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秋元講師

合格判定の意味


勉強の秋、なんていったりしますが、

受験生にとってむしろこの時期は意外に

「精神の危機」に陥りがちだったりします。



センター試験まで100日切ってカウントダウンが始まるし、

周りから推薦合格者が現れ出して

「一緒にがんばろうね!」って言い合っていた

あの子やその子がいなくなってるし、

模試の合格判定が次から次へと送られてきて

「E」が現実味を帯びてくるし、

今からでもなんとかなるような

今からじゃどうにもならないような「生殺し」の感覚に苛まれて、

日照時間の減少とともに

自分の生命力も減退の一途を辿っている人は

少なからずいるのではないでしょうか。

僕もそうでした。



先日、コメント欄に「合格判定の活用法」

についての質問が寄せられました。

今回は「『E』判定をどう受け止めるか問題」

について答えてみたいと思います。



最初に認識すべきは、判定は「絶対正しい」ということです。

「E」判定なら、それはまさしく合格可能性は20%未満であり、

まず受からない、ということです。

ただし、です。

ここが重要なところですが、

あくまでも判定が効力をもつのは、

その日その時受けた、その試験に限るということです。

模試を受けた時と同じ学力・精神状態で本番に臨み、

模試と同レベルの難易度の問題が本番でも出たならば、

ほぼ落ちることは間違いない、ということです。

だから、「E」判定を突きつけられてあきらめるも良し、

あらためて軌道修正して本番のその日まで

学力・精神状態を磨き抜いて、

自分が得意な分野が入試に出題されることに賭けるのも良し。



ですから「『E』判定の活用法は?」という問の答えは、

「あなた次第」ということなのです。

別に煙に巻いたわけではありません。

悪戯に希望を持たせたいわけでもありません。



参考までに僕の経験を紹介します。

僕は1浪の9月までは何も勉強していなくて偏差値50以下でした。

ですが2浪の夏前には偏差値70以上を取ることができました。

それがなんと12月に受けた最後の模試が

全て偏差値が50を切ってしまい、

志望校オール「E」判定を喰らってしまったのです。

振り出しに戻る、です。

暗澹たる気持ちでいたら、

予備校の職員さんに呼び止められ、

思いっきりの笑顔で

「秋元! 成績見たよ!これで3浪決定だな!

安心していいよ。来年の席、確保しといてあげるから。

秋元はVIP待遇だよ!感謝しろよw」

と言われたのです。

あのときの嬉しそうな顔は忘れられません。

冗談なのか本気で言ったのか。

冗談だったとしても、

あるいは本当に親切心から出た言葉だとしたらなおさら、

僕はものすごくショックを受けました。

女性の職員さんで、1浪のときからお世話になっていて、

プライベートな相談もしたこともあり、

ひそかに実のお姉さんのようだと思っていただけに、

「お前は絶対に合格しない」と皆の前で宣告されたことは、

全ての寄る辺を失ったに等しい気がしました。



僕はその時、なんて答えたのか。

たぶん薄ら笑いでもして、その場を立ち去ったと思います。

その後、もう一度、模試の問題を解き直して、

「やはり俺は早稲田に受かるのだ」という思いを固めた上で、

その模試を雑巾のように絞りあげて、

また予備校の受け付けに戻って、そこのゴミ箱に捨てて帰りました。

ヤケを起こしたのではありません。

そうではなくて、誰がどうとかではない、

早稲田に受かることを俺が俺に認めるのだ、

という決意を確たるものにしたから、その模試を捨てたのです。



最後の模試が「E」判定でも僕はそれから2ヵ月後、

第一志望に合格しました。

あの当時、僕のことを信じてくれる人は誰もいませんでした。

「判定」は絶対です。

でもその判定をそのまま受け入れるか、

捻じ伏せるかは「自分」次第だと言ったのは、こうした経験からです。

参考になれば幸いです。




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2019年11月 5日 | やる気アップ!