仙台からこんにちは、東北大学ほうじ茶です。
クラスメートは受験から続々と解放されていく中、取り残されていくのがそう、国公立一般入試受験組。
後期まで受験すると3月12日まで続くという超長期戦。
早めに受験が終わった人に比べると1ヶ月以上も長く受験生を続けているわけですが、やった人にしかわからない辛さがあります。
そこで、今回は現役・浪人時代と2年間とも国公立を一般受験した私から、受験生活で最も長く感じる(かもしれない)前期試験が終わってからの2週間の過ごし方についてお話します。
友情関係問題
ねぎらいの言葉も何故か乾いて聞こえる...
友人たちは前期試験が終わった後も、中期、後期試験に向けてまだまだ勉強中のあなたに励ましの言葉や応援メッセージをくれると思います。
嬉しい一方もやもやしてしまったりしませんか?
私は、もやもやザワザワザワ...!!としていました。
「ありがとう!頑張る!」
と笑顔の裏に、
(君たちはもう受験終わってるもんね...!!!)
と心の中で毒づいてしまいそうになっていました。
そして余裕がなくなると全く笑えない。
返事もぶっきらぼうになる。
このままだと卒業前に友情に亀裂が...
そうして自己嫌悪に陥って勉強が手に付かない時もありました。
そんな時は、ちょっと距離をおきましょう
受験が終わって、ウキウキとした雰囲気からは、それとなく離れてみるのがおすすめです。
卒業したら会えなくなってしまうよな...という後ろめたさもあると思いますが、受験を前にしたご自身のメンタルが1番大事です。
変に気を遣って疲れてしまうのなら、孤独を愛して籠る。
それもいいんじゃないでしょうか。
今どんなに苦しくても3月12日が来れば、一旦は長い冬も終わります。
そして大学生になって、離ればなれになっても意外と折に触れて再会できます。
安心して、「今」に集中して、落ち着ける場所をぜひ探してください。
高校最後の一大行事問題
最大の関門・涙どころではない卒業式
人によっては卒業式の日が志望大の合格発表日。
卒業式に来ない人もいました。
卒業式には来ていたけれど、式が終わった後、教室で写真撮影をしている時に合格発表を見て膝から崩れ落ちていったクラスメートもいました。
私自身は、後期試験に向けてソワソワしていたので、「卒業式だからなんだ」とホームルームが終わって早々に自習室に退散しました。
でもそれは、本当は心苦しくて、悲しくて。
自習室で独り泣きました。
「私」にとっての卒業式を
それから一年。浪人してもう一度受験をし、再び来た合格発表の日。
同じく浪人していた友人と一緒に久しぶりに高校へと向かいました。
来客用の昇降口から入り、教室のない私たちは職員室へ直行。
数人の先生方に合格報告をしました。
一人ひとりからの温かい言葉。
ようやく卒業した気分になりました。
それぞれの過ごし方がある卒業式。
一度しかない卒業式です。
楽しむのもよし、受験を優先するのもよし。
悔いのないように過ごしてください。
最後に
染物師はサクラの色を出す時に、春の花びらではなく、冬の間の桜の木の幹を使うそうです。
外見は色気のない、寒い冬を必死に耐える裸の幹。
しかし幹の内側は、鮮やかで綺麗な桜色だそうです。
受験生は「冬の桜の木」
春に満開の花を咲かせるために、内側にピンク色を溜め込みながら寒い冬を必死に耐える。
そんな言葉を、受験の直前に恩師からもらいました。
この記事を読んでくれたみなさんは、桜の木です。
いつ咲くかはわからない。
でも必ず咲ける。
まだ咲いていないけど、美しい色を確かに持っている。
最後まで伴走します。
今回も読んでいただき、ありがとうございました。
<この記事を書いた人>
東北大 ほうじ茶
地元を出るときに満開の桜に見送られ、東北に来たら出迎えてくれたのもまた、これから満開になる桜たちでした。
※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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