2015年度進研ゼミ「努力賞募金」活動報告(後編)

  • SDGs教育

2016.10.31

前編でご紹介した双葉町の小学校・中学校への支援に続き、活動の第二弾として福島県相双地域の養護学校・高等学校(計12校)へ運動用具や教材などを届けました。

今回は、支援させていただいた富岡養護学校と新地高等学校についてご紹介いたします。

〈富岡養護学校〉
富岡養護学校には、体育の授業で使用する「カラートンネル」や国語の授業で文字を学習するときに使う「基本短冊黒板」などの教材・教具を寄贈しました。
富岡養護学校は、もともと双葉郡富岡町にありましたが、福島第一原発の事故により避難を余儀なくされ、2012年4月より、いわき市内の県立聾学校平分校敷地内に建てた仮設校舎にて授業を再開しています。
今回の支援により、仮設校舎で不足しがちだった教材を届けることができ、限られた環境ながらも、子どもたちが元気に学ぶ環境づくりにつながっています。

▲仮設校舎の教室で、カラートンネルを使って楽しく体育の授業を受ける子どもたち

▲基本短冊黒板を使って、「や」の書き順を丁寧に学ぶことができます

〈新地高等学校〉
新地高等学校には、充電式のLED照明灯を寄贈しました。
新地町は震災による大津波で甚大な被害を受け、また原子力発電所の事故が発生したことで、放射性物質による健康への不安も広がり、さまざまな困難に直面しました。
子どもたちが生き生きと外で体を動かせる環境が必要とされている中、新地高等学校の周辺にはもともと街灯が少なく、校庭にも照明がなかったため、日没後に校舎の外で生徒たちが活動するのは難しく、部活の練習をしたくても活動時間が限られてしまう状況にありました。
特にサッカー部が練習を行うグラウンドには校舎の明かりが届かず、秋から冬の間はすぐ暗くなってしまっていましたが、照明灯が届いてからは、試合前など必要に応じて活動できるようになりました。
寄贈したLED照明灯は生徒会で管理されており、サッカー部だけではなく、他の部活動や学校行事の準備など、生徒たち自身で学校生活での諸活動に役立てています。そして生徒たちが生き生きと屋外で活動することで、地域を元気づけ、新地町の復興につながっていきます。


▲日が沈むと真っ暗になるグラウンド。照明を使ってサッカー部の皆さんは部活動に励んでいます

「進研ゼミ」の会員の「がんばり」によって届けられた思いが、相双地域の小学生・中学生・高校生の皆さんが学校生活や部活動に「がんばる」姿へとつながり、さらには地域の復興にもつながっています。

最終更新日:2021年03月24日