『豊田祐基子さん インタビュー ジャーナリストでも有名な記者』

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2021.08.01
通信社とは新聞社などとはちょっと違う。
新聞社は、記者が所属する会社が発行する新聞に記事を載せるよね。
通信社は、たとえば外国のニュースが必要だけど、記者の派遣費用などを負担できない新聞社に記事を提供する役割をしているんだ。
豊田祐基子さんは日本の代表的な通信社「共同通信社」で働く記者さんだ。
早稲田大学政治経済学部を卒業して共同通信社に入社。
大阪社会部を経て2001年、東京本社に着任されたよ。
日朝国交正常化交渉、憲法取材班、防衛庁、外務省、日本銀行担当記者を経て、2009年にシンガポール支局長。2015年から2018年までワシントン特派員として、オバマ、トランプ両政権の外交・安全保障政策を取材したそうだよ。
とくにオバマ元大統領が、現職のアメリカ大統領としてはじめて被爆地の広島を訪問するときに同行、取材をしたんだ。


ジャーナリストに興味が出てきたかもしれないね。ジャーナリストという職業をおさらいしておこう。

ジャーナリストとは独自の見解で情報を提供する専門家


ジャーナリストの仕事は、専門分野のさまざまな情報を取材して、報道記事として提供すること。
日本では記者とジャーナリストを同じ職業として語られるケースもあるけれど、本来、記者は主観や意見を入れずに現状をありのままに報道する職業である一方、ジャーナリストはそれに加えて、自分の専門性を活かした独自の視点の解説や批評を加えるよ。
海外でジャーナリストというと独自の視点を持って主張を交えて報道する人のことをいうんだ。

ジャーナリストの働き方 ジャーナリストには報道各社直属とフリーがいる


「ジャーナリスト」は報道各社直属の記者(企業内記者)と、フリージャーナリストの2つがある。
企業内のジャーナリストの働く時間や給与は、所属する会社によるけれど、取材や執筆などで働く時間帯は不規則になりがちだよ。
フリーランスで働いている場合は、テレビ局やインターネット放送局、出版者や新聞社などから仕事を依頼されて、取材や執筆、出演をおこなうよ。
そして仕事量に応じて原稿料や出演料が支払われる仕組み。
フリーランスの場合も、取材や締め切りの多い仕事なので、勤務時間は不規則になる。

ジャーナリストは時事的な話題を深く掘り下げていく探究心がある人に向く


時事的な話題に興味があり、それらを深く掘り下げていく探究心を持つ人、「私はこう思う」という独自の視点や意見を持っている人、それを伝えたい人に向いている。
また専門分野についてキーパーソンから深い話を聞き出す力も必要なので、コミュニケーション力が高くフットワークの軽い人が向いているみたいだよ。
もちろん文章を書くことが得意で専門分野の幅広い知識があることも必須だね。


豊田祐基子さんの本


豊田さんはいくつもの著作があるよ。紹介しておこう。ちょっと難しいかもしれないけれど挑戦してみては?
『共犯の同盟史 日米密約と自民党政権』(岩波書店)
「『密約』の半世紀と日米安保」藤原書店編『日米安保とは何か』所収(藤原書店)
『日米安保と事前協議制度 「対等性」の維持装置』(吉川弘文館)
「安全保障と通商のリンケージ 沖縄返還における「糸と縄」の取引」我部政明との共筆、宮脇昇編『国際関係の争点』所収(志學社)
『沖縄を世界軍縮の拠点に 辺野古を止める構想力』(岩波書店)豊下楢彦さん、北上田毅さんとの共著。
ジャーナリストに近い職業として「新聞記者」があるよね。それもくわしくお伝えしておこう。


新聞記者のイラスト

社会の日々のできごとを取材して、新聞記事で伝える


新聞記者は新聞社の編集局に勤め、日々のさまざまなできごとを記事にして伝える仕事。
編集局には政治、経済、社会、生活情報、文化、運動などの部門があり、地域で起こった日々のできごとから世界のニュースまで、さまざまなことを記事にするんだ。
新聞記者には、直接現場で取材し原稿を書く取材記者、一枚の写真からできごとを表現する写真記者、ニュースの価値を判断しレイアウトを決める整理記者、記事に誤りがないか確認する校えつ記者など、さまざまな担当がいる。


新聞記者はどんな働き方をするの?


取材記者は、まず各地の支局で経験を積む。
全国紙の場合、本社のほかに支局や支社があるんだ。
新人記者は支局に配属され、地域の事件や裁判、選挙などの取材から仕事を始めるよ。
数年かけて一通りの仕事を経験すると、本社や支社に転勤して専門的な部門の仕事をすることが多いようだ。
事件が起きれば昼夜に関係なく取材に行ったり、大きな記事のしめ切り直前には会社にとまりこんだりするなど、勤務時間が不規則になる仕事の代表といっていいね。体力や気力が必要だね。
しかし自分の記事が新聞にのり、読者や社内からの反響があると大きなやりがいを感じられつそうだ。


新聞記者はどんな人に向いているの?


取材をして記事をつくるときには、ただ事実を調べるだけでなく、相手の思いをよく聞き取り、社会に対してどうあるべきかという記者自身の考えも大切になるんだ。
そのため、新聞記者はまず一人の市民としての良識があり、弱者に優しく、正義感のある人が望まれるよ。
フットワークが軽く、ものおじせずにだれとでも話ができる性格が新聞記者に向いているんじゃないかな。
新聞記者は表現をする人でもあるため、自分の記事に対して社内や読者からさまざまな感想、ときには批判を受ける。
自信をなくしたり苦しんだりすることもあるよね。
記事を生み出し続ける強い好奇心と体力、ねばり強さが求められるしごとだね。


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2021.08.01

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