『高校の選び方 高校を選ぶ理由ランキング』

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2022.04.15
高校の選び方 高校を選ぶ理由ランキング

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キミがいま中3ならば、高校をどう選ぶかは喫緊(きっきん)の課題だよねー。
まわりは「どうするの?どうするの?」と攻めてくるけど、こっちが聞きたい。「どうするの?」いやマジで。
そこの中1や中2のキミ、「関係ないや」じゃないよー。高校選びは中1・中2から始めたほうが良い結果に結びつく。その理由は後で話そう。
実はベネッセ教育総合研究所の調査で、どんな理由で高校を選んだのかがわかる資料がある。そのランキングを見てみよう。2011年のもので少し古いのだけど、キミの実感とは少し違うかもしれないね。
まずはそれを見てみよう。

高校の選び方 高校を選ぶ理由ランキング ※参照「Benesse教育情報サイト 志望校選び 重視したこと」

あれ、「制服がかわいい」とか「私服で通学できる」とかないの? 施設が新しくてキレイとかは? うんうん、わかるよ、その気持ち。
その辺も含めて高校選びってどうやったらうまくいくの? をお話ししていこう!

進研ゼミで合格を勝ち取った先輩の高校レポート。
ここから行きたい高校を探してみるのもいいかも!
高校入試情報サイト

高校の種類ってなにがあるの?


彼を知り己を知れば百戦危うからず。
「孫子」の言葉だ。その意味は「敵の実情と味方の実情をよく知って戦えば、何度戦っても敗れることはない」ということ。あ、高校は敵ではないけどね(笑。
キミは高校のこと、どのくらい知っているかな? だって選ぶにしても、どんな選択肢がどのくらいあるかを知っておかないと選べないじゃない?

公立の高校


高校を決める第一段階で公立・私立・国立のどれにするの? 問題がある。
公立というのは「都立」「県立」「道立」「府立」の高校のこと。公立は高校数が多いので選択肢が豊富。キミにあった学校を見つけやすかもしれない。
だけど、公立高校では、入試本番の点数とともに、中学校での成績である「内申書」が評価されることが多い。
高校選びを中1・中2から始めると有利なのは、高校の選び方によっては、時間の余裕を持って準備できることが大きいんだ。内申点はその最たるもので、自治体によって中1の成績から評価対象になることもある。すると、中3の段階で公立に決めたけど、すでに内申点を伸ばすには限界がある場合もあるじゃない? そうならないための早期の高校選びなんだ。

私立の高校


私立は学校ごとの特色あるカリキュラムや校風が魅力だよね。入試についても推薦入試や入試当日の結果のみで合否が決まる場合もある。公立高校との併願や、単願などさまざまな受験方法もあるんだよ。あらかじめ知っておき、対策を立てていけるといい。

国立の高校


国立高校は国立大学の系列校。多くの国立大学は進学校でとてもレベルが高いと思っていたほうがいいよ。
「でも高校にさえ入っちゃえば国立大学にエスカレーター式で合格できるんでしょ?」と思うかもしれないね。残念!附属高校から系列大学への進学も難関となっている。

大学附属の高校


国立高校だけではなく、私立の大学でも附属高校を持つところは多い。
高校から大学まで一貫教育を目指しており、内部進学する人も多いね。でも全員がかならず内部進学できるわけでもないんだ。それぞれ条件を課しているから、そこはキチンと調べるようにしよう。

中高一貫校


ええ? なんで高校受験の話に中高一貫が出てくるの? といぶかるかもしれないけれど、中高一貫のなかには、高校受験時に募集をかけるところもある。あこがれていた中高一貫校があるなら、高校での受験が可能なのかどうか調べてみよう。

共学・男子校・女子校


最近は共学の高校が増えているものの、「男子校」「女子校」も存在しているよ。
それぞれの学校によって教育方針や特色、雰囲気も違うので、自分に合うかどうかをしっかり見定めることが大切だね。
また、男子・女子とも募集するけど、教室(男子クラス・女子クラス)や校舎などが分けられている学校もあるよ。

