の民間の予備校に通うダブルスクールをしながら公務員試験合格に向けて勉強する人が多いです!

    一方で、意外にも銀行業や保険業、運輸業・郵便事業などがありますよね。

    法学部と一見関係がなさそうな業界に就職される方も多いことが見受けられます。

    法学部といえば弁護士イメージがあるかもしれませんが、実は弁護士などの法曹を目指してロースクール(法科大学院)に進む人の割合は高くありません。

    同志社大学のロースクールの人数を見てみると、2019年5月1日現在で合計107人ですが、その中でも法学既修者(法律学科出身者)は78人となっています。

    ロースクールは、他大学を卒業したのちの転入や同志社大学から他大学へ転出があるため比較は難しいのですが、同志社大学法学部は1学年900人前後なので、法学部出身でも弁護士などになる人は少数派ということがわかりますね。

    学科別でみると違った結果が...!

    さらに学科別で業種別割合を出してみました。
    実は、法学部と一括りにしても同志社大学の場合は入学時から学科が分かれていて、入学時の学科選びによってはほとんど授業が被ることはありません。

    私は政治学科で、法学部なのに法律についてこれまで学んできませんでした。
    (もちろん授業を取ることはできますが、卒業のために必須な授業ではありません)

    そして、肌感覚ですが、それぞれの学科の興味範囲や描くキャリアも全く違ってきているように感じます。

    <法律学科の場合>

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    オレンジ線は上位5位を表しています。

    法律学科の場合は、地方公務員が45人以上と大学卒業後のキャリアとする人が最も多くなっています。

    そして、4位には国家公務員が入るなど、やはり公務員を目指して実際に職業とする人が多いことが読み取れます。

    また、2位と3位は銀行、保険と続いていたりと、法学部全体で見た時と順位はほとんど変わりません。

    <政治学科の場合>

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    政治学科の場合を見てみましょう。

    法律学科とはまた違った結果が見えてきますね。

    銀行業が最も多く、保険業が入っているところに法学部っぽさはあるかもしれません。

    しかし、黄色線で囲った他の上位5位以内を見てみると、電気・情報通信機械器具製造業やソフトウェアサービス業などが入っていて、意外性を感じるのではないでしょうか。

    逆に、政治学科だと政治というくらいなので公務員が多いイメージがあったかもしれませんが、上位10位以内にも入っていないことがわかります。


    実際に就業先上位を並べてみると、法律学科と政治学科とでは卒業後の進路が全く違ってきていることがよくわかるのではないでしょうか。

    政治学科の場合、特に大学で学んだことと職業の間に関係性は薄くなると言えるかもしれませんね。

    大学で学んだことはあまり関係ない!

    私は卒業後に外資系IT企業で働く予定です。

    外資系といえば海外経験が豊富なイメージが一般的にありますが、私は留学経験もなければ帰国子女でもないです。

    また、大学の専攻は国際関係学でアメリカの外交を学んでいましたが、情報系を専攻していたわけでもありません。


    ただ、学生団体の活動でWebサイトの運営をしている中で、テクノロジーの魅力に取りつかれて最先端の技術に関わりたいと思うようになり、IT企業への就職を目指しました。


    そして、私は就職活動をしていく中で、熱意さえあれば大学での学びは問われるものの職業まで大学の専門で絞られるようなことはないと実感しました。

    大学時代の専門と違う領域で働きたい理由を、熱意持って話せば伝わるはずだと思います。


    私は大学時代に沢山の挑戦をして、自分がやりたいことを見つけることができました。

    大学生はサークルやインターンシップなど本当にいろんなことに挑戦できる期間です。

    だからこそ、自分が興味あると思ったことに挑戦して、自分に向いているかどうかを検証しながら、やりたいことを探して行けば良いのではないかと思います。

    終わりに

    いかがだったでしょうか?

    今回は同志社大学法学部を例にしながら、卒業後の進路について考えてみました。

    同じような学部には同じようなことに興味を持った人が沢山集まりますし、働く業界も同じような趣向をしている人が多いことは事実だと思います。



    しかし、大学で学んだこととは全く関係なく業界を志望したとしても、その学部だからと不利なことは決してないと、私は就職活動を通じて感じました。

    高校卒業後の進路を考えるときに、将来の夢から学部を絞ることもキャリアの決め方の一つだと思いますが、大学に入ってから夢を見つけて挑戦しても、叶えられるチャンスはあると思います。

    だからこそ、将来の夢が決められないならば、今やりたいことから学部選択をすることも、決め方としてアリだと思います。


    法学部であっても法律や金融など公共性の高い業界に縛られるわけではなく、本当に多種多様なキャリアの描き方があるということが伝われば嬉しいです!

    最後まで読んでくれて、ありがとうございました!

    <記事を書いた人>
    マーゴ

     

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