『帰宅部あるある 』

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#学校#将来#部活
2022.11.11
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帰宅部――。
それは学校内のどの部活にも所属せず、放課後すぐに帰宅する人たちのこと。
運動部や文化部などあらゆる部活のなかで帰宅部が中高生に一番人気という説さえある。
自分の自由時間をのんびり過ごせそうな帰宅部は、どこかみんなの気になる「部活」なのかもしれない。
帰宅部にも「目的」がはっきりしている帰宅部の人と、とくに目的のない帰宅部があるのを知っているだろうか?
目的のある帰宅部の代表は、地元のクラブチームに所属してスポーツをきわめていくために帰宅部を選んでいる中学生。
そして超難関大合格にむけて勉強するために帰宅部を選ぶ高校生などだ。
一方、とくにそういった目的のない帰宅部は、なんとなく帰宅部を選んでいるようだ。
この記事ではそういう、目的はとくにないけれど帰宅部を選んでいる人の帰宅部「あるある」を紹介‼
帰宅部って実際はどうなの?と気になるキミはぜひ読んでみて。

帰宅部のメリット・デメリット


どんな部活にも所属するメリットもあれば、デメリットもあるように、帰宅部にもそれはある。
どこの部活にも所属しない帰宅部には、いったいどんなメリットやデメリットが??
いろいろ気になる帰宅部の実態にせまってみよう!

帰宅部のメリット


帰宅部のメリットといえば、部活をやっている人よりも、自分で自由に使える時間が圧倒的(あっとうてき)に長いということ。
放課後の練習どころか朝練もないし、週末、夏休み、冬休みの練習もない。
試合で遠征(えんせい)することもないし、合宿もコンクールもない。
自由な時間が増えるということは、趣味や遊び、読書、創作活動、ゲーム、勉強...など好きなことを思い切りできるのが最高のメリットだ。
それになにをするわけでもなく、ただぼ~っとすることのできる贅沢(ぜいたく)を味わったり、疲(つか)れているときに睡眠(すいみん)時間もたっぷりとれるのも、帰宅部ならではのメリットだろう。
また部活の先輩・後輩の人間関係に気をつかうこともなく、おだやかな毎日を送れることもメリットといえる。

帰宅部のデメリット


そんな気ままな帰宅部のデメリットは、メリットの裏返しになる。
帰宅部のデメリットの1つめは、自由時間が多すぎて、なんとなくぼんやりした日々を過ごしがちなこと。
放課後は時間がたっぷりあるので、TVや動画をみたり、SNSでフォローしている人の投稿(とうこう)を読んだり、ソーシャルゲームにログインしたり。
最初は新鮮で楽しく感じられても、だんだん帰宅部の自分の生活に飽(あ)きてきたり、後悔(こうかい)したりすることも。
帰宅部のデメリットの2つめは、友達との青春の思い出がつくりにくいことかもしれない。
部活の仲間とは、いっしょに練習や試合、コンクールなどをがんばるなかで、超仲良しになることも多い。
だから、帰宅部で中高生時代に部活仲間との青春の思い出を得られなかったことを、ずっとたってから後悔する人もいる。
デメリットの3つめは、先輩後輩とのつきあいが少なくなるので、上下関係のコミュ力を身につけるチャンスをにがしてしまうこと。
そして4つめは運動部の人に比べると、運動不足になってしまいがちなことだ。

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帰宅部あるある


帰宅部のメリットとデメリットを知ったところで、いよいよ「帰宅部あるある」をいくつか紹介しよう。
帰宅部の人なら、きっと1つは「あるある~」と共感してくれるだろう。
そして帰宅部じゃない人にとっては、へえ~そうなんだ⁉ という発見になるかもしれない。

家に帰って何するの?と頻繁(ひんぱん)に聞かれる


「帰宅部あるある」の1つめは「家に帰ってなにするの?」と素朴(そぼく)なギモンとして聞かれることが多いこと。
あんまりいろんな人に聞かれると、コメントに困ったり、「もう放っておいてよ」って言いたくなったりしそうだけど、やっぱり聞かれちゃうんだよね。
帰宅部のあるあるの共感度1位はたぶん、これだろう。
ひんぱんに聞かれる理由は、「帰宅部」がなんとなくナゾめいている存在だから⁉
部活で放課後がいそがしい人たちにとっては、「帰宅部の人たちは、放課後、なにかほかにおもしろいことをやっているのかな~?」なんて興味がわいてしまうのだ。