全日制 定時制 通信制の高校


全日制は毎日通学して授業が朝から夕方にかけて行われる高校。
定時制は毎日通学するものの、授業時間は1日4時間。授業はおもに夕方から夜にかけて行われる高校だ。1日の授業時間が4時間程度の場合、3年では必要な単位を取得し切れないため、基本的に4年間で卒業する人が多くなるようだ。
通信制の高校は基本的には自宅学習を行い、必要に応じて通学するものだよ。通信制高校は学年制ではなく「単位制」なのも特徴だね。
単位制といえば、定時制の高校でも単位制を取り入れている学校が増えていて、別の時間帯にも出席して単位を修得することで3年間で卒業することもできるようになってきているよ。

普通科・専門学科・総合学科


普通科は進学を目的とするカリキュラムが組まれている。学年が上がると文系・理系に分かれるなど、卒業後の進路に対応した教育が行われるんだ。
普通科では通常学年ごとに履修科目が決まっている(学年制)のだけれど、なかには学年をこえてさまざまな科目を履修できるカリキュラムの学校もある。それを普通科単位制というんだ。学年制と比べて一人ひとりの進路希望に応じた科目選択パターンを作成できるのが魅力なんだよ。
専門学科(工業高校 商業高校 農業高校など)では、将来の進学や就職に直結する、スペシャリストとして必要な専門的知識・技術の基本を身に付けるための学習をする。その指導内容は学校ごとに大きく異なり、自分の興味のある分野に進み、専門学科のみを学ぶことができるんだ。
総合学科の高校は英語・数学・国語・理科・社会の普通科と共通の科目に加えて、商業・農業・ビジネス・福祉などの専門科目などを学べる。
自分の進路に応じて、共通科目と専門科目の中から選ぶことができるんだよ。 

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高校の選び方 情報の集め方

高校選びの情報の集め方


どうだろう? いろんな高校があることがわかったかな? 状況はどんどん変わっていくから、高校選びのためには「情報」が決め手になる。ではその情報をどう集めればいいのかな?

高校のホームページ


キミは高校のホームページを見に行ったことはあるかな? カリキュラムや部活の種類、進学先などの情報がまとまっていることが多いよ。
説明会に行くのも大切なんだけど、説明会に行く前にホームページを見ておくのがいい。
というのは、ホームページを見ておくことで、あらかじめ自分がより知りたいポイントが整理でき、実際に学校を訪問したときに疑問をぶつけられるからだ。
もちろん説明会の日程などもホームページで知らされるので、時期になったら頻繁にチェックしていこう。

学校説明会


講堂などで教職員の先生から学校の説明を受けるのが「学校説明会」。
その学校の教育理念や指導方針、進学実績を知ることができる。
まあ、それだけならホームページでもわかるけど、実際の先生を見ることができるのは大きい。また施設案内などもしてくれるから、自分が思い描いている高校生活になりそうかどうかを感じることができるよ。

行事などを見に行く


体育祭や文化祭などは、その学校の雰囲気がナマでわかるからぜひ一度は行っておきたい。
たとえば「文化祭」はその学校の学習や研究の成果をまとめた展示物や、各部活動による演奏や演劇、ダンスの発表などがある。
もちろん文化祭は普段の学校生活とは少し違うけれど、学校の特徴や雰囲気、先輩たちのイキイキした表情がよくわかるよね。その学校での学生生活が想像しやすくなるんだ。

先輩の話を聞こう!


