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秋元講師

春うらら


今、僕は春休み中です。

今日は急に暖かくなって4月下旬の陽気とのことです。

今年も卒業生からの合格報告が届く季節になりました。

手紙も何人からかいただいき、すぐに引き出しにしまいこむ気にはなれず

机の上に並べて眺めたりしています。


というわけで、今僕はすっかり緩みきった気分に浸っていまして、

受験生に向けてストイックなメッセージを書き連ねる

テンションではなくなってしまいました。



これから受験を迎える高校生は、

まだ自分の力で志望校の入試問題が解ける算段がつかなくて

漠然とした不安に覆われているかもしれませんね。

僕もそうでした。


これから春が始まるのに

暗いトンネルに入っていく気がして、

「勉強」をしなければならないのに、

何からしていいか分からず、何をする気も起きず、

自分が大学生になっているイメージが少しも湧かず、

ただただ陰鬱な時間の流れに巻き込まれていって、

僕はサナギになってしまったのです。

今から振り返ると、「大学受験」を過剰に怖がっていたのですね。



タイムマシンに乗って当時の僕に会ったら、僕は何と声をかけるでしょうか。

春ボケしている僕は弛緩した顔で

「当たり前のことを当たり前にすればいいんだよ」

愚にもつかないことを言うでしょう。

「当たり前ってなんだよ?」と訊いてくるだろうから、

「当たり前は当たり前だよ。

憶えるべきことは憶える。分からないことは調べる。

調べてもわからなかったら周りに聞く。

わかったらまた憶える。類題を解く。その繰り返しだよ」

「でも憶えられないんだよ」

「憶えられないんだったら、憶えるまで繰り返す。それだけだよ」

「でも何が分からないかが分からないんだよ」

「分からない問題こそが分からないトコロなんだよ。

解けなかった問題、解答解説を見ても分からない問題、

これからも解ける気がしない問題、

その問題が自分にとって『分からない』部分なんだよ。

それをただ先生に聞きにいけばいい」

「やだよ。はずかしいよ。ばかにされるよ。面倒くさいよ」

「それだよ。それが問題なんだよ。

『当たり前』のことをするっていうのは、

自分で手に負えないことはちゃんと誰かに相談するってこと

それが「当たり前」の第一歩。

『国語』でよければ、おれが何だって教えてやるよ。

おれが分からない問題があったら、

おれが周りに聞いて回って教えてあげるよ。

それでも分からなかったら、それは悪問だ。

しょうがない」

「何だって教えてくれるの?」

「おう。何だって教えてやる。

だからまずはページを開きな。さっそく問題を解いてみなよ」



春うららのせいで、白昼夢を見てしまいました。

もちろんタイムマシンは存在しないし、

現実の僕はサナギになってしまい誰にも訊けないまま、

19歳の9月まで無為に時を過ごすことになりました。

僕が繭から出てくるきっかけを作ってくれたのは

未来から来た僕ではなく、ある中学生の男の子でした。

この話はまた別の機会にでも。



今回はどうにも春休みモードになってしまいました。

「予告」を期待していた受験生のみなさん、ごめんなさい。

次回からは具体的に質問・相談にこたえていくつもりです。

それでは、2018年度もよろしくお願い申し上げます。



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2018年3月 3日 | やる気アップ!