夕方のテレビ番組にくわしい


「帰宅部あるある」の2つめは、基本、夕方にはもう家にいるので、夕方の時間帯のテレビ番組にくわしいこと。
最初はなんとなく帰宅してすぐテレビをつけていた人も、だんだんお気に入りの番組がみつかって、夕方にテレビを見るのが日常化することも。
ちなみに夕方の時間帯には、ドラマの再放送など意外とおもしろい番組があるのですっかりハマってしまう人もいるらしい。

みんな部活で忙しく、遊ぶ友達がいない


「帰宅部あるある」の3つ目は、遊ぶ友達がいないこと。
友達が本当にいないというより、ヒマなとき遊ぶ友達がいないという意味。
帰宅部ってとにかく放課後に時間がたくさんあるので、遊ぼうと思ったら遊ぶことができる。
でもせっかく自分に遊ぶ時間があっても、友達は部活でいそがしいからだれもさそうことができないんだよねー。
友達と遊びたいな~と思っても「ごめん、部活が!」とか断られて、結局家族と過ごしたり一人で遊んだりすることが多くなりがちだ。
これって一人遊びや孤独(こどく)好きな人にはあまり問題ないけど、「さびしがりやさん」とか「仲間とワイワイしたい人」にとってはちょっとつらいかもしれない。

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先輩後輩のしがらみはない


「帰宅部あるある」4つめは、先輩後輩のしがらみがないこと。
部活の先輩後輩の人間関係のトラブルでなやんでいる友達の話を聞くと「帰宅部でよかったな~」と思うことも多い。
先輩後輩と仲良く楽しそうにしている人たちをみるとうらやましく思う反面、上下関係のめんどうなしがらみがないことは、気楽だしありがたいかも⁉
とはいえ社会にでたときに、上下関係が苦手だと仕事しづらいから、中学生のうちに先輩や後輩との人間関係に慣れておくのは、いい経験ではあるのだけど...。

帰宅部が帰宅しないときあるある


次は帰宅部なのに放課後まっすぐ帰宅しないときの「あるある」を紹介。
帰宅部だからって毎日放課後、家に直行するとは限らない。
たまには放課後学校に残っていたっていいじゃない?
とはいえそういう日の帰宅部の人たちは、あることを感じたり、同級生からよく同じ質問をうけたりするらしい。
帰宅部が帰宅しないときの「あるある」とはなんだろう?

たまに遅(おそ)くまで学校に残っているとどきどきする


「帰宅部が帰宅しないときあるある」の1つめは、たまに学校に残っていると、非日常的でドキドキすることだ。
放課後学校に残っていると、みんなが部活に打ち込んでいる姿を見たり、かけ声があちこちから聞こえてきたりする。
そんななか、部活をせずにただ学校にいる自分は、なにか異世界にまぎれ込んだような不思議な存在に思えてくるのだ。

夕方のドラマ再放送がみられないとやきもき


「帰宅部が帰宅しないときあるある」2つめは、夕方のドラマの再放送がみられなくてやきもきすること。
さきほど紹介したとおり、帰宅部の人は、夕方のTV番組にくわしく、なかでもドラマの再放送を見るのが楽しみになっていたりする。
そのため帰宅せずに学校に残った日は、夕方のドラマ再放送を見のがしてしまうことに一人「やきもき」した気分になってしまう。
文化祭の練習などでみんなと放課後いっしょにいるときも、ひそかに「ああ、あのドラマ、どうなったかな~??」と思ってしまう。
だけどそれをだれに言っても共感されないのが、ちょっとさびしい「あるある」なのだ。
もしかするとおたがい帰宅部どうしなら、その「やきもき」した気持ちを「わかる~」と共有し合えるかも。

部活やっている同級生に「なんでまだいるの?」と聞かれる


放課後学校に残っていると、部活やっている同級生のだれかから「なんでまだいるの?」とふしぎそうに聞かれるのも「あるある」のひとつ。
そんなの余計なお世話だから聞かないでほしいものだけど、聞く側にとっては単に新鮮でめずらしい状況なのかもしれない。
油断していると1人だけでなく、別の人からも聞かれたりする。
最初は「もしかして放課後にオレ(私)がいてくれてうれしい?」
など逆に聞いたりしてみるものの、毎回だれかに聞かれるとだんだんめんどうに...。
帰宅部にとって放課後の学校は、ちょっとめんどうな気分になりがちな場所でもある。

帰宅部の勉強あるある


「帰宅部の勉強あるある」を紹介しよう。
帰宅部って放課後に勉強する時間がけっこうあるから、「いいな~勉強時間がたっぷりあって」とうらやましがられることもしばしば。
たしかに「放課後に勉強に打ち込みたいから」という理由で帰宅部になる中学生もいる。
帰宅部はみんな、部活している人よりホントに勉強しているのだろうか?
そして成績を上げているのだろうか?

