<たまひよ 赤ちゃんの名前ランキング2021>男の子「蓮」4年連続、女の子「陽葵」「紬」同数で1位!「紬」は初の1位、コロナ禍でつながりや絆を重視
ジェンダーフリーな名前として人気は1位「あおい」2位「ひなた」
株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山市、代表取締役社長:小林 仁)の妊娠・出産・育児ブランド「たまひよ」では、2005年から毎年、赤ちゃんの名前に関する調査「たまひよ 赤ちゃんの名前ランキング」を発表しています。今年も2021年1月1日~2021年9月28日に生まれた新生児21万1,039人を対象に、名前や読み、漢字などについて調査を行いました。項目別ランキングを発表いたします。
●男の子「蓮」4年連続1位、女の子「陽葵」と「紬」が同数1位。
男女共通で人気の読みは1位「あおい」
男の子は「蓮」(主な読み「れん」)が4年連続1位となりました。上位ランキングの大きな変動はなく、人気の名前の定着がうかがえます。女の子は「陽葵」(主な読み「ひまり」)と「紬」(主な読み「つむぎ」)が同数で1位となりました。「陽葵」は6年連続1位、「紬」は初の1位獲得。「紬」はコロナ禍も影響し、人と人とのつながりや絆を大切にしたいという想いなどから人気が高まったようです。
新型コロナウイルスの影響が続く中、男女ともに変化や目新しさよりも、堅実さや安心感のある名前が選ばれる傾向が強くなっているようです。
男の子3位の「蒼」、女の子5位の「葵」は、「あおい」として男女共通の読みランキングで1位となっており、ジェンダーフリーな名前として男女ともに人気の名前となっています。
【調査概要】
※調査結果の詳細はWebサイト「たまひよ」(https://st.benesse.ne.jp/ninshin/name/)に掲載。
【調査結果詳細】
1)名前ランキング
男の子「蓮」4年連続、女の子「陽葵」と「紬」が同数1位に
※Webサイト「たまひよ」(https://st.benesse.ne.jp/ninshin/name/)では上位100位までの名前を紹介しています。
男の子の傾向
上位ランキングは昨年から大きな変動はなく、人気の名前の定着がうかがえます。
「蓮」(主な読み「れん」)は、昨年に引き続き4年連続1位。2008年から14年連続でトップ3に入っています。「れん」という音の響きや、蓮 (はす)の力強く美しいイメージが人気の理由と思われます。
2位「陽翔」(主な読み「はると」)は、読みランキング(男の子)「はると」で13年連続1位。「明るく元気に育ってほしい」「どこまでも羽ばたいてほしい」などが名づけの由来として挙がりました。
3位「蒼」は、主な読み「あおい」が男女共通で人気となっています。澄んだ空や海を連想させることなどが人気の理由のようです。
「暖」(主な読み「だん」)が昨年17位から10位へ上昇、初のTOP10入りをしました。2018年207位→2019年25位→2020年17位→2021年10位と4年かけてぐんぐんと順位を上げてきました。「暖かい心を持ってほしい」という願いが込められていること、「だん」という響きのよさも人気上昇の理由のようです。
「蓮」「蒼」「樹」「湊」「碧」「律」「暖」など一文字名前がトップ10のうち7つ(昨年は5つ)を占め、一文字名前の人気が高くなっています。
女の子の傾向
「陽葵」(主な読み「ひまり」)と「紬」(主な読み「つむぎ」)が同数で1位になりました。「陽葵」は6年連続で1位を獲得。「太陽のように明るく」「向日葵のようにまっすぐと」といった願いが込められているようです。
「紬」は初の1位となりました。「人や縁をつむいでいってほしい」などの願いや、漢字の意味としての賢さや根気強さなどに魅力を感じているようです。2016年15位→2017年10位→2018年11位→2019年・2020年5位とじわじわと順位を上げ、今年1位獲得となりました。
3位「凛」(主な読み「りん」)は名前の響きのよさや、「凛とした女性になってほしい」という願いを込められる方が多いようです。
「紬」「凛」「葵」「澪」「杏」など一文字名前がトップ10のうち5つ(昨年は4つ)を占め、男の子同様一文字名前の人気が高くなっています。
5位の「葵」(主な読み「あおい」)は、男の子3位の「蒼」と同様に読みランキング(男の子・女の子)1位となっています。
2)読みランキング
ジェンダーフリーな名前では、「あおい」「ひなた」が人気
男女別は、男の子「はると」が13年連続1位。女の子「えま」が初の1位
※読み男女共通ランキングとは、男女別で10%以下の件数の名前は除外した状態で、読みを男女合算したランキングになります。
1位「あおい」、2位「ひなた」は男女共通で安定した人気を誇っています。3位「つむぎ」は女の子での人気が高まったことを受け初の3位ランクインとなりました。
※Webサイト「たまひよ」(https://st.benesse.ne.jp/ninshin/name/)では上位50位までの名前の読みを紹介しています。
男の子は「はると」が13年連続1位。2位「りく」は初のTOP3入りしました。
女の子は近年人気を上げてきた「えま」が初の1位獲得。「えま」は海外でも通じる名前、発音しやすい名前として、2016年35位→2017年32位→2018年9位→2019年4位→2020年2位と人気が上昇しています。3位「つむぎ」はここ数年でぐんぐんと順位を上げ初のTOP3入りとなりました。