同じ中学の先輩がその高校に通っているなら時間を作ってもらって話を聞いてみよう。
説明会や文化祭のちょっとよそ行きのプロフィールではなくて、実際に通っている人の感想はなによりも貴重だよね。

中学校の先生に進路相談


実は中学校でも高校に関するさまざまな情報を集めている。
進路指導の先生は何人もの先輩のデータを持っているから、相談してみるといい。キミをよく知っている先生からの親身のアドバイスがもらえるはずだよ。


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高校の選び方 教室風景

高校選びのチェックポイント


高校選びって結局なにをポイントにしていけばいいのだろう?情報を集めれば集めるだけ迷っちゃうよー!
わかるわかる。では情報を集めて咀嚼(そしゃく)したあとに、どんなポイントに注目して高校を決めたらよいのか話していこう!

自分の学力の伸びしろを客観的に見積もろう


高校選びの一番のポイントと考えがちな「学力」、もっというと偏差値。たしかに偏差値が高校選びの一つのものさしであることはいなめない。
自分の実力とはかけ離れた学校にはそもそも合格が難しいだろうし、運よく受かったとしても本当に実力が伴っていなければ、高校生活を充実させることが難しくなってしまうかもしれないからね。
でも、一方で今の成績ですべてを決めてしまうのも危険なんだ。
キミが今3年生だとしても受験まで成績が伸びることは考えられるし、1、2年生であればなおさらだよね。
だから、受験までにどのくらい実力を伸ばすことができるのかを客観的に冷静に見積もることが大切だ。
伸び代を見積もることで、自分が納得できる高校を選べることにつながるよね。


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校則にはどんなものがあるか


髪型や服装などがどのくらい校則で決められているのか? 生徒の自主性を尊重するのか?など、校則は毎日の学校生活に大きく関係してくるよ。
校則を調べてみて、キミにとって「これは納得できない」となるか「ぜんぜんオッケー!」なのかを確認しておこう。

校風や、在校生の雰囲気をチェック


キミがその学校に入学して「なじめるかどうか」。
そう言っちゃうと、なんとなくフワッとした基準に感じるかもだけど、けっこう大事。だから実際に学校行事を見学してみて、キミにしっくりくるか確認したい。

学科やコース、どんな授業があるか


自分の将来を考えて「こんな進路に進みたい」と決めているなら、それにふさわしいカリキュラムがあるのかどうかはしっかり確認だ。キミ自身の人生に関わってくる問題だからね。将来についてまだ考えていないというキミも、その学校のカリキュラムに興味が持てるかどうかを考えてみよう。

進路・進学実績を忘れずに


たとえば、卒業後大学進学を考えているのに、就職希望のほうが多い学校に行ってしまったとする。もちろん大学進学はキミの努力次第だけど、周りが進学を希望していないなかで、受験勉強を進めていくのは結構厳しい。受験はただでさえハードなものだから、モチベーションを保つのが大変だ。ときには孤独に感じることもあるかもしれない。
だから、進学にしても就職にしても自分と同じように考える人が多い高校を選ぶほうがなにかとスムーズに進むと思うよ。それがわかるのが、進路状況や進学実績だよ。

部活の状況


「この部活に入りたいからこの学校にした」という先輩も少なくないと思う。その高校にしかなかったり、部活が強豪だったりすると、高校選び=その部活に入ることが目標になる場合が多いよね。部活は高校の醍醐味(だいごみ)と言っても過言ではないので、部活動の種類や内容はしっかり把握しておこう。
一方で、高校の部活よりも先のことも同時に考えることを忘れないように。部活さえ楽しければ、高校生活はOKかな? キミの将来はそこから先が本番だから、高校の部活同様に重きを置いて考えるべきだね。

通いやすさも大切


3年間通うわけだから「通いやすさ」は大切だ。
家からの近さや交通手段などを比較してみよう。遠いからだめではないよ。遠くてもキミが絶対に行きたい理由があるなら問題なし!だね。

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高校選びで失敗しないためには


高校選びのコツ、わかってきたかな? 
高校選びで人生が決まるわけではないけれど、できるなら失敗しない選択をしたいものだよね。ではどのようにすれば失敗をさけられるのか、というと・・・

