中学生 暗記ノートの作り方 弱点に絞ってカンタンに作ればいい

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テスト対策で欠かせないコト...それは暗記!
とくに、理科や社会は覚えなきゃいけない用語がたくさんある。テスト前に一夜漬けにチャレンジして「よっしゃバッチリ!」とテストにのぞんだけれども、いざ問題を見たら「あれ...う~ん、ノートのあのあたりに書いてあったはずなんだけど...」とサッパリ思い出せない。
そんな苦い思い出をくり返さないために、「暗記ノート」の作り方のコツを説明しよう!


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暗記ノートって普通のノートと違うの? メリットは


暗記ノートは、その名の通り「覚えるべきポイントをまとめた」ノートだ。授業中の板書を書き写したり、問題を解いたりする普通のノートとの違いはズバリこれ、内容の濃さ!
たとえば社会。歴史用の授業ノートには時代を追って板書がまとまっているとするよね。でもキミは、戦国時代はストーリーを語れるほどにくわしくて、江戸時代はサッパリだったとする。その場合、暗記ノートには戦国時代は不要で、江戸時代のことをくわしくまとめておく必要があるっていうことだ。
教科書や問題集、参考書はみんなのためのものだから、すべての内容がバランス良く載っているけれど、暗記ノートはキミだけの参考書のようなもの。
自分の弱点に的を絞って復習ができるのがメリット! テスト勉強中の移動時間や、休み時間などでササっと確認したいとき、役に立つノートこそが「暗記ノート」だ。

苦手なところに絞ろう


ひょっとして、だけどキミは「自分が解けた問題」を何度も繰り返していないかな?
テスト前の時間がないときにそれ、はっきり言って無意味です。
正解している問題は「定期的に確認する」必要はあるものの、基本的には頻繁に繰り返す必要はない。今それよりも攻略したいのは「間違えた問題」。
でも、教科書や参考書などの教材は全範囲が書いてあるわけだから、自分が間違えたところがどこなのか、そこだけ抜き出して勉強することがなかなか難しいよね。
だからこそ「自分が間違えたところ 苦手なところ」だけを集めた暗記ノートに意味があるんだ。

何回も間違えたところを暗記する


たとえば同じ単語のつづりを何回も間違える、ということはその単語は「何回も出題されている」大切な単語ということだよね。でも、それが覚えられていないからテストがうまくいかないわけだ。
だったら、そこを中心に暗記していけば、テストの点に直結するってことだよね。

ノートを作る過程で頭が整理できる


ノートにまとめる作業はそれ自体、頭や知識を整理する効用がある。 「ここがわかってなかったんだ」「あー、こういうことだったのか」と新しい発見や気づきが得られると思うよ。そこにも暗記ノート作りの利点があるんだ。

中1生のキミは注目!「横罫ノート・カラーペンの使い方もわかる! 太田あや先生の初めての中学式ノート術


覚えたいことを自分の文章で書くのと復習用問題のコピペ


じゃあどうやって作るのかな?
「ノート作りは任せて♪」
そういうキミは要注意!カラーペンをフル活用してカラフルなノートを作る必要は、はっきり言って「無い!」。
暗記ノートのゴールは「ノートを作る」ことじゃなくて「覚えること」だというのを肝に銘じて、手をかけずにまとめるのがポイントだ。
覚えたいことは、手を動かして文章で書くのも、もちろん覚えることにもつながるからいいよね。でも、グラフや表なんかがある問題の場合はコピーして貼っちゃうほうが正確でスムーズなこともあるよ。手書きかコピーか、その選択は臨機応変に!

暗記ノートの作り方


暗記ノート、作ってみようかなと思ったキミ。ほかにも、暗記ノートの作りかたにはいくつかポイントがあるから紹介しよう。

1教科1冊


これは鉄則。もったいないように思えるかもしれないけれど、テストの日程は教科ごとに日をまたぐこともあるよね!
不要なものを持ち歩かなくて済むし、探す時間も省略できるからぜひ教科別のノートを作ろう!

コピーを使う


手書きがすべてじゃない。手をかけすぎちゃう人はとくに、コピーを活用しよう!手書きにこだわって、漢字を間違えたり表を間違えたりしたら残念どころじゃないからね。

シンプルに


使うカラーペンは、赤シートが使えるように赤色とそのほか1色(青ペン)で十分。自分が理解できればOK。写真映えはしなくてOK!

作るのに時間をかけすぎない


ノートを作り終えたらテスト当日...なんてことになったらそれは本末転倒にもほどがある!どうしても、字を書くのに時間がかかっちゃうタイプの場合はコツコツ作っておくことも重要だ。

サイズはB5


十分な情報量と持ち運ぶときの便利さを考えたときに、オススメなのはB5サイズだ。B5サイズのノートは手に入りやすいし、暗記用に作られたノートもたくさんあるから、キミが使いやすいものを探してみよう!

