経営

株式会社ベネッセホールディングス

代表取締役社長CEO 小林 仁

ベネッセHD、「自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)フォーラム」に参画

 株式会社ベネッセホールディングス(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長 CEO:小林 仁、以下:ベネッセ)は、「自然関連財務情報開示タスクフォース」(以下TNFD)に賛同し、このたび「TNFDフォーラム」へ参画しました。
 TNFDは自然資本や生物多様性に関する企業のリスクや機会を評価し、開示するための枠組みを構築する国際的なイニシアチブで、TNFDフォーラム(https://tnfd.global/engage/tnfd-forum/)はTNFDの活動をサポートする企業・団体などの国際的なネットワークとなります。

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 ベネッセグループは、「Benesse」=「よく生きる」を企業理念とし、未来からの留学生である子どもたちをはじめとした各世代が「Benesse」を実現できるよう、生物多様性の保全を含む環境問題に積極的に取り組んできました。
 今後も、経営の重要課題として、事業活動による環境負荷の低減を進めるとともに、教育関連企業ならではの取り組みとして次世代への環境教育を推進するなど、持続可能な自然環境への貢献に取り組んでまいります。さらに、今回のTNFDフォーラムへの参加を通じて、透明性と信頼性のある情報提供に努めてまいります。

 【2024年1月31日追記】
 TNFD提言に沿った開示を進める意向のある組織として、TNFDのWebサイトで「TNFDアーリーアダプター」に登録しました。
 2024 年 1 月 16 日発表のTNFDアーリーアダプター登録企業はこちらよりご確認いただけます。

■ご参考:ベネッセグループの環境への取り組み事例

【紙使用量の削減及びエネルギー使用量の削減など】

 教育分野の事業では、株式会社ベネッセコーポレーションを中心に、紙教材以外にもデジタル技術を用いた教材をお届けする等のDX戦略を進めることにより、紙使用量を大幅に削減しているほか、エネルギー使用量の削減にも積極的な取り組みを進めています。

■デジタル教材の導入等により、紙使用量の大幅削減を継続実施、学習効果を高めつつ環境負荷の削減を実現

■自然林破壊の疑いのある会社からの用紙調達をしないなど、植林国に関する情報収集

■紙及び教具・玩具の原材料の調達基準、製造においては製品の安全基準を定め、特に環境影響のある素材の使用禁止を厳格に規定し、検査体制を整えて実行

■ダイレクトメールのビニール封筒への生物由来素材の導入開始

■サプライヤーとの協働により、効率的な配送方法の再検討や製品仕様の見直しにより環境負荷とコストを削減

■ベネッセ・ロジスティクス・センターでの太陽光発電の設置、働き方改革による借りているオフィス面積5割削減による電気使用量4割削減、また自社施設の中期修繕計画による継続的なガス・電気使用量の削減など

【調達における取り組み】

 持続可能な調達への取り組みとして、以下のような取り組みを進めています。

■紙及び教具・玩具の原材料の調達基準、製造においては製品の安全基準を定め、特に環境影響のある素材の使用禁止を厳格に規定し、検査体制を整えて実行

【子ども向け環境教育活動の推進】

教育分野の事業においては、イベント・コンクールなどを機会も活用し、子どもの発達段階に合わせた環境教育を推進し、環境問題の理解や環境配慮行動ができる人材を増やすことにも積極的に取り組んでいます。

■小学生向け「未来をつくる論文コンクール」の実施

■教材、教具のリサイクル活動「しまじろうクラブ くるくるリサイクル」の実施

■中高生向け「ベネッセSTEAMフェスタ」開催により環境問題へ挑戦する取り組みの推進

■高校生向け「環境小論文コンクール」の実施、「探究ナビ」での環境問題コンテンツ提供

■幼児・小学生むけ通信教材での環境教育教具のお届け

■全国での環境イベントや環境ワークショップ開催、環境省・自治体・NPO・協会との協働

【その他オフィスにおける取り組み】

その他、オフィスにおける取組として以下のような取り組みをしています。

■廃棄物分別の徹底

■コピー用紙の削減

■岡山本社ビル食堂での廃油リサイクル・食材ロスを活用した堆肥づくり

■東京本部ビル食堂での食材の廃棄物を東京XO豚の飼料に提供

■ご参考情報

ベネッセグループの環境方針
事業と環境のかかわり
環境教育を通した啓発活動
イニシアティブへの参加
ベネッセコーポレーション 環境活動

最終更新日:2024年01月31日