~まだ知らない自分に出会う場所~

小説が読めない理由 たったこれだけで頭に入ってくる!

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今さら小説なんて読まないよ というきみへ


秋の夜長にぴったりなのは、やっぱり読書。
いろんな主人公になれるし、さまざまな世界を駆け巡ることができる。
そう、自分以外のだれかになれることが読書の醍醐味なんだよねー。
休みの日には朝から小説を読み出して、気がついたら夕方。どうりでお腹が減っていた、なーんて経験があるかもしれない。
でもひょっとしたら
「わたし、小説ってニガテなんだよねー」なんていう人もいるかもしれないな。
小説を読むの、ニガテだけど、今や映画やアニメがこんなにいっぱい見ることができるんだもん、逆にわざわざ小説なんて読まないよって思っているかもしれないよね。
今日は小説がちょっとニガテというきみが、楽しんで読めるようになるテクニックをお伝えしよう。

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ほかの本は読めても小説はどうも読めないのはなんでだろう?


小説はニガテだけど、ネットの記事やブログ、SNSを読むのは別に苦痛じゃない そんな人は多いのかもしれない。
小説もネット記事、SNSも同じ日本語で書かれているし、違いはないのになぜ、小説だけニガテ意識が出るのだろう?
それには3つくらい理由が考えられる。
それは
読書習慣がない
小説を隅から隅まで読もうとしている
読みにくい小説を読もうとしている
というもの。
それぞれをくわしく話していこう。
・読書習慣がない
なにごとも費やした時間の分だけ習熟する。
スポーツを考えてみよう。初めてテニスをやったときには、ラケットにボールが当たるかどうかから怪しいよね。
でも中学3年間をテニス部でがんばれば、ボールをラケットでとらえることができるし、思ったところに打ち返せるはずだ。
「そりゃそうだよ。スポーツは練習が大切だもん」
そう。その通りだ。きみは「やったことがないスポーツと違って、読書は文字が読めるのだから」と考えているのかも。
テニス初心者だってラケットを素振りすることはできる。
ただ、ボールが当たらないだけだ。
つまり、文字が読める、ということはたんにラケットの素振りができることと変わらないってことさ。
読書も「読む練習」をしなければうまくはならない。そのためには「読書をする習慣」がとても大切なんだ。
では、どうやって読書習慣を身につけるのか?
「時間があったら読書にあてよう」では読書習慣は身につかない。
人間はいつでもサボるものだよ。時間があったら、という条件付けでは「ああ、今日も時間がなかった」とできない理由を探しだしてしまうだろう。
だから、「必然的に読書を始めなければいけない条件付け」が大切。
●朝ごはんを食べ終わったら読書15分
●ベッドに入ったら読書30分
など、日常の動作をトリガー(ひきがね)にして確実に読書の時間が取れるようにしてみよう。
・小説を隅から隅まで読もうとしている
読書に慣れていない人ほど文章の隅から隅まで読もうとしてしまう。
隅々まで読まないとなんかいけない気がする。もっといえば負けた気がする。
その気持ち、わかるなあ。本って読み始めたら最後まで読まないと
「読み終えられなかった自分が悪い」って思ってしまいがち。
中学生のころは「おすすめの本」みたいのがひんぱんにあってさ、先生や偉い人が進めているのに自分は読み終わらなかった、と罪悪感を感じてしまうことが多いかもしれないよね。
はっきり言おう。
おもしろくなかったら、途中でやめていい。
だれがすすめてくれた本でも、おもしろくなくて読み進められないことはある。
それとおなじ理由からか、隅々まで読まないと申し訳ない気分になるよね。
でもそんな罪悪感は無視だ。
小説は最低限ストーリーが分かればいいので「セリフ」だけを読みつないでかまわない。
それで状況がわからなくなってしまったら、セリフの周りの文章を読んでフォローする。
このくらいのいいかげんな読み方でいい。そのお話がおもしろかったら、そこで初めて複雑な心理描写などに戻って読み解けばいいんだ。
・読みにくい小説を読もうとしている
小説がニガテで・・と言っているきみは、言ってみれば初めてラケットを握ったテニスの初心者だ。そんな初心者がいきなりウィンブルドンに出場するだろうか?
いや、しない(反語)。
小説初心者のきみは「戦争と平和」とか「カラマーゾフの兄弟」とかに取り組む必要はない。
それから展開がやけに難しいミステリとか、20巻に及ぶ長編なんかも向いていない。長編小説は前振りが長かったり、どうでもいい(いや、ほんとうは大切なんだろうけど)描写がダラダラ続いたりする。そこで興味がそがれてしまう。
ショートショートって聞いたことあるかな? 小説の中でもとくにに短い作品のことだ。
短いだけに、細かい描写よりもアイディアのおもしろさを追求したものなんだ。
星新一さんが有名だね。
ショートショートまで短くなくても、という人には短編集もいい。
一つのテーマで複数の作家の短編を集めたものはアンソロジーというのだけど、これも作家によって作品のカラーに違いがあり、きみと波長が合う作家を見つけやすいかもしれないよ。

