経営

株式会社ベネッセホールディングス

代表取締役社長COO 小林 仁

令和3 年度製品安全対策優良企業表彰(PS アワード2021)においてベネッセコーポレーションが「経済産業大臣賞」を受賞~パーパス・イズムに基づいた製品安全活動などを評価いただきました~

 株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長:小林 仁、以下:ベネッセ)は、経済産業省の行う「令和3年度製品安全対策優良企業表彰(PSアワード2021)」の大企業小売販売事業者部門において、「経済産業大臣賞」を受賞しました。
 当アワードの表彰式が11月30日(火)に行われましたので、お知らせします。

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 PSアワードは、経済産業省が、製品安全活動に積極的に取り組んでいる事業者を公募し、審査のうえで表彰するものです。

キャプチャ.1209_002.JPG ベネッセの製品安全活動では、企業のパーパス・イズムにおいて、「お客様本位」という判断基準および「安心・安全」での行動基準を明確にかかげています。
 そして、ベネッセが、教育や生活の領域で提供する多種多様な製品の安全責任については、このパーパス・イズムに基づき、各事業部門が自立的な活動として担い、これに対して安全管理部門が事業部門を支援・牽制をするというベネッセならではの体制で活動に取り組んでいます。
 今回の表彰は、こうしたパーパス・イズムに基づいた全社的な製品安全への取組について応募し、ご評価いただいたものです。

受賞のポイント ~審査委員会コメント

※なお、対応する事例紹介は弊社で追加

キャプチャ.1209_003.JPG●パーパス・イズムに基づいた製品安全活動

経営のコミットとして「存在意義:パーパス」と「5つの判断基準/10の行動基準:ベネッセイズム」を定め、消費者のための安全を明確にしている。
これを実現すべく同社では製品安全を統括する「商品・サービス安全管理部」を組織し、各種規定の制定や各工程における安全審査の運営、事故発生時の対応判断など、全社の横串組織として各事業部門に対応する体制を構築している。また、各事業部には、事業部内における製品安全活動の推進役として「安全管理担当責任者」を置き、商品・サービス安全管理部と各事業部が適度な緊張関係の下、共同で安全を管理する「製品安全管理体制」を構築している。


●製品に関わる全事業部門における「商品安全PDS 推進」

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製品に関わる全ての事業部門において、製品安全への取組に関する目標設定・計画・実行・検証・次年度申し送りのサイクルを回す「商品安全PDS 推進」を展開している。活動内容は、共通フォームで可視化され、事業部門責任者の承認等の統制機能を有している。また、商品・サービス安全管理部が全社の状況を俯瞰しつつ、要所で事業部門の支援・牽制機能(目標設定の妥当性確認・提案、計画の進捗確認・サポート等)を担っており、進捗の経過、成果を確認し、全社に水平展開を行っている。


●安全管理部と事業部門の連携による「個別製品の安全担保」

 最大20万部レベルの製品を一斉に送付するビジネスモデルにおいて、商品・サービス安全管理部と事業部門との連携により、それぞれの活動に取り組み、個々の製品の安全を担保する活動を長年にわたって行っている。商品・サービス安全管理部においては、2009年に策定した同社独自の製品安全基準の運用と定期的な見直し、取引先の登録・評価制度の運用、検査機関登録制度の運用、工程の要所で実施する安全審査・入庫検収等を実施するとともに、事業部門においてはリスクアセスメントの実施、試作品を実際に使用してもらい課題を検証するモニター調査等を実施している。

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製品安全対策優良企業表彰(PSアワード)について

 製品安全対策優良企業表彰(PSアワード)は、製品安全に積極的に取り組んでいる製造事業者、輸入事業者、小売販売事業者、各種団体をそれぞれ企業単位で広く公募し、厳正な審査の上で、「製品安全対策優良企業」として表彰するものです。各企業が扱う製品自体の安全性を評価するのではなく、企業・団体全体の製品安全活動に関する取組について評価します。2007年(平成19年)より開始しています。

■製品安全対策優良企業表彰(経済産業省)

https://www.meti.go.jp/product_safety/ps-award/

ベネッセコーポレーションのパーパス・イズムについて

■ベネッセコーポレーションのパーパス :https://www.benesse.co.jp/ism/

ベネッセコーポレーションが事業を展開する教育・生活の領域においては、少子化の進展やデジタル技術の急速な発展などを背景に、お客様を取り巻く環境や、困りごとが大きく変わり続けています。
ベネッセグループの不変の哲学である企業理念Benesse=「よく生きる」を実践し、ブレることなくお客様に役立つ価値を創造していくには、「自分たちは何のために仕事をしているのか?」という原点に立ち返るための拠り所、言い換えれば確固たる存在意義や仕事をしていく上での判断の軸となる価値観や行動原則を、あらためて明確な「言葉」として示し、全員で確認していく必要があります。
そのために、社内で幾度も議論を重ね、2020年2月に発表したのが、ベネッセコーポレーションの「パーパス」と「イズム」です。
今回の製品安全活動については、ここに掲げた「5つの判断基準/10の行動基準:ベネッセイズム」のなかで、判断基準①「お客様本位」における行動基準4「お客様の心と体のありようを理解し、全てにおいて安心・安全を提供し続けます。」に基づく、社内の取り組みとなります。

以下、ベネッセコーポレーションの商品安全に関するご参考ページ

 ベネッセコーポレーションでは、2008年「商品安全審査センター」(現:「商品・サービス安全管理部」)を設置しました。
 安全管理部では、全社横断の権限を持ち、社内において第三者的な立場から製品の安心・安全を推進する専門部署として、パーパス・イズム、さらに商品安全ポリシーなどに基づき、お客様の安心・安全のための取り組みを、各事業部と共に推進しています。


●ベネッセコーポレーション 商品安全ポリシー

https://www.benesse.co.jp/anzen_katsudo/


● 安心・安全 5つの活動

https://www.benesse.co.jp/anzen/?anzen=corporate

最終更新日:2021年12月09日