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尾形講師

早稲田大学商学部の英語(2)


さて、次の問題を解いてみましょう。


今年の早稲田大学商学部の問題。


文脈は「うまい文章を書きたいと思うなら、

誰よりもうまく書こうと思わねばならない。

作品の最も細かい部分においてですら、

しつこすぎるくらいのプライドをもたねばならない」

というものです。


And you must be willing to defend what you've written against editors, agents and publishers, whose sights may be different from yours, whose standards not as high.


設問:下線部を、省略されている語句を補って省略のない形にして書け。


和訳は「そしてあなたは自分が書いたものを編集者、

出版エージェント(代理人)、出版社に対し、自ら進んで擁護せねばならない。

彼らの見解はあなたと異なるかもしれず、                」となりますね。


下線部の最初の3語を見たときに

「あれ、なんか変」と「欠落感」を感じましたか?


動詞がないですね。


「え、そんなことなんでわかるの?」と思った人はまだ修行が足りません。


wh-系の単語(ここではwhose)は必ず「節」を作ります。

wh-は、関係詞、疑問詞、接続詞など品詞として様々な機能をもちますが、

この「節を作る」という性質は変わりません。

本問ではwhose standardsというSに対して、述語動詞が見当たりませんね。

動詞が省略されているわけです。


動詞の省略というとちょっと難しそうですが、

例えばこういうことです。

満員電車など、込み合った状況での身の処し方について

述べている文章の一節で、


We studiously ignore them, and they us. (theyは自分の周囲にいる人)


解釈すると

「我々はじっと我慢して彼らを無視する。そして彼らは私たちを」。

この段階でわかりますね。

theyとusの間に "studiously ignore"が隠れています。

 
この「動詞の省略」に関しては

日ごろから正確にワンセンテンスを解釈している人にとっては

特に苦労することもなく理解できると思います。

日本語でもこれ起こりますもんね。

「お前ソース焼きそば注文するの? じゃ、 俺、もんじゃ」。

動詞が繰り返される場合は、省略が起こることがあるのです。


問題に戻りましょう。

動詞が欠けているということは先に書いたとおりですが、

テキトーにareなどを補わないように。

下線部は意味的にも直前のwhose sightsと対応していますので、

直前を参照して動詞を復活させると、


whose standards may not be as high


オッケー!! 完成!!!


ではないのですねー。


実はあとひとつ省略があるのです。

実はそっちのほうが重要なのですが、続きはまた次回。




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2015年6月22日 | 英語