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小説は「映像が頭のなかに広がる」とおもしろい


小説がおもしろく感じられるためには、文字の情報を読み取り、頭のなかで映画のような映像を再構成できるようになることが大切。
そのためには文字を読む速さ(もたもたしていたら次の映像を作り出すのに間に合わずぶつ切りになってしまうよね)や、ある程度の物語周辺の知識(たとえばファンタジー系の物語を読むときに「トロール」や「ゴブリン」の意味がわからずいちいちつまずいていてはやはり映像がスムーズに再生されない)が必要だ。
そこがまだまだ初心者だ、というのならたどたどしく読んでも、頭のなかに映像を補てんできるようにさし絵が多いものを選ぶのがいいと思う。

アニメや映画の原作を読む


アニメや映画の原作、あるいはその逆のノベライゼーション(映画やテレビドラマの脚本を小説化したもの)を「アニメや映画を観たあとに」読むのもいい。
小説を読む前にすでにそれぞれのシーンを知っているわけだから、登場人物のセリフを追いかけるだけで頭のなかで映像が再生されるはずだ。
「ストーリーの結末を知っているのに小説なんか読まないよ」
いやいや、そのストーリーを知っているからこそ、登場人物の心の機微まで読み取る余裕ができて、さらに豊かにストーリーを感じることができるはずだよ。

あとがきから読むのもあり


物語を読み終わって、はじめて後書きを読むことが許される・・ひょっとしたらそんなふうに思っていないかな?
たしかに後書きをはじめに読んでしまうと推理小説ではネタバレになってしまうこともある。
でもたいていの場合あとがきを先に読むことによって物語の全体像を理解することができる。するとアニメを観たあとに原作を読むのと同じ効果があり、物語をより深く味わうことができる場合もあるよ。 攻略が難しいと感じたらあとがきから読んでみるのも一つの方法だね。

部活や趣味など自分の関心のあるものから読む


先ほど「トロール」や「ゴブリン」の話をしたね。
ファンタジーの世界ではおなじみの登場人物だけど、ファンタジーを読んだ経験がない人は、いちいちそこで頭の中の映像がストップしてしまうという話だ。
それとは逆の話として、きみがいまがんばっているスポーツや部活をベースにした物語は頭のなかで映像が再生されやすい。
だってきみはその世界をすみずみまで熟知しているわけだから。
「そうそう」
「あるある」
など日常を追体験しながら読み進められると思うよ。

読めない漢字は読み飛ばす


中学生だと、一般の小説では読めない漢字や難しい言い回しが出てくるんじゃないかな?そうするとどうしても読書がストップしてしまいがちだよね。
もちろん辞書片手に読み進めるのもいいけど、なん度もいうけど、小説を読むことには頭のなかでスムーズに映像化することが一番大切なんだ。
一言一句すべてを読もうと思わずに、分からない箇所はいさぎよく読み飛ばしてOKだ。

没頭する


小説を読むときには小説のみに集中したい。
テレビをみながらなんて器用なマネはできないと思うけど、「ながら」で小説を読むのはやめておこう。
テレビでもゲームでも、兄弟とのおしゃべりでもそれは頭のなかの映像の再生を阻害してしまうからだ。
テレビのない部屋に本だけ持って没頭することが頭のなかの映像をスムーズに再生する最大のコツだと思うよ。

