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難関国立・早慶 合格の流儀

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中村講師

過去問と自立

毎年のことですが、

年の瀬は、現役生にとっては、入試が急にリアルに感じられる時期です。

なにせ、推薦入試合格者が次々と緊張から解放されていくのを

目の当たりにしながら、

自分の実力を直視しつつ(←これがツライ)、

日程まで考慮して、

志望校を決定しなければなりませんからね。

お茶ゼミ生も例年通り、表面的には元気よくにぎやかですが、

裏では各自それぞれの仕方で切迫しつつあるのではないかと思います。


そんな中、皆さん受験生が避けて通れないもの、それが

過去問

ってやつです。

これからはインプットではなく、アウトプットの時ですから

(地歴だけは別ですよ。

特に現役生は試験が始まる直前までインプットをあきらめてはなりません)

最上のアウトプットを得るための過去問演習は絶対重要です。

それは小論文でもまったく同じで、

私たち講師もお茶ゼミ生が取り組んだ過去問の答案を

たくさん読むことになります。

その際、皆さんに最も大切にしてほしいのは

自分の論文答案であり、それに対する添削・批評である

ことは言うまでもありませんが、

それだけだと芸がなさすぎるので、もう一つアドバイスしておくと、

赤本のみならず、各予備校が出している解答例を比較して読んでみる

のがよいと思います。


たとえば、慶應法学部・経済学部なら、赤本だけでなく、青本もありますし、

この1,2年の問題なら、他の解答例もウェブサイトで公開されていますから

自分で探してみて読んでみればいいでしょう。

もちろん、真似したり、鵜呑みにする必要はありません。

自分の答案と比較しながら、

自分で理解できるものを参考にし、

理解できないものは読み流せばよいわけです。

そうすることで、自分の中で、解答構成のオプションを増やすこともできます。

場合によっては、理解できなかった解答例を

「私ならこう書く」、と「添削」できれば文句なしです。


これは、小論文以外にも記述・論述の多い学部、

たとえば慶應文学部英語とか、早稲田法学部国語などの

過去問演習でも実行可能です。

自分で書いたものを先生に見てもらうことは大切ですが、

それに頼り切るのではなく(先生方も忙しいのです)、

自分で調べてよりよい解答を模索する姿勢も大切です。

・・・そういえば、東大入試と言えば、その大部分が記述・論述問題ですが、

お茶ゼミ内での会議で或る先生が、

「過去問演習で、いつまでも先生を頼りにしているような人はまずダメで

諸解答例を自分で添削するような人は東大に合格できる」

と仰っていたのを聞いて「なるほどなあ」と思った記憶があります。

実力ある人ならそうした「自立(自律)」が自然にできているはずだし、

そうした「自立(自律)心」こそが、実力を高めるエンジンになる

ということなのでしょう。

早慶入試ではそこまでなくてもいいのでしょうが、

そういうスピリットはいくらかでも共有したいものです。


なお、お茶ゼミでは

http://www.ochazemi.co.jp/university/2010nk.html

http://www.ochazemi.co.jp/university/2009nk.html

で、早慶東大の過去2年の入試分析を提供しています。

一部を除いて解答例こそありませんが

合否の分け目になるような問題について

ポイント解説をしてありますので、

上記の過去問演習で併用されると多分に効果的かと思われます。


みなさんの過去問演習が、どうか本番に実を結ぶことを祈りつつ、

今年の締めといたしましょう。



KEY:[中村・論文・小論文・入試・受験・大学・過去問〕

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2010年12月27日 | 小論文