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室井康雄さん 起業の「アニメ私塾」 添削でアニメーターに

室井康雄さん(アニメーター)
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「どんなアニメが好き?」友達との会話でアニメが話題にならない日はないよね。
日本の文化を海外に紹介していく「クールジャパン」でもジャパニーズアニメーションは最も注目されるコンテンツだ。
そこで今回はアニメーターの室井さんに取材をさせていただいたよ。室井さんは「エヴァンゲリオン」など有名作品に参加されたあと、クリエイター養成のための通信教育事業「アニメ私塾」を起業した異色の経歴を持っているんだ。もしキミがアニメーターを目指すなら必ず見たいインタビューだよ。

室井 康雄【むろい やすお】さんの経歴
1981年福島県南会津町郡生まれ。
中央大学理工学にて中高数学教員免許取得。
卒業後スタジオジブリに入社。
以後フリーのアニメーターとしてNARUTO、電脳コイル、劇場版ドラえもん、新劇場版エヴァ破、Qで作画。銀の匙などで絵コンテ、演出を勤める。
現在、アニメーター養成のための通信教育 「アニメ私塾」を起業、代表として日本全国の塾生を相手にアニメの作り方を教えている。

今回のオトナの本音は
室井康雄さん(アニメーター)
さっそくインタビューを観てみよう!


特別企画 室井康雄さんのアニメ講座1「模写をしてみよう」


特別企画 室井康雄さんのアニメ講座2「絵を動かしてみよう」


アニメーターは自分の絵の動きで人を感動させる仕事


絵を0.1ミリ単位で動かしながら描(えが)く技術者。
アニメをつくる工程にはたくさんの人が関わるのだけれど、一般(いっぱん)にアニメーターというと、原画を描く人(原画マン)と、その原画をもとに1コマ1コマを少しずつ動かしながら動画を描く人(動画マン)をさす。
一つの作品ができるまでの流れは
(1)企画(きかく)を決め、シナリオをつくる
(2)シナリオに沿って絵コンテを描(えが)き、音や撮影の方法を指示
(3)絵コンテをもとに登場人物の動きを考え、原画をかく
(4)原画をもとに原画と原画との間をつなぐ動画をかく
(5)トレース、色づけ
(6)背景を制作
(7)撮影する
(8)編集する
(9)アフレコ(録音)やダビング
といったものになります。主に原画マンは(3)を、動画マンは(4)の作業を担当します。

アニメーターのやりがい


もちろんアニメ作品に関われること、自分の絵の動きで人をアッと言わせたり、感動させたりできることがやりがいの大きな部分。
もっと具体的に言うと、有名なアニメ作品のテロップに自分の名前が載(の)ったり、あこがれの作画監督(かんとく)の直筆が見られたり、といったアニメ好きだからこその楽しみ、やりがいもあるようだ。
また、仕事を続けていけば1日何枚も描くよね。当然画力は上がっていくので、絵を描くことが好きな人は充実感を感じるよね。

アニメーターはどんな働き方をするの?


アニメプロダクションなどで、一人前になれるよう修行する。
アニメプロダクションなどに就職したら、数年は修業の期間。先ぱいたちの作業の様子を見て、覚えていくことが多いようだよ。
一人前になると、フリーのアニメーターになる人もいて、いろいろなところから仕事を引き受けることも可能になる。
作品によっては長時間の作業になることもあり、さまざまな苦労を理解した上で、アニメが好きであることが基本条件だね。
また、デザインやデッサンの能力も求められる。さらに、自分の力で新しいものをつくり出す独創性も必要だ。

アニメ業界の将来性 世界的に市場拡大中


YouTubeやNetflixなどに代表されるように、アニメ作品が必要とされるメディアは増えているよ。
さらにクールジャパンなどの政策もあり、日本のアニメ市場は拡大している。
しかし、アニメ業界の労働環境は非常に過酷(かこく)なものがあると言われているよ。
現在は作画にデジタル技術が用いられるようになり、多少なりとも業務の効率化が図られたけれど、以前から労働環境が問題視されていたことから、「働き方改革」の動きで待遇(たいぐう)改善が求められるところだよ。まだまだだけど、アニメ業界の労働環境が改善されつつあるようだ。

またアニメの世界もコンピューター・グラフィックスによる制作が広がりつつあるんだ。
すべての作業をコンピュータ上で1人で行うことができますし、技術を身につければ、将来性、収入ともに大いに期待できるかも。
地上波放送だけでなく、BS・CS放送やインターネットなどでもアニメが使われ、アニメーターの活躍(かつやく)の場は広がっていくと考えられているよ。


室井さんのお話、どうだったかな? アニメーターについて、もっと知りたくなったキミは、ココからお仕事について詳しく知ることができるよ!
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