読みたい本は自分で手に入れる


なにかの小説を読んで「将来こんなことがしてみたい」「この物語に登場する場所に行ってみたい」と感じる人は多い。
なかには感銘を受けた小説から自分の一生の職業を決めてしまう人だっている。
小説を読むこと、物語を読むことは気軽に始められるけれど、きみのなかに大きなモチベーションを形作ったりもするんだ。
だから、自分が読む本は自分で選ぼう。
本屋さんや図書館に行って、日がな一日小説の棚の前で迷ってみよう。
そこになかったら、ちょっと離れた本屋さんに行ってみよう。
そしてお気に入りの本が見つかる。
それは日本の話かもしれないし。ひょっとするとアメリカの話かも。
恋愛の話かもしれないし、殺人事件かもしれない。
教訓があるかもしれないし、ただ楽しいだけかも。
でも、ただ楽しいだけのものでも、きみはなにか大切なことを感じ取るかもしれない。
小説ってそういうものさ。
どこかの偉い人がいう「中学生ならこの小説を読むべし」なんてお説教は、もうガン無視でいいからね。

小説が好きになったら、司書の仕事を調べてみたらどうかな。


司書、司書教諭
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図書の収集、整理、コンピュータでの管理などを行う「本のプロ」


司書は、図書館や会社の資料室などで、本やCDなどを集めたり、整理したり、貸し出したりする仕事をします。 また、司書教諭は、学校司書と教員の両方の資格をもち、学校図書館で、図書を買い入れたり、読書について指導をしたりしています。 資料を探しやすいように図書にコード(分類記号)をつけ、コンピュータなどに記録することも重要な仕事です。 また、図書館によっては、子ども向けの読書会やコンサートなど人々が文化に親しむためのイベントを計画したり、巡回バスによる移動図書館(ブックモービル)も行っています。

司書、司書教諭はどんな働き方をするの?


司書の資格を得た上で、国公立の図書館や民間企業の図書室などで働きます。 国公立または私立の図書館や、民間の企業の図書館などで働きます。司書の資格を取ったとしても、採用人数がとても少ないため、どの都道府県でも高い競争率になっています。 近年は図書館司書の正職員としての採用は少なく、非正規職員として働く人も多くいます。多くの図書館が土曜・日曜にも開館しているため、時間をずらして出勤したり、交替で休日を取ったりするなど勤務は不規則であることが多いです。 企業の図書館は、それぞれの企業で募集を行っています。司書教諭については、小学校、中学校、高校の採用試験に合格しなければなりません。

司書、司書教諭はどんな人に向いているの?


司書や司書教諭は、取り扱う本について深い知識が必要となるため、まず本が好きで、好奇心が旺盛であることは大前提です。 また、たくさんの本を取り扱うため、注意深くて記憶力がよく、きちょうめんであることも求められます。本を管理するためのコンピュータがあつかえることも条件に加わるでしょう。 司書教諭の場合は、さらに、教育に情熱をもち、子どもに読書の楽しみを教えられる人が求められます。


いっそのこと小説嫌いなきみが作家になるっていうのはどうかな? 小説嫌いな(嫌いだった)きみだからこその物語が書けるかもしれないよ。


作家
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自分が書きたいことを、作品として完成させるクリエイター


自分で作家だと名のる人は、世の中にあふれるほどいます。
さらに作家になりたい人ともなると、正確に人数を数えるのはとても難しいことです。
しかし、実際に作家として名が通っている人は、全体の中ではとても少ないものです。
それは、作家という職業には書きたいことを作品として完成させるだけでなく、作品を書き続けるための発想力や粘り強さも必要とされるからです。
著作で生計を立てている職業作家は、一冊の本として書くこともありますが、多くの場合、週刊誌や月刊誌などに小説やエッセイなどを連載し、まとまると単行本として出版します。

作家はどんな働き方をするの?


出版社からの依頼を受けて作品を創作します。
出版社などが主催する文学新人賞をもらうと、担当の編集者がつき、作家として育ててくれるうえに、次回作の発表の機会も与えてくれます。
ただし、新人賞はあくまでも作家になるきっかけにすぎません。
2作目、3作目と書き続けていけるかどうかが、プロの作家になれるかどうかの分かれ目です。
主な収入は、週刊誌や月刊誌、新聞などに連載している小説の原稿料や、単行本や文庫本の印税です。雑誌の原稿料は、400字詰め原稿用紙1枚につきいくらという計算で支払われますが、掲載誌の決まりや作家本人の知名度によって異なります。
また、単行本の場合、本の定価の10%前後の印税が支払われます。
実力や人気のある作家の中には、講演を行ったり、文章講座を開いたり、教育機関に講師として招かれる人もいます。

作家はどんな人に向いているの?


