教育

株式会社ベネッセホールディングス

代表取締役社長CEO 小林 仁

ベネッセ「みんなの探究ライブラリ」を大幅リニューアル 全国の中高生の探究実践レポート約1,800件をライブラリ化 新課程で注力される"探究的な学び"を活動事例の共有でサポート

 株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長:小林 仁、以下:ベネッセ)は、2022年度より本格始動する高等学校学習指導要領の「探究的な学び」の動きに伴い、自社が運営する高校生向け進路情報サイト「マナビジョン」において、全国の中高生の "探究学習"の実践レポート紹介コーナー「みんなの探究ライブラリ」(以下:ライブラリ)を大幅に増強し、2022年4月28日に国内最大級の規模となる約1,800件をライブラリ化いたしました。

【リニューアルの背景】

 2022年度より本格始動する高校の新課程において、「探究的な学び」が重視されるなかで、学習に取り組む生徒や教育現場で指導にあたる教員を応援していきたいという想いから、このたび大幅にリニューアルしました。ベネッセが2021年度に行った「高等学校の学習指導に関する調査 2021」※では、探究活動に取り組む生徒の課題として、回答者のうち8割の教員が「探究すべき課題や問いが設定できない」と回答。自分が知りたい、解決したいと思ったことを学ぶ探究活動において、「課題の設定」のプロセスに困難さを感じている教員が多いことが分かります。

「高等学校の学習指導に関する調査 2021」: ダイジェスト版p.18「探究活動における生徒の課題」の結果より 調査対象3,214名のうち探究指導を行っている1,597名が回答

 本ライブラリは、中高生の探究実践レポートを「テーマ」「調べ方」「発表形式」ごとに検索・閲覧ができ、探究の課題の設定をするうえで、全国の中高生の探究を参考にすることが可能です。

◇「みんなの探究ライブラリ」

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■本年度の高校1年生が探究的な学習で取り組むテーマ

 ベネッセが2022年3月に行った「新課程および教育活動全般に関する調査」※では、本年度の高校1年生が探究的な学習で取り組む予定のテーマとして、「身近な地域・自治体など」をはじめとして、生徒の興味を踏まえた、生徒にとって身近なテーマの選定がなされていることが推察できます。
 ※「新課程および教育活動全般に関する調査」:2022年9月にVIEW next ONLINEへ報告書を掲載予定 調査対象534名が回答

【「みんなの探究ライブラリ」の掲載内容】

 本ライブラリでは、地域問題/社会問題(SDGs)/理数/自分の興味・関心/その他の5テーマから探究テーマを検索することが可能です。「自分の興味・関心」をはじめとして、生徒の個性が溢れる様々なテーマの探究実践レポートを掲載しています。

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◇「マナビジョン」

 高校生の進路・進学実現を応援する情報サイト。大学入試に関する情報や、将来の選択肢が広がる職業・学問情報、進研模試などのベネッセのテストの成績閲覧機能といった多様なサービスを提供。日々の進路検討から、志望校合格に向けたパートナーとして、高校生の進路実現をサポートします。
「みんなの探究ライブラリ」は、登録不要・無償でどなたでも利用可能なコンテンツです。

◇「全国探究コンテスト」

 新型コロナウイルスの流行によりコンテストや大会が軒並み中止となっていた状況に対して、「中高生が自身の取り組みを少しでも披露できる場を作りたい」との想いから、弊社学校向け教材『探究ナビ』『探究ナビBasic』の採用校を対象に探究の成果発表の機会を提供。2022年3月6日には、第2回「全国探究コンテスト2021」を開催。本コンテストの応募作品等をもとに「みんなの探究ライブラリ」のレポートを掲載しています。本年度も継続して、「全国探究コンテスト2022」を開催予定。

最終更新日:2022年05月09日