化粧品企画



化粧品企画の仕事内容は?

化粧品企画者になるには数字や美容トレンドに敏感なことが必要!


化粧品企画とは化粧品会社の花形部門

・化粧品企画とはデータ分析をもとに新しい商品やブランドを立ち上げる仕事


化粧品会社には誰もが知っているような大手有名企業から、名前をあまり知られていないOEM企業までさまざまです。(OEMとは、自社でつくった商品を大手企業のブランド名で売ったり、大手企業から頼まれて新商品を開発したりする会社です。)

化粧品企画は、化粧品会社の仕事の中でも、新しい化粧品を考えたり、新しいブランドを立ち上げたり、販売戦略の企画立案にまでかかわる花形職種です。

化粧品企画の人たちが新しい商品を企画する時には、まず買う人たちの「こんなコスメがあったらうれしい」「こんな悩みを解決したい」といった思いを調査分析します。そしてその結果をもとに、新商品のコンセプトやイメージを企画します。

化粧品企画の仕事というと「アイデア力勝負」という印象ですが、実は地道な調査やデータ分析をすることの多い仕事です。
化粧品企画はどんな働き方をするの?

化粧品企画は化粧品会社で商品企画・マーケ部門などにある

化粧品企画の仕事は、化粧品会社に就職して商品企画・マーケ部門などに配属されて行います。勤務時間や休日は勤め先の会社の規定によります。通常土日休日の平日勤務のケースが多いようです。
また化粧品業界は、結婚、育児などを経ながら女性が長く働きやすい制度が整っている会社が多く、女性が活躍しやすいことでも知られています。
化粧品企画はどんな人に向いているの?

化粧品企画を目指すなら化粧品や美容のトレンドへの高い関心が必要

 
商品企画は、化粧品や美容のトレンドへの高い関心が重視されます。「化粧品が大好きで新商品チェックは欠かさない」という人に向いています。また地道なデータ分析が主な仕事なので、データや数字に強いことはとても重要。

さらに実際に商品の成分などを研究して開発する技術職の人や、商品を売る営業・販売の人たちなど、さまざまな立場の人たちの協力を求めながら進める仕事なので、コミュニケーション力のある人が向いています。
化粧品企画の将来展望は?

化粧品企画の将来展望 今後ますます重要に

現在化粧品業界では、OEM企業が増えており、消費者のさまざまな要望にこたえる化粧品が世の中に次々と登場しています。消費者側から見ると喜ばしいことですが、その分、つくり手側の競争は激しくなっています。また人口減の影響で、日本の化粧品業界の業績は、全体的に減少傾向にあります。
業績が上向きの会社やブランドも存在しており、他の会社に真似のできない強みを確立したり、新しい顧客層をねらった新コンセプトの化粧品を企画したりして競争に勝っています。
そうしたことから新しい商品を生み出す化粧品企画職の役割はますます重要になっていると言えます。
化粧品企画にはこうすればなれる!

化粧品企画になるにはどんな学問が役立つ?文系出身者もなれる?

・化粧品企画に役立つ学歴と学問系統は?


化粧品企画の仕事につくには、化粧品会社の社員になる必要があります。各企業が実施する社員採用試験を受けます。
誰でも知っているような大手化粧品会社では大学卒以上の学歴を求められることがほとんどです。企画やマーケティングを行う化粧品企画職につくなら、大学では文系に進み、商学部経営学、心理学などを学ぶと役立つでしょう。(中小の会社では技術職などを除き、学歴不問のこともあります。)

・化粧品企画は花形職種で競争率が高い


化粧品業界にはさまざまな職種がありますが、その中でも化粧品企画は人気の職種であり、この職種を目指す人は非常に多いようです。

大手の化粧品会社では、はじめから商品企画の仕事に配属されることはまずなく、最初は販売や営業など現場に配属され長年経験を積み、そこで実績が認められてはじめて願いがかなうかもしれないのが実情のようです。

一方、化粧品会社には先ほど紹介したOEM企業など、中小の化粧品会社やベンチャー企業が多数あります。そうした企業では基本的に学歴不問で、未経験者の採用も積極的に行っているところも多く、1年目から様々な仕事を任せてもらえます。そのため化粧品企画職につくチャンスが早くやってくる可能性は高いと言われています。