中3ではなく、中1、2から考える


なにごとでもそうだけど、準備や決断を直前にやる人っているよね。
そんな直前の決断では、自分の状況に合わせて選ぶことができなくなってしまう。直前では選択肢が限られてしまうからだ。
高校選びも同じ。
中3の2学期になって選択するのでは、「行けるところに行く」しかなくなってしまうことも。だから中3でもなるべく早い時期、できれば中1中2から高校を考え始めるほういいよね。

志望校は複数校考えてみる


キミの学力をはじめとしてさまざまな要素がこの先変化していくからだ。そんなとき柔軟に方向転換をするためにも、志望校は複数考えておこう。

偏差値だけで考えない


学力は高校決定の大きなファクターだけど、「自分の行ける範囲で一番偏差値が高いところ」という考え方は少々古い。
なによりも高校やその先の進路を含めて「キミの能力やパーソナリティーが一番伸ばせる」ことが大事なので、偏差値の高さを競ってもあまり意味はない。
キミを活かしてくれる、しっくりくる学校を探してみよう!

これだけで決めてはいけないこと


今はとても大事に思えることでも、「それだけで決めてはいけない」こともあるよね。
それを二つ話しておこう。

先輩が通っているから 友達が受験するから


高校選びのキモは「キミを活かせるかどうか」だよ。先輩や友達が一緒だと心強いと思う気持ちもわかるけれど、それで本当にキミを活かすことができるかな?
自分の行く高校は、自分の意思で決めなきゃね。

保護者の方がこの学校を勧める


気持ちはよくわかるよ。子どもとしては親の期待に答えたいって思うよね。
でも高校に通うのはキミ自身。キミの希望をしっかり伝えて納得してもらおう。

キミを活かす高校選びが大切


進路を決める、高校を選ぶってちょっとこわいよね。
自分の選択で人生が決まっていってしまうものだから。
精一杯考えて決めた結論はきっとキミを活かす考えだ。自信を持って進んでいこう!

高校選びに関する職業を紹介していこう。
もしキミがこのような職業につくなら、生徒たちにどんなことを言ってあげたいだろうか?
そんなことを考えながら職業について考えるのもおもしろいよね。

進路というと一番に浮かぶ職業といえば学校の先生だよね。
ブレない軸を持って欲しい!と言う津久井先生はどんなふうに生徒と接しているのかな?
さっそく動画を見てみよう!



中学校教諭・高校教諭


専門教科を教え、進路や生活指導をする学校の先生


中学校教諭は、国語や数学などの専門教科を中学生に教えるとともに、クラス担任を受け持って進路指導や生活指導を行います。生徒への直接の指導以外にも、クラブ活動の顧問や学校行事に関わる業務など幅広い仕事をします。
中学生時代は将来を考え始める時期で、生徒の個性や才能をのばせるように適切に指導していくことが重要です。
高校教諭は、中学校教諭に比べてより高度な内容を教えることになります。
工業や商業などの中学校にはない専門教科がある高校で指導したり、「公共」や「倫理」などのより専門的な科目に分かれて授業を受け持ったりします。
高校時代は将来の目標が具体化してくる時期なので、目標に合った進路に進めるよう導きます。

それぞれの学校の教員採用試験に合格して働く


公立の学校に勤める場合は、中学校教諭、高校教諭ともに地方公務員となります。
都道府県・政令指定都市内で数年ごとに勤務先を移ることが多いです。
一方、私立の学校に勤める場合は会社員と同じで、給料などは学校ごとに決められており、公立のように勤務先を移ることはまずないでしょう。
学校の先生は日ごろの授業時間以外にも、授業準備やテスト作成、採点、PTAの運営や参加、生徒の相談にのるなど、いろいろな仕事をしています。
放課後や休日にもクラブ活動の顧問として試合に引率することもあり、多忙でしょう。

中学校教諭・高校教諭はどんな人に向いているの?