「自分の言葉で書く」ためには、キミが授業をするとしたら? を考えてみる


暗記ノートはキミの理解と暗記を助ける目的を持つ。
実はこの理解と暗記は関係していて、キチンと順序立てて理解したもののほうが暗記はしやすい。考えてもみて欲しい。ランダムな数字が大量に並んでいるものを覚えるのって大変そうじゃない? ってか無理!だよね。
でも、それぞれの数字に関連性が見出せれば、そこをテコにして理解でき、理解ができれば暗記が進むというわけだ。
でも「そもそも授業を理解するのが大変なんだよ〜!」そんな声が聞こえてきそうだ。
授業は全面的に受け身の状態だから、どこかでつまずくとわからなくなってしまう。
そこで、もしキミがだれかに授業するならどんなふうに進めるのか?と考えて授業内容を俯瞰(ふかん)してみよう。
全体がよく見えるようになり、暗記しなければいけないポイントが見えてくるよ。

どんな順序で教える?


まず大切なのは、キミの授業がだれにとってもわかりやすいように、どんな順番で教えるかを考えることだ。
教える部分の前段階として、そもそも知っておくべきものがあったり、理解を深めるために似た展開の例を出したりする必要があるよね。そう。先生もそうしているはず。
どんな順番で教えるかを考えることは、一番言いたいことはなにで、それを理解するための要素をどう並べるかを考えることなんだ。

どんな質問をされるか予想する


どんな順番で教えるかを作ってしまえば、それに対して想定される質問も予想できる。
その質問にどう答えたら相手が理解してくれるか、理解が深まるかを考えてみよう。
質問の答を想定していくと、内容同士がつながりをもち、記憶に残りやすくなっていくよ。

重要語句はどれになる?


授業の流れや、受け手の質問を想定すると、重要な語句やポイントが見えてくる。それが暗記するべき部分だね。
自分で授業をする前提で考えると、単語や事件を単体で暗記するだけではなく、背景、プロセスの理解の大切さがわかってくる。その部分を自分の言葉でノートに書き抜いていこう。

暗記ノートはこう活用しよう!


暗記の極意は「すき間時間をいかに使うか」だ。机に向かってブツブツ唱えながら覚えるのはもちろん必要な勉強かもしれないけれど、座ってひたすら覚えるのは案外ツライ...。いつの間にか夢の中...という経験がある人も多いんじゃないかな!?

すき間時間で活用しよう!


「家を出る前の10分間」「風呂の中で15分」「移動中の20分」など、1日の中には細切れになったすき間時間がたくさんある。それに、案外タイムリミットがあったほうが「この瞬間にここまで覚える!」とゲーム感覚で挑戦できる!さあ、今日から暗記ノートとすき間時間の勉強法で基礎力アップだ!

中2.3生のキミのノート術!「内申点アップにもつながる 太田あや先生の授業理解が深まるノート術


記憶の忘却(ぼうきゃく)曲線とは?(エピングハウスの忘却曲線)


さて、ではここでちょっと面白いデータを紹介するよ。
エビングハウスの忘却曲線という、人が忘却するメカニズムを端的に表したグラフだ。
ちょっと次のグラフを見てみて欲しい。
Forgetting_curve.png 少し難しい話になってしまうので簡単に説明するよ。(計算は不要だよ。) このグラフは、"忘れた知識を再び記憶しようとした場合に、それをもう一度覚えるのにどれくらい大変なのか"を表しているんだ。
記憶をしてすぐであれば、忘れてしまっても比較的早く覚え直せるけど、時間がたてばたつほど難しくなることを証明しているんだね。記憶できない原因の多くは、このくり返しの頻度が低いのかもしれない。早めに復習することが大事だぞ!
※くわしくは「中学生の記憶力を上げるやり方 すぐ実践できる暗記方法」

定期的に解き直そう


だから、記憶の定着には、あいだをあけて確認することが大切だ。
そのためには点検日を決めるのがいい。学習して一定の期間を空けて定期点検する日を決めてしまうのだ。そこでまたまちがえるようなら、もう一度時間を空けて解き直ししてみよう。「オッケー! これでだいじょうぶ!」となったら、その問題にチェックを入れ、暗記が完了した日付を入れていこう。

勉強中、授業中にはいつも開いておく


勉強中、とくに授業中だけど、「あ、ここ忘れそう!」って思う瞬間ってあるじゃない? そのときにすかさず暗記ノートに書き込めるようにいつもノートを開いておこう。
「あとで書き込もう」なんて考えていると、たいてい忘れてしまうもの。そうならないように暗記ノートはいつも机の上で開いておいてね。

模試などの試験会場でぎりぎりまで


模試や入試本番、また学校の定期テストのときもそうだけど、直前対策のために何を持っていくかは大きな問題だよね。不安でたまらないから「全部持っていく」人もいるかもしれないけれど、ちょっと待った!
直前対策の目的は、キミの弱いところを確認すること。暗記ノートはキミが「わからない 忘れそう」だったことをまとめたノートだから、直前の復習にもっとも効率的、効果的だよ。荷物もコンパクトになるし、おすすめだよ。

暗記ノートに興味を持ったキミにぴったりな仕事
上手な暗記ノートの作り方や覚え方などのノウハウに興味がわく人は、それをみんなに伝える「塾講師」について調べてみてはどうだろう。実際にお世話になっている人も多いかも!?
こんなノートが合ったら暗記ノート作りも楽しくなるのに...そんなアイデアがわいてきた人は「雑貨デザイナー」の仕事が向いているかもしれないよ。
「勉強とは?」といったことから子どもたちと向き合って伝えたい、そんなキミは「中学校教諭・高校教諭」について調べてみよう。身近な学校の先生たちの意外な仕事も知ることができるかもしれないよ。


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