教育

株式会社ベネッセホールディングス

代表取締役社長CEO 小林 仁

ベネッセ、小学生親子向け生成AI サービスを7/25 から無償提供

安心・安全に配慮し、ベネッセが学習向けに独自にカスタマイズした生成AIを「進研ゼミ」より提供。
夏休みの自由研究をテーマに親子で一緒に取り組みながら、小学生の思考力向上を目指す。


 株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長:小林 仁、以下:ベネッセ)の提供する「進研ゼミ小学講座」は、小学生向けに安心・安全に配慮し、ベネッセが学習向けに独自にカスタマイズした生成AIサービスを7月25日(火)より無償で提供いたします。
 現在、生成AIの登場により、利便性が向上する一方で、子どもたちの思考力が損なわれるのではないかという懸念から、教育サービスにおける活用については慎重に議論されています。ベネッセが独自に小学生親子に行った「ChatGPTの利用に関する意識調査(※)」においても、「新しい技術の活用力を養ってほしいから」「子どもが新しい興味に出あえそうだから」といった理由から、保護者の約6割はChatGPTの利用に肯定的である一方で、「ChatGPTを利用してほしくない」と考える保護者も一定数存在しており、その約半数が「自分で考えなくなりそうだから」といった思考力低下に関する懸念を持っていることが明らかになりました。
 ベネッセ「進研ゼミ」は、これからの未来を生きていく子どもたちに、安心・安全な環境の中で生成AIに早くから触れ、学びに活かしてほしいと考えています。そこで「進研ゼミ小学講座」は、小学生向けに安心・安全に配慮し、子ども自身の思考力の向上や興味関心を広げるため、夏休みの自由研究をテーマに、ベネッセが学習向けに独自にカスタマイズした生成AI「自由研究お助けAI」を開発しました。「自由研究お助けAI」では、1つの答えを提示するのではなく、様々な観点で自由研究のアイデアやテーマをみつけるためのヒントがAIキャラクターとのやり取りの中で提供されます。また、安心・安全に配慮した設計として、利用前の保護者の確認や、有識者監修の保護者・子ども双方への情報リテラシー学習の導入、目的外の利用や1日の質問回数の制限などを設けています。
 「自由研究」が夏休みの悩みの種というご家庭は多く、どのようなテーマを調べたらよいかもわからないといったご家庭でも、「自由研究お助けAI」を利用することで、子どもの興味を元に、アイデアやテーマを見つけることができます。進研ゼミ小学講座は、さまざまな教材・サービスの開発を通じ、これからも「未来をつくる」小学生と保護者の方を応援していきます。
ベネッセChatGPTに関する意識調査

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「自由研究お助けAI」サービス概要

  ■提供期間   7月25日(火)~9月11日(月) ※本サービスは予告なく終了する場合があります
  ■対象     小学生および保護者の方
  ■利用方法   進研ゼミ会員の方も、会員でない方も、お手持ちのパソコンやスマートフォン、
         タブレットで以下公式HPからご利用いただけます。
         (※保護者の方のメールアドレスを利用した承認が必要です。)
  ■公式HP    https://benesse.jp/contents/jiyukenkyuouen/

安全性への配慮

①利用する際は、保護者と一緒に活用いただく設計です

本サービスは、保護者の方のメールアドレスでの認証を行ったうえで、親子で一緒に活用いただけるように工夫しています。


②ご入力いただいた内容はAIの再学習に利用されません。

一般的な生成系AIでは、ご利用時に入力された情報がAIの学習に再利用されますが、「自由研究お助けAI」では、 Microsoft社の「Azure OpenAI Service」をベースに、入力内容を再学習に利用しない方式でご提供しています。子ども自身がご入力いただいた内容が、ほかのお子さまの質問に対する回答に使われることはありません。

jiyukenkyuWARNING.PNG③目的外の利用についてはAIが回答しない設計

「自由研究お助けAI」は自由研究のサポートを目的としたサービスです。目的外の利用や公序良俗に反する内容の質問に対しては警告メッセージを表示して質問をやめるように促します。