中学校教諭、高校教諭ともに、専門的な教科の指導のみならず、多感な年ごろの子どもたちに向き合って意欲を引き出し、一人ひとりの個性や能力を理解し、のばしていく力が必要です。
授業についていけない、親や先生に反抗する、友人関係で悩む、不登校になるなど、思春期ならではの問題もあるため、生徒を引っ張っていく熱心さや明るさ、なんでも打ち明けてもらえるような包容力を持ち合わせているとよいでしょう。



塾講師


生徒に合った学習指導で学力をのばす


学習塾には、受験を目指した指導をする進学塾と、学校での授業の予習・復習をする補習塾があります。
学習する意欲の高い生徒から、学校の授業についていけないために通っている生徒まで、さまざまです。
塾講師は、生徒一人ひとりの能力に合わせ、学校とはちがった、少人数制や個別指導といった特徴のある指導を行っているところもあります。
進学塾の場合、学年や学力などを考えて指導しやすいクラスをつくり、生徒一人ひとりに合った対策を立て、学力アップを図ります。

塾講師は、学習塾や補習塾に所属し、働きます。


その塾専任で働いたり、時間を受けもって働く方法があります。
生徒の数が多く進学競争もはげしい都市部では、塾講師の募集も多い傾向が見られます。
そのぶん、講師を希望する人も多く、能力が問われることになります。

塾講師はどんな人に向いているの?


学習塾に通ってくる生徒はさまざまで、それぞれ学力に差があります。
塾講師は、一人ひとりに合わせて細かな気配りができ、わかりやすくポイントをしぼって教えられることが必要です。
小学生や中学生、高校生は、人格をかたちづくるうえで大切な時期です。
時には厳しく、時には優しく、愛情をもって接することのできる人が望まれます。



学校事務
  

学校事務は学校運営に関わる業務を一手に引き受ける


学校事務は、私立や公立問わず、小学校、中学校、高校、短大、大学、専門学校、予備校などの学校で事務を行う仕事です。学校運営に関わる業務を、一手に引き受けているので仕事内容は幅広くなります。
例をあげると
●職員の給与計算
●学校の施設管理
●校内の備品調達
●教材の管理発注
●事務室内の清掃
●メール処理
●電話応対
●各種データ入力
●郵便物の仕分け
●窓口での生徒の各種証明書の発行
●窓口での生徒の奨学金手続き
●窓口での生徒の休学などの手続き

などです。
そのほか学校事務は、「入学試験」「新入生の入学式」「オープンキャンパス」「学校説明会」のような学校行事でも、手続きや準備や広報を行って学校の運営を支えています。
学校事務の仕事量や仕事の範囲は、学校の規模によってかなり異なる傾向があります。
生徒数の多い大規模な学校では、学校事務の仕事を、給与担当、備品・施設担当、福利厚生担当などと分けて行っています。
生徒数の少ない小規模な学校では、学校事務が1人しかおらず、教職員と協力しながら、幅広い仕事をこなすこともあります。

学校事務の働き方は学校の規模や私立・公立で差


・学校事務の勤務時間や休日は?
学校事務の人は、通常、生徒の登校時間の前に出勤して業務をしています。
小中学校では朝は8時ぐらいから、大学では9時ぐらいからが一般的です。
終業時間は17時〜18時ぐらいです。土日祝日は学校が休みなので、仕事が休みの場合が多いですが、学校行事の準備や本番などで出勤することもあります。
・学校事務の年収は?
学校事務の年収は、学校の規模や私立・公立でも差があります。
有名私立学校の正社員になると高収入がねらえる可能性が高いです。
学校事務員は正社員だけでなく、派遣やパートとして働く人も多いです。
公立の場合は、公務員なので年功序列で昇給していくことがほとんどです。