作家を職業にすると、「しめ切り」を守ることが不可欠になります。
売れっ子作家ともなると、いくつかの出版社からの仕事が重なり、月に数百枚もの原稿をこなすこともめずらしくありません。
しめ切りに間に合わないからといって逃げるわけにもいきません。
粘り強さや何日も続けて執筆できる体力がなければ、作家生活を続けていくことは難しいでしょう。
また、人気の浮き沈みのある世界なので、へこたれない精神力を持っていることも大事です。



作家と同じく、物語をつむぐ代表的な職業はマンガ家だよね。


マンガ家

マンガ家の仕事内容は?


さまざまな物事をマンガで表現し、発表します。
マンガ家は、自分の独創的なアイディアや表現したいテーマから、読者が興味を持ってくれるマンガをかいて雑誌などにのせます。
編集者と伝えたいことを相談して決め、登場人物やストーリーを設定すると、コマ割り、下がき、ペン入れなどの作業をしてマンガを完成させます。
作品は単行本になり、人気があるとアニメ化や映画化することもあります。マンガは世界から注目される日本の文化であり、夢のある仕事です。

マンガ家はどんな働き方をするの?


読者からの人気に大きく左右される仕事です。
マンガ家としてデビューすると、出版社から読み切りや連さいなどのページをもらい、編集者と協力してマンガづくりをします。
原こう料はマンガ家の実績や出版社によってさまざまです。
単行本になって売れたり、アニメ化や映画化したりすれば著作権使用料が入るため、高額な収入を得られることもあります。
しかし、そのようなヒット作を生み出せるマンガ家はごく一部で、読者からの人気が低いと仕事がなくなったり、好きな作品づくりをさせてもらえなかったりする厳(きび)しい世界でもあります。

マンガ家はどんな人に向いているの?


マンガ家として成功するには、魅力ある登場人物や物語の設定、読者を引きこむコマ割り、印象的な絵やセリフづくりなど、すべてにわたってセンスや能力が必要です。
絵をかく技術はもちろんのこと、時代の変化や流行を感じる力、だれかのマネではない独創的な作品づくりができる能力なども求められます。
そういったセンスや独創性があれば、ほかに苦手や好きではないことがあったとしても成功できる可能性も秘めています。
情熱をもって取り組み続けるには体力と精神的な強さが不可欠でしょう。



作家やマンガ家は彼らだけで作品をつくっているのではない。素晴らしい作品は作家と編集者の協力があって生まれることが多いんだ。


編集者

編集者の仕事内容は?


本などの企画を立て、完成まで進行します。 編集者は、読者をイメージしながらどんな本や雑誌などを作るか企画を立て、完成させます。 編集者自身が著者になるわけではなく、文章やイラスト、写真、デザインなどは、その仕事のプロにたのんで作ってもらいます。 編集者は、文章やイラストなどが思い通りに仕上がったか確かめたり、スケジュール通りに進んでいるか目配りしたりして、企画から制作、印刷、出版までの一連の流れを進行管理します。 本、雑誌、マンガなど、さまざまな内容のものが編集の仕事の範囲ですが、すべてに精通した編集者がいるわけではなく、それぞれ専門や得意分野を持っています。

編集者はどんな働き方をするの?


多くの人との連けいで制作しています。 多くの人との連けいで制作しています。 本などを作る仕事は、編集者をはじめ、ライター、イラストレーター、カメラマン、デザイナー、印刷会社の担当者など、たくさんの人との連けいによってできています。 一人の進行のおくれが全体にえいきょうするため、進行具合をまめに確認したり見直したりするのは編集者の仕事です。 仕上がった文章やイラストなどは編集者が責任を持って目を通し、スピーディーに次の工程へと進ませます。 しめ切りが重なったりトラブルが起こったりすると、残業や休日出勤をしてでも対処します。

編集者はどんな人に向いているの?


編集者は日々たくさんの文章を見る、取材や撮影に同行する、企画の構想を練るなどしているため、好奇心や発想力がある人、コツコツとものを作るのが好きな人、自分の思いを発信することが好きな人などが向いているでしょう。 人と関わりあう仕事のため、社交性やコミュニケーション力はとても大切です。 また出版物には、何より誤りのないことが求められます。 一字一句見落とさない細かい仕事ができる集中力、まめな性格も大事な要素です。

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