経営

株式会社ベネッセホールディングス

代表取締役社長 安達 保

障がい者のインクルーシブな社会進出を推進する国際活動「The Valuable 500」に加盟

株式会社ベネッセホールディングス(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長 安達 保)は、このたび、障がい者のインクルーシブな社会進出を推進する国際的な活動である「The Valuable 500」に賛同し、グループとして署名を行いました。

ベネッセグループは「Benesse=よく生きる」という企業理念のもと、国内教育、グローバル教育、介護・保育、生活の分野で、お客様一人ひとりの向上意欲と課題解決を、一生涯にわたって支援する企業グループです。ベネッセは、1955年の創業以来60年以上にわたり、「教育」や「介護」の分野を中心に、社会課題の解決に取り組んでまいりました。
当グループは、2018年度にはグループ全体の進む方向を示すサステナビリティビジョンを制定しました。このビジョンのもと、「The Valuable500」が提唱する「障がい者が社会的活動に参加し活躍できる社会づくり」を目指して活動を進めていきます。

■「The Valuable 500」とは

2019 年 1 月の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)にて発足しました。ビジネスリーダーが自社のビジネスをインクルーシブにする改革を推進することにより、インクルーシブな社会を実現することを目的としたグローバルなネットワークです。
「The Valuable 500」は、障害者のインクルージョンに取り組む企業 500 社の賛同を得ることをめざしています。

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■ベネッセグループのコミットメント(全文)

1.ベネッセグループ各社で障がい者が活躍できる場を創出します

ベネッセグループでは、障がいのあるなしにかかわらず、それぞれの能力・適性にあわせて能力を発揮しやりがいをもっていきいき働ける職場を整備します。
その中で、積極的に障がい者の雇用も進め、法定雇用率を高いレベルで実現し続けるとともに、ベネッセグループ全体で多様な人材を受け入れられる風土、障がい者雇用もあたりまえになっている状態を目指します。

2.障がい者雇用の範囲を拡大するとともに、障がい者以外の就労困難者の雇用も広げていきます

2016 年に福祉サービス会社である株式会社ベネッセソシアスを設立し、ベネッセスタイルケアの介護施設における洗濯業務を受託・運営し、幅広い障がい者雇用を拡大しています。さらに、東京都と連携して障がい者以外の就労困難者の雇用も目指していきます。

3.ベネッセグループの障がい者雇用の取り組みを積極的に発信していきます

これまでの障がい者雇用の取り組みについて積極的に社会に発信し、日本全体の障がい者雇用の発展に貢献したいと考えています。

  • 対応企業や特別支援学校、福祉の支援機関など年間約 1,000 人の見学、年間 100 人の実習生の受け入れ
  • 障害者職業生活相談員研修、その他セミナーでの講師・講演

4.教材における障がい者への配慮

事例①:英語検定「GTEC」での障がい者への配慮

すべての人が平等な教育が受けられる社会に貢献することを目指し、これからも障がいのある生徒たちの実情に正面から向き合い、公平な機会と公正な評価ができる試験を提供し続けていきます。

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事例②:発達障害による学びの悩みをサポート「進研ゼミ小学講座 発達障害支援サイト」

ベネッセコーポレーションが提供する通信講座「進研ゼミ」にも発達障害や発達障害と思われる特性のお子さまの保護者のかたから、学習上の困難などのお悩みに関するご相談・お問い合わせにお応えしています。

■ベネッセグループ サステナビリティビジョン

「よく生きる」を社会へ
「よく生きる」を未来へ

変わることが常態であるこれからの時代に、持続可能な豊かな世界を目指すために、あらゆる社会課題を「人」を軸に捉え直しすべての人がやりたいことを探し、挑戦できる社会をつくりたい。
私たちは、企業理念「Benesse=よく生きる」を、社員一人ひとりが実践し、人と地域へ、社会へ、そして未来へと拡げます。

【ご参考】

最終更新日:2021年10月26日