航空会社のお仕事

航空会社のお仕事の仕事内容は?

安全・快適な空の旅を実現する仕事です。

「航空機の飛行計画をつくり、運航する」「安全管理を徹底する」「お客様に快適に過ごして頂くための商品・サービスを企画する」など多くの役割があります。
安全に航行できるように、航空機をしっかり整備する「整備士」
海外・国内に向かう航空機の安全な飛行計画をつくる「ディスパッチャー(運航管理者)※」
空港の顔としてお客様をお迎えする「グランドスタッフ」
操縦士同士で協力しながら安全に飛行する「パイロット」
そしてお客様一人ひとりに気を配る「キャビンアテンダント」
多くの人たちがチームで「安全・快適な空の旅」をつくっていく仕事です。

※航空機が安全に飛行できるように1便ごとに飛行計画をつくります。
ディスパッチャーは天気や乗客・貨物の重さ、使われる燃料などすべての情報をふまえ
安全で効率よい飛行計画をつくります。

航空会社のお仕事はどんな働き方をするの?

それぞれの役割で働き方が異なります。

航空整備士:
空港に到着した航空機に対して次の便までの間に行う点検・整備作業を短時間で行う点検整備、
外部状態の点検、部品の交換など深夜に行う整備があります。
休みは不規則であり、勤務は交代制で行うのが一般的です。

ディスパッチャー:
24時間、365日体制で空港や天候の情報収集及びデータの監視を行います。
国際線を担当する場合は勤務時間が深夜になる場合もあります。
休みは不規則であり、勤務は交代制で行うのが一般的です。

グランドスタッフ:
空港の顔として、窓口が開く早朝から最終の飛行機が到着する深夜まで交代でお客様の対応を
します。
休みは不規則であり、勤務は交代制で行うのが一般的です。

パイロット:
国内線の場合は、一日に約3便ほど乗務することが多いです。
アメリカやヨーロッパなどの長時間の便を担当する場合は、交代要員が乗っているため
仮眠を取りながら乗務します。
また乗務以外では、資格を維持するためのさまざまな定期的な審査や訓練を受けます。

キャビンアテンダント:
国内線の場合は、一日に約3便ほど乗務することが多いです。
アメリカやヨーロッパなどの長時間の便を担当する場合は、交代で休憩(きゅうけい)を取ります。
また乗務以外では、資格を維持するための訓練や接遇(せつぐう)(※)マナーなどの教育を受けます。

※接遇 おもてなしをすること

航空会社のお仕事はどんな人に向いているの?

チームで「安全・快適な空の旅」をつくっていくため、それぞれの役割で求められる力が高い人に向いています。
航空整備士:「責任感・体力・精神力」
機体の知識と正確な技術をもって細心の注意を払える人。体力と集中力も求められます。
ディスパッチャー:「情報を読み取る力・論理的思考力」
データを読み取り、冷静に対応できる人。外国の空港でも活躍できる語学力も必要です。
グランドスタッフ:「コミュニケーション力・判断力・行動力」
空港のお客様に親身に対応できる人。出発ぎりぎりのお客様対応など判断、行動力も必要です。
パイロット:「冷静な判断力・高い責任感・自己管理能力」
多くの人の命を預かる重い責任を伴う仕事です。緊急事態に対応できる判断力も必要です。
キャビンアテンダント:「体力・知性・冷静な判断力」
いろいろな国、年齢のお客さまと接するため親しみやすさ、高い教養、語学力が必要です。

航空会社のお仕事にはこうすればなれる!

役割・担当によってさまざま

「航空機の飛行計画をつくり、運航する」「航空機・空港の安全管理を徹底する」
「お客様に快適に過ごしていただくために配慮する」など多くの役割があり、その役割・担当によって資格などが必要です。

「航空整備士」:基本的に工系学部学科、航空専門学校、高等専門学校(高専)で学ぶ必要があります。
また国家資格の「航空整備士」を取得することで、活躍の幅は広がります。
「ディスパッチャー」:航空会社に入社後、国家資格を取得し、社内審査に合格する必要があります。
「キャビンアテンダント・グランドスタッフ」:航空会社や空港サービス関係の会社の採用試験に合格する必要があります。高い語学力、教養などが求められます。
「パイロット」:航空会社の自社パイロット養成コースや航空大学校を卒業後、パイロットになります。いずれも国家試験に合格して航空ライセンス取得が必要です。