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難関国立・早慶 合格の流儀

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尾形講師

追い込みの時期だからこそ・・・


受験生の「長文読解、なんかスランプっす」

という悩みをこの時期はよく耳にします。


「大体意味は分かってんだけど、設問をボロボロ間違ってしまう」という。

センターの過去問を解いているときなんかには起こりやすい現象です。



この時期は、

・他教科に勉強時間がとられ、英語の勉強時間が減少

・「速く読もう」という意識ばかりが先立ってしまう

こんなことから、以前であればできていたであろうことすら

できなくなるという人が出てきます。


こういったことって成長の過程では致し方ない部分もありますが、

あまりこういうスランプが長続きするのもマズいですよね。

立ち止まって「この時期だからこそ丁寧に読解しよう」

という意識で読むことをおすすめします。



以前にも書いたことがあるのですが、

これから述べることは、

高3生の皆さんにとってかなり重要だと思いますので、

繰り返しになるのを承知で書いてみたいと思います。



スランプに陥っている生徒さんを見ていて

「ここが甘い、もっと正確なイメージをつかめ」

と僕が思うポイントは6点あります。


1.時制

2.態

3.助動詞

4.単数、複数

5.比較

6.前置詞



1.時制

現在形で書いてあるのに、

なぜか過去の話だと誤解して読み進めている人が結構います

(訳させるとすぐにわかる)。

「過去はこうだったけれど現在は...」という

「現在・過去」の対比がメインテーマになっている英文は多いのですが、

時制の理解が甘いと、そこの部分を完全に取り違えたり、

また途中で読み違いに気づいてたものの、

かなりの時間のロスをしてしまった、なんてことになります。

「現在の話? 過去の話? ここで完了形が使われている意図は?」

と常に時制を意識すること。



2.態

I was told that...なんつー文が出てくると

なぜか「私は言った」と能動態で解釈する人がいます

(もちろん正しくは「私はthat以下を言われた/聞かされた」となります)。

これも取り違えるとエライことになりますね。



3.助動詞

He is alive.とHe may be alive.という二つの文。

述べてることはだいぶ違いますね。

助動詞は話し手の推量を表すわけですから、

助動詞が使われている場合、述べられていることが事実かどうか

(ここでは彼が生きているのかどうか)は不明なわけです。

助動詞の存在を無視して読んでいった結果、

「どこまでが事実でどこまでが筆者の推測なのか」がわからなくなる人、

結構いますよ。



4.単数・複数・冠詞

a manとmen。この二つの単語を見たときに、

それぞれ異なる絵が頭に思い浮かばねばなりませんよね。

またa manとthe manでも意味が違います。

theがつくと、特定された「その男」。

「指示語に注意する」ということは皆さん知っているでしょうが、

theも一種の指示語です。

「『その男』ってどんな男?」と意識しなければならないのです。

a man, the man, men。

ここらへんを暴力的に「なんか『男』的な意味?」

とひとくくりにして読んでいないですか??



5.比較

今挙げている6点の中で一番問題として根が深いのはココかもしれません。

かなり英語ができる生徒さんを相手に授業をしていても

moreを「なんか『多い』的な?」

lessを「なんか『少ない』的な?」

と乱暴に解釈しながら読み進めている人がヒジョーに多い。

moreは「より多い」、lessは「より少ない」

(形容詞として使われている場合)。

いずれにせよ大事なのは常に「何かと比較されている」ということです。

比較級が使われている場合、

thanがなくとも常に「比較の対象(何と比べられているか)」

を意識しなくちゃいけない。

その意識がないと、長文を読み解く重要なキーになる

「対比、対立」を見抜くことができなくなってしまいます。



6.前置詞

a lamp on the tableとa lamp over the table、

正確な絵が思い浮かびますか? 

前者はテーブルの上にのっている状態、

後者はランプが天井からぶらさがってる状態ですね。

空間的な位置を正確に把握する力は

センターのビジュアル問題などで特に必要とされます。

前置詞を「あってもなくてもいい記号」のように考えている人は

絶対に誤読が起こります。

空間関係、時間関係を決める、大事な大事な品詞が前置詞なのです。


さて、以上の6点、

「おろそかにしてたな」という人も多いのではないでしょうか?

「長文の内容一致問題が苦手」という生徒さんは、

だいたいこの6点を「読み飛ばして」います。

受験生の皆さんは、センター演習や過去問演習で忙しい時期ですが、

演習を行う際に是非この6点に留意してください。



「留意って言われたって、どうしたらいいかワカンネーよ」

という人は、答え合わせの際に本文を読み返しながら、

この6つのポイントをしらみつぶしにチェックして、

きちんと読めていたかどうかを確認しましょう。



こういった作業によって「スピーディに、正確に」

英文のイメージをつかむ態度が培われていくはずです。



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2019年11月27日 | 英語