BBM障がい者雇用 TAMATEBAKO ~障がい者雇用の未来をそだてるために~
BOX4「もにす認定制度」認定を受けて
文責 櫻田満志
2021年12月、ベネッセビジネスメイト(以下BBM)は、厚労省による「障害者雇用に関する優良な中小事業主に対する認定制度(もにす認定制度)」で優良な事業主として認定されました。
この認定を受けることは、BBMの障がい者雇用への取り組みが国に認められた証であり、とても誇らしく思っています。
また、この「もにす認定」を受けるためのプロセスは、これまでの私たちの活動の振り返りとともに今後につながる重要なきっかけになりました。エントリーまでのプロセス、その中で気づいたこと、考えさせられたことをいくつかご紹介したいと思います。
これからこの認定を取られる企業の方の参考にもしていただければ幸いです。
「障害者雇用に関する優良な中小事業主に対する認定制度(もにす認定制度)」(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/monisu_00002.html
■評価項目は多岐にわたり、求められるレベルも高い
障がい者雇用における認定制度はこれまでもいくつかありましたが、2020年度に始まったこの「もにす認定制度」では、クリアすべき評価項目が多岐にわたっており、また求められるレベルも高いものになっています。
それぞれの評価項目について自己評価を行い、そのトータルスコアで認定基準をクリアすること(20点以上/50点満点)が申請の条件になっており、さらにその根拠となる資料を準備することが必要です。また、特例子会社については一般よりも高い基準点(35点以上)が設定されています。
制度の内容について、厚労省のチラシを掲載していますので、ご参照ください。
評価項目は、障害者雇用に関する「Ⅰ 取組(アウトプット)」「Ⅱ 成果(アウトカム)」「Ⅲ 情報開示(ディスクロージャー)」の3つの大項目に分かれており、それぞれに小項目、評価基準・得点、評価方法、評価要素が示してあります。
ホームページにはそれぞれの評価のための該当基準のイメージ・事例なども細かく掲載されています。
この項目や内容を見た時に厚労省の方々の本気度を感じました。この制度を作るために相当な労力と時間がかけられ、現場にも何度も足を運ばれたのではないかと推察します。
評価項目や評価要素、該当基準が細かく具体的に示され、事例も記載されています。何を求められているかがわかりやすくなっているので、申請する側としてはそれに対して自社の活動をしっかり総括・評価しなければなりません。それに加え、その根拠となる資料を準備することになります。
■エントリーの準備は社内プロジェクトで推進
エントリーするにあたり、評価項目が経営から人事・総務スタッフ業務、各部門での活動まで多岐にわたることもあり、社内のプロジェクトで対応することにしました。人事総務部長を中心に人事・定着推進課、経理課+顧問という体制で申請準備を進めました。
まずは、申請マニュアルの評価項目と評価基準を読み込み、どんなことが求められているかを把握することからスタートしました。その上で、以下のような手順で進めていきました。
①各小項目の評価要素を見ながらできていることとできていないことを判断する。
ここで自社の強み、弱みがある程度見えてきます。できていることの中から得点になる評価要素を選択し、プロジェクトでしっかり評価します。
②それぞれの評価要素についてクリアできていることを確認し、それを証明する資料を準備する。
それぞれの要素についてこれまでの活用を総括し、クリアできていることを確認します。
資料については、事業計画書、決算報告書、企画書、職場満足度調査結果、資格証など多岐にわたりますので、それぞれの関連部署で確保し、プロジェクトで取りまとめました。準備した資料は以下のようなものになります。※準備資料タイトルを参照
■書面審査から事業所実地確認へ
申請書類および資料を完成させてエントリーした後、書面審査を経て事業所実地確認が行われました。
実地確認の前に、提出書類に対する確認項目や質問事項が届きました。細かく、しっかり確認されており、提出した書類のミスの指摘もいただきました。それらの確認項目に対してもしっかり回答できるよう追加の資料の準備を行い、実地確認を受ける形になりました。
コロナの感染拡大があり、実地確認まで少し間があきましたが、東京労働局とハローワークの方に実際に来ていただき、確認項目についての説明、現場の視察をしていただきました。これで審査は完了です。
そして、無事認定を受けることができました。得点も自己評価通りであり、自分たちの活動について書類と現場をしっかり見ていただいての評価になので、とても納得いくものになったと思います。
■見えてきたベネッセビジネスメイトの強み、弱み
今回の「もにす認定」でこれまでのBBMの活動の状況把握ができました。自分たちの強みは何か、まだできていないこと、弱いところなど課題も見えてきました。今後の取り組みに生かし、さらなる進化を目指していきたいと考えています。
■「もにす認定」からさらなる進化へ
今回の「もにす認定」のエントリー~審査のプロセスにおいて、今できている項目、不十分な項目の洗い出しが出来ました。
また、企画書はあっても総括資料や成果を証明する資料が見つからず、改めて資料を作成したこと、実行していてもやりっぱなしで、しっかり検証ができていないことなども発見しました。一つひとつの企画を見直していく過程で、元々「何がやりたかったのか」という目的に対して「今どこまでできているのか」を改めて振り返ることができたと感じます。
そして、今回作成した資料は今後の活動につながる貴重なデータになるので、しっかり積み上げていきながら、さらなる進化をめざしていきたいと考えています。
厚労省による「もにす認定制度」で優良な事業主として認定受ける | 株式会社ベネッセビジネスメイト (benesse.ne.jp)