学校事務にはコミュニケーション力が一番重要


・コミュニケーション能力の高い人
学校事務の仕事では、コミュニケーション力が一番重要なことかもしれません。
窓口では、生徒や保護者の方々、セールスマン、来客などの訪問に対応しますし、教員ともうまくコミュニケーションを取ることが必要です。
特に学校では、急なトラブルがあっても冷静に対応でき、保護者の方にもマナーの良い適切な言葉遣いができる人が必要です。
・緻密さ、根気強さ
学校という職場で緻密さは重要な適性です。
学校事務職員の仕事内容は幅広く、かなりの仕事量があります。
生徒の個人情報などに関わる仕事もしているため、ミスをすると大変です。
ミスなく確実に、かつスピーディーに仕事をしていくには緻密さは欠かせません。 また何事もコツコツ努力できる根気強い人も学校事務に向いています
学校によっては数百人という大人数の生徒たちに関する事務処理があります。同じことを何度もくり返す作業を最後まできちんと続けるには、根気強い精神力が役立ちます。



特別支援学校教諭


目や耳が不自由だったり知的障がいを持った児童に自立支援や教科の学習を教える


特別支援学校の先生は、おもに目や耳が不自由だったり知的障がいを持った児童に、自立支援や教科の学習を教える先生です。
日本では、養護学校、ろう学校、盲(もう)学校の3つを合わせて特別支援学校といいます。
特別支援学校には幼児から高校生までの幅広い年代の児童がいます。
特別支援学校の先生は、専門の教育知識を生かして児童一人ひとりに合わせた少人数の教育を行っています。
そのため特別支援学校では通常の学校よりも多くの教員がいます。また特別支援学校だけでなく、通常の小中学校の「特別支援学級」で働く人もいます。
特別支援学校の先生は、一人ひとりの障がいの度合いに合わせた自立支援と学習支援の計画を立てて、社会で自立できるように指導しています。
また、通常の小・中学校の学級で学んでいるL D(学習障がい)やA D H D(注意欠陥/多動性障がい)、アスペルガー症候群(高機能自閉症)などの児童の指導や支援も行っています。

特別支援学校の先生は基本的に教員免許と特別支援学校教諭免許の2つを持つ


特別支援学校の先生は、通常の公立の小学校や中学校の先生と同じような時間帯で働きます。
基本的に教員免許と特別支援学校教諭免許の2つを持って専門的な知識を生かして働いています。
特別支援学校教諭は地方公務員なので、各自治体の公務員の給与規定に沿った給与が支払われています。
一般的な小中学校の先生よりも専門性が高いので、給与は高めに設定されています。
特別支援学校教諭は、正規雇用のことが多いですが、非正規雇用の常勤、非常勤として働く人も少なくありません。
特別支援学校の児童に教える仕事は、一人ひとりに対応した専門性の高い仕事なので、専門分野の最新の教育法や研究の勉強も欠かせません。

さまざまな個性を持った児童に対してフラットな姿勢を保てる人に向く


◯ 研究熱心
つねに障がいを持つ児童に対してどのようなアプローチが効果的なのか、最新の研究発表を勉強するなど、研究熱心で向上心のある人が向いています。大学時代から専門知識を積極的に身につけていくことが大事です。
◯ 専門知識と高い指導力
児童の障がいの種類やレベルに合わせて、一人ひとりに合ったカリキュラムを考え、効果的な指導を行うことが求められます。児童の障がいの種類やレベルに応じた指導方法など、専門知識があることや、現場で試行錯誤しながら指導する力を高めていけることが大切です。
◯ 粘り強さと穏やかさ
児童が教えたことをすぐにできなくても、気長に、繰り返し教えることができる人、児童ができるようになると信じて、イライラせず、粘り強く教えることができる人が向いています。また様々な個性を持った児童に対して、個性を認めてフラットな姿勢で向き合えることも大切です。
◯ 体力
特別支援学校の先生は、基本的に力仕事も多いので、体力がいります。


どんな仕事かな?と思ったら「おしごと事典」を見てみてね!

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2022.04.15

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