料理研究家

料理研究家の仕事内容は?

料理研究家になるには? 資格は? どんな人が向いている?


料理研究家とは新しいレシピを創作して伝える仕事

・料理研究家はオリジナルレシピを創作して伝える人


料理研究家は「おいしさ」「見た目の美しさ」「家庭でできる簡単なつくり方」「栄養の高さ」などを追究し、新しいレシピを創作して伝えることを仕事にしています。
自分が研究してつくったオリジナルレシピを、ブログや料理動画サイト、You-Tubeチャンネル、テレビや雑誌、料理本などのメディアで紹介するか、料理教室を開く、講演活動などで伝えているのが料理研究家です。

・料理研究家によって得意ジャンルが違う


料理研究家によって、さまざまな得意テーマがあり、和食、洋食、エスニックといった種類から、「時短料理」「ダイエット料理」「オーガニック」「美容」などの切り口で独自に研究する人もいます。

・料理研究家とフードコーディネーターとの違いは?


料理研究家は、おいしさや見た目の美しさ、栄養価の高さなどから、自分のセンスで新たなレシピを開発しますが、「フードコーディネーター」はそれだけでなく、撮影現場で食器やカトラリーなどテーブル周りのコーディネートをし、おいしくよりスタイリッシュに見せるための方法を考えたり、食品が売れるための方法を提案したりするなど、仕事の領域が広いと言えます。そのため「料理研究家」はフードコーディネーターの中の一つとも言えます。
料理研究家は、自分のつくったレシピを自分のセンスや個性を生かして広めることを専門にしていますが、フードコーディネーターは食べる人のニーズやターゲットを調査してビジネス面から食品を開発していくなどもしています。
料理研究家はどんな働き方をするの?

料理研究家の勤務時間は?働く場所は?

基本的にフリーランスで働くので勤務時間は人によって違います。
料理研究家は、常にどこにいても何を食べても新しいレシピの考案や試作、アイデア出しなどを行っていることが多く、何時から何時までが仕事、何時から何時までがプライベートというように区切りはあまりないのが普通です。

写真や動画の撮影は、自宅のキッチンスタジオや写真スタジオ、テレビで仕事をしている人はテレビ局などで行います。

撮影や番組収録などの日は、朝早くから材料を準備して、何品もまとめてつくることも多く、後片づけも含めると長時間の仕事になることもあります。
料理研究家はどんな人に向いているの?

料理研究家には料理が大好きなこはもちろん、サービス精神豊かな人に向く

とにかく料理が大好きなことはもちろん、どんなレシピなら簡単においしく再現できるのか、どんなレシピならシェアしたくなるか?などをいつも考えながら、サービス精神豊かに研究ができる人が向いています。

また料理研究家は、本人のキャラクターも大きな魅力要素。面白いトークができたり、ビジュアルが良かったり、センスがいい、説明がわかりやすい! 何かカリスマ性のある人も向いています。
料理研究家の将来展望は?

料理研究家の将来の展望は明るい?食育ブームや健康志向の影響は?

「食育」ブームや健康志向の高まりなどから、料理研究家の活躍は今後も期待されています。人気のある料理研究家は、自分らしいレシピを開発して伝えるだけではなく、食品メーカーから新メニューの提案を依頼されたり、地方自治体から地元の特産品を使ったメニューの開発を依頼されたりなど、活躍の場が広がっています。
近年はSNSや動画サイトでレシピを気軽に発信できる時代になったため、料理研究家を目指す人も増えてくるでしょう。

料理研究家にはこうすればなれる!

料理研究家になるには?資格は必要?役立つ学校は?

・役立つ国家資格は「管理栄養士」「調理師」


料理研究家になるのに特別な資格は必要ありません。誰でも自分で料理研究家と名乗ることはできます。
しかし管理栄養士、調理師などの国家資格を取っておくとレシピに説得力が増し、信頼を得ることができます。また人気の料理研究家たちの中には「野菜ソムリエ」「和食マイスター」「きき酒師」「フードコーディネーター」などの民間の資格を取っている人も多いです。そうした資格の勉強をして、自分の強みのジャンルをつくることもオススメです。大学、短大、専門学校などで栄養学や調理について学んだ後、料理研究家のアシスタントになって独立する人もいます。

・家庭の主婦から料理研究家へ


しかし最近では家庭の主婦が料理ブログやSNSを続けてファンを獲得した後に転身するケースや、飲食店などで料理の仕事を経て料理研究家として仕事を始めたりする人もいます。