模試の対策、何かしていますか?
模試をただ受けるだけではもったいない!
模試は、志望大合格に向けての大事な機会となるからです。
とくに、高2の秋の模試は、非常に大事!
なぜか?その理由は、この3つ!
①理科・地歴公民を加えた「5教科」での今の実力がわかるから!
②入試で使う科目選択の重要な材料になるから!
③高3になる前につぶしておくべきニガテを見つけることができるから!
定期テストもあり、なかなかこの時期、模試の対策までは手がまわらないという人も多いかもしれません。
でも模試対策は受験勉強の第一歩。
きちんと対策&上手く活用することで、志望大への距離を縮めましょう。
時間をつくれなかったり、学習のモチベーションが上がらなかったりして「結局直前にバタバタと復習するだけになる」という人のために、模試で得点をUPさせるための学習法をお伝えします。
まずは「目標設定」をしよう!
模試対策としてまず行いたいのは、目標設定をすること。
模試当日に記入する志望大や、「この教科・分野で○点取る!」などを決めることで、学習のモチベーションが上がり、やるべき学習が明確になります。
志望大が決まっていない場合は、模試当日に記入する志望大を考えよう
秋の模試は5教科での実力を試す大事な模試。
入試に向けて、志望大合格に向けて、何をやっていけばいいのかを洗い出し、戦略を立てるための大事な機会となります。
志望大が決まっていない人は、いったん「仮」でもいいので、まずは模試当日に記入する大学を決めておきましょう。
模試により数は異なりますが、志望大として4つ、6つなど複数の大学を記入できます。
第一志望大しかまだ決めていないという人も、併願大を含めて、どの大学を記入するかを考えておきましょう。
国公立大か私立大かも決まっていない場合は、それぞれで志望大設定をして記入するのが基本。
国公立大では、前期、後期それぞれを含めて記入できるように考えてみましょう。
今の自分の実力よりもだいぶ高いレベルかなと思う憧れ大が入っていてもOK!
志望する大学と自分の学力との距離をはかって力を積み上げていくために、できるだけ具体的に目標とする大学を考えてみましょう。
また、具体的な目標がないままにやみくもに対策をしていても、なかなか学習は進まないもの。
志望大、受験大を具体的に考え、目標とすることで、模試に対する学習のモチベーションを上げていきましょう。
自分のニガテを中心に、「この教科で○点はとる!」などの学習目標を立てよう
模試は出題範囲が広く、高1範囲からも出題されるため、しっかりと対策するのは難しいですよね。
「もうありのままの自分で受けよう」という気持ちにもなるかもしれません。
しかし、模試は、「模試で良い点を取る」という目標に向かって、ガッと集中して学力を向上させるチャンスです。
「テスト前にならないと集中して学習に取り組めない」という人が多いように、テスト前も学習のチャンスですよね。
さすがに全教科、全範囲で高得点を目指すというのはハードルが高いので、小さい目標でOK。
ニガテなものを一つひとつ攻略していくべく、模試に向けた学習目標を考えてみましょう。
例えば、「現代文の記述説明問題で、5割はとる!」「英語の発音・アクセント問題で8割得点を目指す!」など。
「記述説明問題で点が取りたい」→「国語の添削課題に取り組んでおこう」など、目標を決めることで、優先して行う学習も見えてきます。
自分のニガテな分野・範囲や設問形式を中心に、次の模試で何を絶対にできるようにするかを考えて、それに向けて学習を進めていきましょう。
英・数・国のニガテを優先! 理科、地歴公民は基礎事項をさっと確認!
英語、数学、国語は既習範囲が広いので、まずはその3教科を優先して学習するようにしましょう。
過去に間違えた問題に取り組もう
ニガテ単元の集中対策はもちろんのこと、「今までに間違えた問題」を解けるようになっておくことが大事です。
「この問題ニガテなんだよな...」「この間やったけど解けなかった」というものがあったら、まずはその問題に取り組んで対策をしましょう。
テスト前に取り組んだ問題だけでなく、過去に取り組んだ模試もぜひ活用を!
解答解説を読んで、どこを、なぜ間違えたのかしっかりと理解してから、再度解けるかを試してみましょう。
解けなかった問題、間違えた問題は、学力向上のための宝の山。
普段問題に取り組む際も、解いて解答を確認したら終わりではなく、必ずなぜ間違えたのかということまでを確認し、基礎事項や解き方を理解していくことが本当に大事です。
基礎事項をさっとでもいいので確認しておこう
高1で学習した事項などは、知識があいまいになってしまっていることも多いですよね。
範囲が広い模試では、基礎事項を振り返っておくことが有効です。
例えば数学だと、自信のない単元の定理・公式を振り返っておくだけで、模試で得点できる場合も。
復習には「定期テストよく出る基礎」アプリや、数学は「AI StLike」アプリもおすすめです。
スキマ時間に手軽に取り組めるので、意識して基礎事項を確認するようにしましょう。
また、理科と地歴公民の対策としては、11月号でお届けの「模試リハーサルワーク」がおすすめです。
模試前に、理科、地歴公民の要点をさっと確認しておきましょう。
この模試に向けた学習の積み重ねが、高3の自分を支える土台になります。
「次の模試では何をできるようにするか」という目標を決め、上手く模試を活用して志望大合格に近づいていきましょう。
<この記事を書いた人>
進研ゼミ高校講座編集室 山
※この記事は公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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