自衛官

自衛官の仕事内容は?

日本の平和と独立を守り、安全を保つための仕事を行います。

自衛官は、防衛省・自衛隊に勤務する特別職の国家公務員で、日本の平和や独立、安全を守ることを第一の仕事としています。
自衛官はまず、国を守る必要ができたときや、国内でそう乱などの非常事態が起きたときに出動する任務を負っています。
また、大きな災害のときには、いちはやく駆け付けて人命救助にあたります。
そのほか、国際平和に協力する業務や、災害などに見舞われた国への国際緊急援助活動にも参加しています。
また、自衛隊は女性も活躍しています。

自衛官はどんな働き方をするの?

国家公務員として全国各地に駐とんし、災害時には被災地で任務に当たることもあります。

自衛官は国家公務員で、勤務地は全国各地に約260か所あります。
勤務地により異なるものの、勤務時間は原則として8時15分から17時で、週休2日制です。
曹長以下の自衛隊員は、駐とん地や基地などにある営舎で集団で生活するのが一般的です。
地震や台風などの大きな自然災害が発生した場合は、被災地へ派遣され救護活動などを行うこともあり、災害の規模によっては、長い間、その地に留まることもあります。

自衛官はどんな人に向いているの?

国を守るという仕事のため、ゆるぎない信念をもち、忍耐力や責任感、連帯感、決断力のある人が向いています。
日ごろの厳しい訓練にたえるには、体が強くて、健康で、適応力があることも求められます。
そのほか、営舎の中で集団生活を行うので、規律が守れ、礼儀正しい性格であることも欠かせません。

自衛官の将来展望は?

国内だけでなく、海外で活躍する場面も増えるでしょう。

近年は自衛隊の役割への期待が大きくなっており、世界の平和と安全を保つために、国連の平和維持活動(PKO)や国際緊急援助活動などにも積極的に参加しています。
2007年に防衛庁が防衛省に変わり、国際平和協力活動は、自衛隊の本来の仕事と位置づけられています。
今後は、海外における活躍の場はさらに広がるとみられています。

自衛官にはこうすればなれる!

試験の種類が多く、自衛官になるための門戸は広く開かれています。

組織としての規模が大きい自衛隊は、募集する職種もたくさんあり、自衛官の採用試験にもいろいろな種類があります。
自衛官候補生、一般曹候補生、防衛大学校学生、防衛医科大学校学生、航空学生、看護学生、大学卒者を対象とした幹部候補生などがあり、応募するための条件もさまざまです。