『歌い手になりたいけれど親に言えない 芸能人になるには』

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#将来
2021.09.17
ステージで熱唱する芸能人のイラスト"

アイドルになりたいかーい? 芸能人になりたいかーい!
「ミライ科」の4月から8月25日までの集計では、よく観られた職業のトップ10は
1位 アイドル
2位 イラストレーター
3位 ユーチューバー
4位 声優
5位 医師
6位 ゲームクリエイター
7位 中学・高校教師
8位 アニメーター
9位 マンガ家
10位 俳優

時期によってアイドルとイラストレーターの順位が入れ替わったり、俳優と10位以下の看護師の順位が入れ替わったりしているけれど、大枠としては変動なし。芸能人、人気なんだよね。
12位にはミュージシャンもいる。
きみの将来の夢はなんだろう? ひょっとしたら自分の才能を生かしてアイドルやミュージシャンなど「芸能人」にあこがれているかもしれないね。
今回の特集は、「アイドル」「作曲家」「俳優」「ダンサー」「ミュージシャン」で第一線にいるかたがたに登場いただき、どんなふうに芸能人になっていったのかを語ってもらったよ。
将来の夢を親や友達に伝えることは恥ずかしい。アイドルとか芸能人が夢なんて言ったら笑われるか、反対されるか、だし。そんな悩みを持つ人が多いみたいだよ。


みんなの声!!!!!!!!

DJ.gif
キミなら親や友達に伝えるとき、その夢をどう説明する?について、みんなの声をまとめてみたよ〜! 
まず「言えない」派の投稿。
●まだ親にも、友達にも言えてない。
●俺は歌い手になりたいけど親に言えんのよ(*T^T)。歌い手とかYouTuberに全然興味のないような親だもん。無理ゲーやわww
●親には言ってない。でも孤立無援になろうが四面楚歌になろうが俺はやるよ!
●私は女優になりたい。(なかなか親には言えないけど......)
―うんうん。まずは「言えない」のハードルがあるんだよね。
次に「言ったけど真剣に受け止めてくれない」派の投稿。
●私は、お母さんに『友達とkpopアイドル目指すことになったから!』って言ったら「ふーん」で終わりました!
●お母さんは、「もうやりたいんなら勝手にすれば」みたいで、心配はしてくれてるけど、少しあきれられてます。
●友達に「声優になりたいって思ってる」といったら、「へぇ~」的な反応でした。
―反対されてもついらいけど、リアクション薄いのもなあ〜。まだあまり真剣に受け止めてくれていないのかな。
そして、これがあるから言いにくいんだよなー、の「がっつり反対された」派の投稿
●アイドルが好き。歌い手も好き。でも人前に出ることが苦手。だから親に反対されます。
●お母さんに、友達とYouTuber目指すことにしたーって言いました! 最初はまぁがんばれーみたいなだったけど途中からダメだとかいって来ました、、、
―みんなのこと心配しているから反対もするんだよね。それはわかっているけど、子供を信じて応援してほしい!
言いかたのアドバイスもあった。
●ストレートに言うのもいいけど遠回しに言ってみたらどうかな?
●将来の夢を伝えるって難しいですよね。私は動物看護師と飼育員さんはなりたいと言ってます。昔から動物大好きなので他より比較的言いやすかったっていうのもあるかな。
●言うとするならシンプルに。
●親が私の夢を知るキッカケは【参観会】!そんな場を借りるっていうのも一つの手。
どんな憧れもいつかは親に言わなくちゃ! だよね! がんばって!


アイドルになるためのきっかけや方法

アイドルのイラスト

オーディションやコンテストに合格する方法

大手の芸能事務所が主催する大型オーディションから、美少女コンテスト、地下アイドル(ライブアイドル)、ご当地アイドルオーディション、現在活躍中のアイドルグループの追加メンバー募集など、オーディションの種類はさまざま。
大型オーディションや人気グループのメンバー募集などの倍率は非常に高いものになるけど、アイドルに挑戦する道は数多く開かれている。

