【Benesseマナビジョン・お茶の水ゼミナール】
難関国立・早慶 合格の流儀

トップ> 難関国立・早慶 合格の流儀> 大学入学共通テスト(仮)について

秋元講師

大学入学共通テスト(仮)について


こんにちは。

前回言い忘れたのですが、

実は今年でこの「合格の流儀」が始まって10年目に突入していました。


連載開始当時の受験生がもうアラサーになっているということですね。

ちなみに連載回数を数えてみたら今回で89本。

10年で89本。

いかに連載が不定期だったかということで恥ずかしいかぎりです。

今年度中には100本目を目指してブログの更新を続けていくつもりです。



さて、先日「大学入学共通テスト(仮)」の発表がありました。

大きな変更点としては従来のマーク式に「記述式問題」が加わったことです。

その「モデル問題例」が公表されました。

記述式というだけでも腰が引ける受験生がいるでしょうが、

問題の見た目も「地図」があったり、

イラスト入りの横書きの「資料文」があったり、

「会話文」が並んでいたりしていて、

今までの見慣れた「現代文」とはまるで違うので

愕然とした人も多いのではないでしょうか。

第一印象こそトリッキーなものに感じるかもしれませんが、狙いは明確です。

ズバリ、この新テストの本質は


「複数の文章を読み解く力」にあります。


「記述式」という新形式が注目されていますが、

こと細かな条件(つまりは誘導)が付けられており、

それほど恐れることはないと思います。

それよりも複数の文の「共通項」や「相違点」を

抽出する能力が要求されていることが

従来のセンター試験になかったところなのです。

センター試験の現代文(評論文)は、長文を読み通して

筆者の「主張」(テーマとその定義付け)を掴み出す作業が求められました。

それに対して大学入学共通テスト(仮)は

見た目の異なる資料をマッチングして読み解く能力が必要となっています。

端的にいうと、

「長文に通底する一つの主張を掴む」のがセンター型

「複数の短文から共通項と相違点を整理する」のが共通テスト

ということです。

新しいスキルが必要となるという意味では新テストにふさわしいといえますが、

「記述式問題」という括りよりは、

従来の「評論文」「小説文」に加え「第3の現代文」が現れた

と言った方がいいかもしれません。



今、「第3の現代文」と言いましたが、

今までのセンター試験が培ってきた「評論文」「小説文」も

是非とも存続してほしいと願います。

かつて「現代文」という曖昧模糊とした科目に道筋をつけてきたのが

「共通一次」「センター試験」の功績だと僕は信じています。

40年ほどに渡るこれまでの「現代文」が

受験生に何の力ももたらさない形骸化した

知識偏重の試験だったとは僕には決して思えません。

むしろ第3の現代文が加わることで、

より知力が鍛えられた学生が増え、

日本の未来は明るくなって

世界も羨むような国になってみんな幸せになるといいなと思っています。

どんどん「いい試験」が広がっていきますように。



KEY:[秋元・入試・受験・大学・国語・難関・国立・早慶・現代文・古文・漢文・センター試験・大学入学共通テスト



秋元先生へのリクエスト・メッセージはこちら



☆お茶の水ゼミナールで国立・早慶GMARCH入試対策☆




2017年5月19日 | 入試傾向・分析