④質問には1日の質問回数制限をし、AIの回答には文字数制限を設けています。

子どもが好奇心のままに単純な質問を繰り返したりするのではなく、考えながら使って頂けるよう質問には1日の質問回数制限を設けています。また、AIの回答は長文にならないよう文字数制限を設け、小学生にも分かりやすい回答で考えていく事を促す回答を行う事で、答えを教えるのではなく、子ども自身の思考を促す設計にしています。
※「自由研究お助けAI」では上記のような工夫をしておりますが、現在の技術では生成系AIの回答から不適切な内容や誤情報を完全に排除することはできません。万が一不適切な内容や誤情報が提示されてしまう可能性に備えて、保護者の方と一緒にご利用いただくように提案しております。


⑤事前に生成AIの安心・安全な使い方を学べる動画を提供します

まず初めに、生成AIの上手な使い方(情報リテラシー)について学んだのち、自由研究のテーマについてAIに質問します。また、最初に自由研究に関して、子どもの興味を聞き出す定型質問から始まるため、子どもが他の話題ではなく、自由研究についてのやりとりに集中できるよう促します。AIとのやりとりを通じて、子ども自身の興味関心に気づき、具体的な自由研究の進め方をイメージできるようになります。

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推奨する活用方法

活用ポイントは「テーマ決め」「観点・進め方アドバイス」の2つ。子どもが自分で考え自由研究を進めるため準備をサポートします。

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「自由研究お助けAI」の上手な活用について

NPO法人 奈良地域の学び推進機構 理事 石川千明

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 「自由研究」が夏休みの悩みの種というご家庭は多いでしょう。興味はあるけれど、それをどのように自由研究に活かせばいいかわからず、どのようなポイントで調べたらよいのかもわからない、このような経験をされた方も多いと思います。「自由研究お助けAI」を利用すると、自分では考えつかなかった自由研究のアイデアやテーマを見つけることができます。最初は親子で使ってみて、調べ方のコツをつかんでみてください。相談の仕方に慣れてきたら子どもの探求心をそっと見守ってあげてください。この夏休みはお子様の興味や好きなことについて一緒に考え、より良いヒントを得られる「自由研究お助けAI」を味方にして、楽しい学びの夏休みをすごしましょう。

広島工業大学 情報学部情報コミュニケーション学科 教授 安藤明伸

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 AIは人間の友達や先生とはまた違ったパートナーになるかもしれません。自分のアイデアを広げたり、意味のある回答を引き出したりするために、自分の頭の中で「何を言語化したいのか」、「どう聞けば自分が求めるものが得られるのか」を考える過程を繰り返すことにより、自分自身をメタ認知することにもなります。曖昧な質問には曖昧な回答しか返ってきませんので、Web検索なども合わせてもう少し知識を得て再度質問する、という繰り返しも学びにつながります。それはまさに、「新たな対話」と言えるでしょう。「自由研究お助けAI」の利用を通じて、今までに経験できなかったワクワクを感じ、良さも課題も踏まえて、新たなリテラシーを獲得していってほしいと思います。

参考情報

■進研ゼミの「夏休みの自由研究応援キャンペーン」
・日程 7/12(水)~8/31(木)
・内容 応募いただいた方全員に、夏休みの自由研究に役立つ、「自由研究パーフェクトブック」をプレゼント
・HP  https://enquete.benesse.ne.jp/forms/o/we9f89dd8f/form.php

■小学生向け自由研究コンクール 「第20回 夏のチャレンジ 全国小学生 未来を作るコンクール」
・期間 2023年7月1日~2023年9月9日
・HP  https://sgaku.benesse.ne.jp/sho/all/others/concour/

最終更新日:2023年07月13日