スカウトされて事務所に所属する

アイドルへの第一歩としてスカウトされるという方法もあるね。
実際現在活躍中のアイドルの中でも渋谷や原宿などでのスカウトがきっかけでデビューした人が多くいるんだ。
一方、地方に住んでいても、動画サイトや口コミで関係者の目にとまるなどのチャンスもある。
ただしスカウトには悪質なものもあるので注意が必要だよ。スカウトされた場合は、必ず保護者の人に報告や相談をして安全を確認してから行動するように。

芸能事務所に直接応募する

入りたい芸能事務所がある場合は、直接問い合わせて応募してみるのも一つの方法。ただし事務所に所属するにもオーディションが必要だったり、すぐに仕事がもらえたりするわけではないんだ。しかし個人で活動しても受けられないような仕事が来ることがメリットだね。


養成所や芸能スクールでデビューのチャンスを待つ

本格的なダンスや歌のトレーニングを受けながらデビューの機会を待つ道もあります。
芸能事務所やプロダクションが運営している養成所やスクールには、デビューへのコネクションがあり、新人の発掘をしているよ。
自分の所属したい事務所が決まっているなら、その事務所が運営している養成所や育成スクールに入って実力を磨くのも一つの方法です。
スカウト受けるにしろ、オーディションに合格するにしろ、養成所に入るにしろ、アイドルとして広く活動を始めるには、芸能プロダクションや事務所に所属することが今のところは王道だね。
事務所に所属することで個人ではできない大きな仕事を得ることができるメリットがある。

作曲家 杉山勝彦さん

乃木坂46や嵐などに楽曲提供をしている売れっ子作曲家の杉山勝彦さん。
杉山さんの作曲家へのアプローチはとても論理的だ。
音楽業界の人間を多く輩出しているからという理由で早稲田大学を受験して見事合格。
学部時代から「音楽で生活するにはどうするか」と試行錯誤しながら業界に出入りしていたそうだ。大学院に進むが中退して就職。それは「音楽で食べて行くにしても、一般常識をキチンと身につけるため」だったという。
その後、OBとして出演した早稲田祭でラッツ&スターの佐藤善雄さんにスカウトされたんだって。「チャンスが来たときに、準備ができていることが大切」と語ってくれているよ。





作曲家になるには、才能や実力を認めてもらうチャンスをつくります

ギターで作曲する写真

作曲家や作詞家になるために特別な資格や試験はなく、作品をつくる経験を積み重ねて才能や実力を認めてもらうことから始まります。
音楽事務所に所属したり、オーディションに応募したり、レコード会社に作品を持ちこんだりするほかに、演奏活動や歌手活動、詩人、コピーライターなどさまざまな仕事をするなかで音楽関係者にスカウトされる方法もあります。
自己流で作曲や作詞をすることもできますが、音楽大学や音楽の専門学校で学ぶ経験があれば役に立つでしょう。
*高校から芸術系の学科を選んで感性をみがくこともできます。

俳優 宇佐 卓真さん

映画「午前0時、キスしに来てよ」や舞台「タンブリング」に出演、テレビ朝日ドラマ「鈍色の箱の中で」で連続ドラマ初出演と快進撃の俳優の宇佐 卓真さん。
宇佐さんは子供のころに、住んでいた福岡市内で芸能事務所にスカウトされたんだ。
11歳の時に劇団四季の『サウンドオブミュージック』福岡公演のオーディションを受けフリードリッヒ役として合格し芸能活動を開始。2018年2月アソビシステムに所属し、同年7月に上京し本格的に芸能活動を開始したんだ。
動画の中で宇佐さんは「俳優になるにも情報が大切。その情報を手に入れることができる人とのつながりを作るために、中学生のころからいろいろな人と話ができるようになろう」と言っているね。俳優にも人とのコミュニケーション力が大切だということだ。


劇団かプロダクションに所属し、チャンスをつかもう

映画館 きみが演劇部にいるなら、俳優はとても気になる職業かもしれない。
俳優になるための道は、大きく分けて二つある。
一つは劇団に入ること。
正統派の芝居を上演し続けているところもあれば、ミュージカルなど音楽劇が中心のところもあり、それぞれ個性があるんだ。
まずは自分の好みや個性に合った劇団を見つけることが先決です。
演劇部の延長線上にあるコースだね。
もう一つは、大手プロダクションの養成コースに入ること。
そこで才能を認められれば、そのまま所属俳優になることもできる。
子役などから俳優になっていくパターンだ。
宇佐さんのようにスカウトされるということもあるかもしれない。なんにしてもアンテナは高くしておこう。