早く帰っても勉強しているわけではない


すぐに答えを言っちゃうけど、早く帰ってもその分勉強しているわけではないのが、「帰宅部の勉強あるある」だ。
高校の進学校では、帰宅部を選んで勉強をがんばっている人もいるようだけど、一般的には、帰宅部だからって勉強を多くするわけでもないし、帰宅部=成績がよい、というわけでもない。
もし帰宅部のほうが断然勉強をがんばれて成績がいいというなら、帰宅部をみとめない学校がもっと少なくなるかもしれない。

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時間に余裕がありすぎて気が緩(ゆる)む


帰宅部の勉強あるあるの2つ目は、時間の余裕がありすぎて気がゆるんでしまうこと。
キミも経験がないかな?
学校や部活がぽっかり休みになった日とかに、気が抜けて勉強が手につかなくなったこと。
帰宅部は勉強時間がたっぷりあるため、「帰宅したらすぐやらなきゃ」などの危機感や緊張感を持ちにくい。
結果、のんびりと勉強してしまい、長時間机に向かっていてもあまり集中できないことも多くなりがち。
せっかく勉強をいっぱいやりたくて運動部をやめて帰宅部に転身した人も、帰宅部生活になったとたん、気がゆるんで部活をやっていたころよりも勉強に集中できなくなる、ということも起こりやすい。
一方、部活でいそがしい人は、効率よく勉強しようと思える緊張感がある。
定期テストが近づいてくると「テスト勉強早くしたい。でも部活が...」というあせりや危機感が強くなる分、テスト直前の追い込みの集中力も上がりやすい。
こう考えると、時間がたっぷりあればあるほど勉強がはかどる、というわけではないことがわかる。
「帰宅部は早く帰って、ソッコー勉強できるからうらやましい」は一部の人をのぞいて、幻想(げんそう)かもしれない。

目標が持ちにくい


「帰宅部の勉強あるある」の3つめは、目標が持ちにくいということ。
帰宅部は自由に使える時間が多いので、毎日の生活のなかにメリハリがなく張り合いがなくなりがち。
それが勉強面にも影響して、勉強に目標を持てない傾向があるよ。
部活の仲間と「練習がいそがしいけれど次の定期テスト、いっしょにがんばろう!」などとはげまし合ったりする機会もないので、なおさら勉強の目標が持ちにくい。

先輩からのアドバイスがもらいにくい


「帰宅部の勉強あるある」の4つめは、先輩からの勉強のアドバイスがもらいにくいこと。
部活をやっていないと先輩とのしがらみがないのはいいけど、先輩の知り合いができにくい。
部活をやっていると、部活の先輩から自然に、「○○先生は定期テストに資料集の写真からよく出題する」とか「○○先生の小テストはプリントを復習するのがおすすめだよ」とか、役立つ勉強のアドバイスをもらえることが多い。
それは毎日の勉強や受験勉強にも役立つことが多いもの。
帰宅部だとそうした先輩からの勉強アドバイスがもらいにくい。
まあ、先輩からのアドバイスはとくにいらないかも? という人には関係のないことだけど。

まとめ


帰宅部あるある、どうだったかな?
帰宅部は自由時間がいっぱいあって好きなことができそう。
めんどうな先輩後輩の人間関係もないし、勉強時間もたっぷりあってうらやましいな...。
そんなイメージがあるけれど、意外と時間を持て余している人や、勉強して成績アップしている人だらけ、というわけでもない実態がわかったかも。
また人間関係のわずらわしさがないかわりに、いっしょに部活をがんばった仲間との青春の思い出をつくれなかったことをずっとたってから後悔する人も多いらしい。
とはいえ、自分の時間を充実(じゅうじつ)させることはできるし、前向きに帰宅部を選ぶ人もいる。
もしもキミが帰宅部を選ぶなら、帰宅部ライフを満きつしたいよね。
それには学校の部活ではできないなにかをきわめるつもりでとことん打ち込んでみるのがおすすめだ。
そうすれば帰宅部でも青春はできるし、目標も持てる。
将来同じことをきわめた仲間とのつながりがもてそうだ。
また、放課後から寝るまでの長い自由時間をなにに使うか、時間割を考えておくのもいいかもしれない。

「目的」がはっきりしている帰宅部の代表格は、地域でサッカーや野球のクラブチームに所属する人たちかな。 「プロになる」という目的がはっきりしている場合が多いよね。



授業で取り入れられている「ダンス」。中学校では部活の扱いは少なく、学校外での活動が多くなるかもしれない。
ダンスインストラクターという職業をキミは知っているかな?

ダンスインストラクター


ダンスインストラクターとはさまざまなダンスを教える


・ダンスインストラクターとは?
ダンスインストラクターは、ダンスを教えるのが仕事です。ここではダンス教室で生徒にダンスを教える人の仕事を紹介します。ダンスにはヒップホップやハウス、ジャズ、社交ダンス、タンゴ、フラダンス、サルサ、タップダンスなど、さまざまなジャンルがあります。
ダンスインストラクターはそれぞれ専門の分野を持ち、レッスンを行います。
・ダンスを習う生徒はいろいろ
ダンスのレッスンはクラスに分かれて行われます。インストラクターは、入門者〜上級者まで受講生のレベルに合わせた内容のレッスンを行います。
受講生の習う目的によってもレッスン内容は異なります。
プロをめざしたい人、パフォーマンスを楽しみたい人、習い事として楽しみたい人、健康とダイエットのためなど、受講生の目的は様々です。
インストラクターは、プロをめざす生徒には、基礎を徹底的に教えて技術を伸ばすことに重点を置き、趣味で習う人には楽しみを重視します。
・レッスンの仕事
レッスンの時間では、最初はウォーミングアップやストレッチなどを行い、次に曲をかけながらステップやターンの練習を行うことが多いです。
発表会に向けてのレッスンの場合は、振付を教えたり、フォーメーションを教えたりします。
・レッスン時間以外の仕事
ダンスインストラクターの仕事は、レッスン中に生徒にダンスの技術や振付を教えるだけではありません。
レッスン時間外には、新しいレッスンの企画を考えたり、次のパフォーマンス用の曲を選んで振付を考えたり、生徒の指導法を研究しています。
また夏休みや年末年始に特別集中レッスンやイベントを企画したり、レッスン中のV T Rを見て生徒一人ひとりの技術チェックを行ったり、練習法に悩んでいる生徒の相談に乗ったりします。
レッスンの前後にスタジオのフロアのモップがけや換気をまめに行うのもインストラクターの仕事です。

週末だけダンスインストラクターを行う人も


ダンスインストラクターの働き方は、自分でスタジオを借りて個人で教室を運営するケースと、ダンススクールやスポーツクラブなどと契約をしてレッスンの担当を受け持つケースの2つがあります。
個人で教室を運営するインストラクターは、集客活動や集金も自分で行います。またスタジオ料金の支払いや経費も自分で支払います。その代わり生徒が増えれば増えるほど収入が増えるところがメリットです。人気のインストラクターなら生徒がたくさん集まり、高収入を得られます。
一方、ダンススクールなどと講師契約をしているインストラクターは、月々決まったレッスン料がスクールから支払われます。個人で活躍する人気インストラクターに比べて高い給与は望めませんが、自分で生徒を集めたり、集金したりしなくてよいので、レッスンに専念できるのがメリットです。
また平日は会社員として働き、週末だけダンスインストラクターを行う人もいます。 副業OKの会社が増えているので、そのような働き方をする人も今後はさらに増えるかもしれません。

ダンスインストラクターには「ダンスの教え方がうまいこと」が必要


ダンスインストラクターに求められるのは、かっこよく踊れることだけでなく、「ダンスの教え方がうまいこと」です。ダンスの教え方がうまいインストラクターの特徴を紹介します。
◯ ダンスを踊る楽しみやコツコツ練習して得られる喜びを伝えられる
◯ 生徒のもっているよいところを発見してそれを伸ばしていく力がある
◯ 生徒一人ひとりを観察して不得意なところを見抜ける力がある
◯ 身体の動きを、言語化して分解してわかりやすく説明できる力がある
◯ それぞれの生徒の悩みや憧れの気持ちに寄り添う共感力がある

音楽の分野も学校の部活以外で活動している人が多いかもしれないね。
学校にあるのはたいてい「吹奏楽部」や「ブラスバンド部」だから、それ以外のジャンルをきわめようと思ったら学校以外での活動になるのかも。



どんな仕事かな?と思ったら「おしごと事典」を見てみてね!
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2022.11.11

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