ダンサーKAHOさん

KAHOさんは、LDH(EXILEなどが所属している会社)所属のアーティストのかた、青山テルマさん、エイベックス所属の方などの大物のバックダンサーを数多く務めてきたんだ。
スマートフォンのCMにも出て、話題になったんだよ。
そんなKAHOさんは、子供時代からダンスに明け暮れていたようだ。
小学5年生からコンテストに出始め中学生で、たくさんの賞を取っているんだ。
高校生になったころ、ダンサーの先輩からお仕事をいただき、そこからプロのダンサーの経歴が始まったよ。



ダンサーになるには

dancer_image.jpg ダンサーの世界は実力主義。
ダンサー関連の資格には民間資格があるけれど、取得すれば必ずダンサーとして働けるものではなく、ダンサーになるために必須でもない。
ただし、取得することで自分のスキルレベルを客観的に示せるし、ダンスの指導者をめざすなら役立つ。
ダンスを学校で学ぶという習得のしかたもある。大学・短大、専門学校やダンススクールなどがあるよ。ダンスの基礎やジャンルに応じた表現方法など、将来ダンサーとして活躍するために必要なことを教えてくれるんだ。ダンスはさまざまなジャンルがあるので、自分のめざすジャンルが講義内容に入っているのかをしっかり確認しておこう。
ダンサーは基本的に一つの作品ごとにあるオーデションを勝ち抜けるかどうかにかかっている。コンテストで賞をとるなども大切だ。ダンスの力量がすべててなんだね。

ヴァイオリニスト 寺沢希美さん

寺沢希美さんがヴァイオリンを始めたのは4歳のころから。
その後、ザルツブルク音楽祭のコンチェルト・ソリスト・コンクール優勝。
世界中からオーデションで選ばれて集まった若手ヴァイオリニスト数百名の中から1人選ばれて、ザルツブルク音楽祭という世界的な大舞台からヨーロッパデビューを果たしたんだ。
コンサートは大成功で、その模様は現地のTV、ラジオで特集されたんだよ。
ザルツブルクより芸術文化賞、モーツァルテウムより最優秀演奏賞受賞しているんだ。
ウィーンフィル・ヴィルトゥオーゾ、チェコフィル・ライプチヒ・ゲヴァントハウス室内管弦楽団等、世界最高レベルのオーケストラのメンバーとの共演を重ね、オランダ、イギリス、フランス、オーストリア、ブルガリアなどでコンサートやFM番組に出演しています。
メンバーからは、その才能、心に響く優しい歌心、品のある音色とチャーミングな人柄を愛され、度々再共演しているんだ。国内外のコンクールで多数受賞しているんだよ


ミュージシャンになるには

バイオリンの写真

楽器や音楽のジャンルによって、ステップはさまざま。
一般的には、ミュージシャンは学歴で判断される職業ではない。
楽譜が読めて、得意な楽器を使って音楽を演奏する高い技術があれば、仕事をもらえるチャンスはあるかもしれない。
演奏技術は独学で学ぶことも可能だけど、音楽系の専門学校などで指導を受けることもできるよ。
クラシック音楽家など、独学だけで技術を身につけることが難しい楽器やジャンルもある。
その場合はプロの音楽家の個人レッスンを受けたり、音楽大学などで知識や教養、技術、経験などを積んだりするよ。
*高校は普通科で問題ありません。

努力しないとなれないが、努力が必ず報われる世界ではない

それぞれ動画を見てもらえばわかるけど、子供のころから明確に目標を持って、ずっと努力している人ばかり。
コンテストで入賞したり、スカウトされたりはきっかけではあるけれど、そこにいたるまでの努力の量がハンパじゃないよ。
さらに現在でも同じエネルギーで努力しているよね。
でも、芸能の世界は努力の量が必ず報われる世界でもない。才能や運や人脈などが折り重なって一人のスターが生まれるんだと思う。
もしきみが芸能人、アーティスト、パフォーマーになりたいんだとしたら、まずは毎日の努力が大切になるね。がんばれ!

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2021.09.17

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